「共謀罪」反対です！

私のブログでブックマーク登録している「切られお富！」で気になる話題を提供していたので、少々。このブログでは普段は避けている政治的な話ですが、ブログをしている私たちにも無関係ではない話です。

記事は下記の朝日新聞記事へのリンクをみていただきたいのですが、「共謀罪」というものを国が作ろうとしています。すごく簡単にまとめます。法治国家の日本で「罪」というのは「行為」があって初めて犯罪と認定されるものです。ところが、今度の法案は法律で刑罰の対象となる行為を実際にしなくても、相談しただけで、話をしただけで「罪」とされてしまいます。

何かに似ていると思いませんか？　そう、戦前の治安維持法です。思ったことを口にする、冗談を言う、メールやブログでこうした話題を書く、すべてが「罪」とみなされかねないのです。密告と盗聴が日常化する、まさに治安国家の到来が危惧されるのです。

思想、信条、言論の自由が危機にさらされているのですが、どうにも社会的反応が鈍い。知らないのか、自分は関係ないと思っているのか、よくわかりません。ただはっきりしているは、この国の為政者はこの法案をとにかく通したいと思っているらしいことです。三回目の提出ですよ、今回で。

恐ろしいのは、今回の選挙で自民党が圧勝したことです。これで、無理にでも通そうと思えば通る状況になりました。朝日新聞の紙面のほうには民主党議員のコメントが別にあって、これまで委員会で反対の活動をしていた議員が軒並み落選してしまった状況が描かれていました。小泉チルドレンはこの法案のことを知っているのでしょうか？　閣議決定したら逆らわない「いい子」たちのことですから、勉強の有無は無関係でしたっけ。

郵政法案だけで自民党を勝たせてしまったツケが回ってこなければよいと願います。私は治安国家で生きるのは嫌です。治安国家になったらこんなことさえ書けなくなる危険性が大ですから。いまのうちに書いて、きちんと反対の意思表示をしておきたいと思います。

共謀罪絶対反対！

「共謀罪」創設を閣議決定　３回目の提出へ (朝日新聞) - goo ニュース
「思想を処罰？日弁連は共謀罪に反対します！」（日弁連）