ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

君や僕にちょっと似ている

2012-08-15 | 暮 Life
白い陶器の様な
大きな大きな女の子は


少し不敵な笑みを浮かべている。


この間遊んだ小悪魔五才の'めばえ'みたいだ。


笑ったり


怒ったり


クルクルと表情は変わる。


泣き出す素直さがあるかと思えば


冷ややかな毒を容赦なく刺す鋭さは


女の子特有のもの。


自分もかつて持っていたものと


今も残ってしまったものと(笑)


久しぶりの大きな「奈良美智展」に友人と横浜へ。


そこに描かれた沢山の女の子は


どこかにいる、かつての私であり今の私か。


あの悪い目。


可愛いめばえにそっくり(笑)


五才でも気持ちは立派に女だもの。


夜は友人お勧めのイタリアンへ

「TRATTORIA FRANCO」

小さな店内だが予約で満席。


黒板にギッシリ書かれたメニューは


前菜、メイン、パスタをそれぞれ魚貝、肉、野菜とバリエーション豊富にわけてあり


値段もリーズナブル。


特に煮込みが大変美味でお肉がとろけた。


時期によるようだが、「ウサギの姿煮」があり、

その姿は耳だけがない、まさにザ・ウサギ。


美味そうだと思ってしまうのは、'五才の冷酷さ'太古の記憶か(笑)


美味しい食事と、心優しき友人達に


これから踏み出す未来に背中を押されて


'五才の素直さ'も忘れずと最後の夏休み。