~南知多キャリア・ビレッジ通信~

愛知県知多半島の南端、南知多町。若者の就労支援と南知多の活性化をコラボしていきます。合宿型若者自立プログラムやってます!

お金の軽重って、ありますよね

2009-12-25 00:41:10 | 若者自立塾
今日、ある寮生から来月の寮費を現金で渡されました。

その寮生は、11月からキャリア・ビレッジ近くの農業法人で
フルタイムで働き始めました。

1か月が過ぎ、給料日がやってきました。
彼は過去に10年継続して一つの会社に勤めていた経歴の持ち主で、
本人にしてみると、やはりその頃の給料と農業で貰う給料では
どうしても金額に結構な差があるようで、微妙な表情ではありましたが、
それでも久しぶり(約3年ぶり)の給料。うれしくないはずはありません。

その給料の中から、来月の寮費を払ってくれました。
それも現金で。

「重い」

本当に重く感じたのと同時に、
ぐっと来てしまいました。
寮費は当然、必要です。

しかし、彼が一生懸命稼いだお金。

親からいただくときも当然重いです。
これでなんとか働けるように、という保護者の思いが
そこに託されているわけですから、その責任とともに
受け取るわけです。

今回、彼自身が負担した寮費には、
「頑張ったよ、俺」という思いが乗っかっているのです。

気をつけをして、深々と礼をし、ありがたく頂戴しました。

もうすぐ自立塾最後のサイクルが始まります。

駆け込み需要、でしょうか。
冬のキャリア・ビレッジはいつも塾生が3名程度しか
来てくれなかったのですが、今回は、どうやら6名に
なる見込みです。

残り3か月、若者自立塾事業を全うし、4月からは
独自の合宿訓練を実施していきます。
移転候補物件も見つかり、何とかなりそうです。

では。

ニート君の面接突破術知りたいですか?

2009-12-12 21:06:38 | 若者自立塾
さて、今日は「最後の自立塾生」入塾説明会でした。
キャリア・ビレッジに3名の方が参加されました。
明日は飛騨高山限定入塾説明会。7名の予定です。
どんなものでも駆け込み需要というものがあるものですね。
年内20日、23日で説明会自体も最終です。

昨日(12月11日)は岐阜市で
「企業の成長をかけた人財化戦略」というテーマで
シンポジウムのパネラーとして、企業の社長2名と
壇上で若者を語る機会に恵まれ、しゃべってきました。

1名の社長が、最近、7年間ニート状態だった男性を
採用した話をしてくれました。


決め手は、私の持論を証明するものでした。


「自分で『僕は7年間ニートでした』と普通に話したから」


だったそうです。

なかなかそういうことは口ごもってしまうのが普通のニート状態の心情。

面接は、いかに印象に残すか、が勝負です。
「おもしろい」「見所がある」「俺より仕事できそう」など、
色々の印象付けパターンがありますが、彼の場合は、
「おもしろい(興味を引く)」ことに加え、その社長の
「人を育てる企業でありたい、地域に貢献する企業でありたい」に
スポッとはまったのでしょう。

この手は使えます。

が、しかし!

結局辞めてしまったようです。

でも、その社長は「ニートはこりごり」って言わないんです。
「うちの企業にとって、人を育てるということに真剣に考える機会になった」
と前向きに捉えていらっしゃる。立派だなあ。

面接突破は「決め手になること」をネタとして持っていれば、
何社か面接に行くうちにハマるものです。

問題は、入社できればそれでよし、ではないということ。

水泳で言えば、飛び込みは上手でも、泳ぎ方を知らない状態。

自立塾で、泳ぐ練習していれば、その彼は辞めずに続けられたかも。
惜しいことです。

このブログを呼んでくれている人の中にニート状態の人がいるのでしたら、
是非、今、入塾しよう!
自立塾は「なくすな!」と叫んでもおそらくなくなるでしょう。
最後の3ヶ月です。これを逃すと、こういう支援を受けるのに、
かなり高額な自己負担金が準備できるご家庭しか対象にならなくなります。
だいたい、躊躇しているうちに「しまった」と後悔するのがニート根性。
どうしよう、と思っているのなら、おいでよ。
変わりたい、という欲求を満たすための試練は、どんな欲求を満たす上でも
必ず付きまとうのだから、今、塾に入ることが試練(いやなこと)だと
感じて躊躇しているようであれば、この先も変化は期待しづらいよ。

よく考え、必ず行動。それが出来ればニート状態にならずに済んでいるのかな。
難しいね。









12月11日(金)に地元NHKがキャリア・ビレッジ報道予定

2009-12-09 22:55:59 | 若者自立塾
なんだか注目されてしまっている今日この頃、
とても複雑な気持ちです。

新聞社は2社が既報、

こっちは毎日新聞(愛知県版)。今日の朝刊に載りました。
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20091209ddlk23010183000c.html

そしてこっちは中日新聞。事業仕分けの翌日に載りました。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009111202000149.html

地元テレビ局は2社取材済み。
さらに本日2社問い合わせ。

東海3県の方は、11日(金)の夕方6時からのNHKをご覧ください。
10分ほどの長さで報道される予定です。

若年者支援の現場の人間という立場からすると、
自立塾事業の廃止は、国の今後の若年者対策への憂いを禁じえないのですが、
国の税収よりも国債発行額が何兆円も上回ろうとしている今の国の財政の中で、
一人の国民として、国費を使わせてくれ!と主張することが、
果たしてまっとうなのか、自分の中で複雑に渦巻いています。

自立塾実施団体を束ねている財団法人が「天下り団体」であると批判を
受けていますが、自立塾の担当者はとても熱心で、こちらが平日の夜10時に
業務関係のメールを送っても、よくその深夜に返信が送られて来ていました。

現場の人たちは、頑張っています。

取材に付き合うのも何度も同じことを話しているので、ちょっと疲れてきました。
廃止後のことを考え、仕事を生み出す努力をすることのほうが健全な気が
します。その時間が必要なので、もう取材はお断りしようかな。
別に有名人になりたいわけでもないですし。

とか言いながら、NHKの取材のときには、廃止に戸惑う私、という感じで
映っているはずです。そう、複雑なんです。とりあえず報道を見てみてください。

あ、ちゃんと受信料払ってね。
(携帯のワンセグでNHKを見ている人は受信料はどうなるのでしょうね。)


卒塾生パート2

2009-11-15 12:43:03 | 若者自立塾
キャリア・ビレッジの地元、中部地方で発行されている新聞に
当若者自立塾のことが「過去最大規模」で取り上げられました。
いわゆる「事業仕分け」の対象となり、事業廃止の方針が出たためです。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

「費用対効果」

ニート状態の若者の多くは社会から離れてしまっている。
そんな彼らが意を決し、またはご家族が藁にもすがる思いで
自立塾にやってくる。その行動をとる若者が対象者64万人の
0.1%にも満たないということが問題視つまり費用対効果が
ないということのようですが、アルバイトで雇った卒塾生の声パート2により、
お金では計れないものがあることを知ってもらえたら幸いです。

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はじまして、キャリアビレッジ元塾生の「ちょき」です。
卒塾後は相方の「ぽん」と一緒になごや若者サポートステーション(なごサポ)で
アルバイトとして働いてます。

さて、塾での経験がこのアルバイトにどう役にたっているか?
「別に塾へ行ったからといってどうということはない」と言ってしまう強さも時には
必要ですが、素直に考えれば細かい部分で変化はあるものです。

たとえば、朝食 たとえば、通勤手段 たとえば、朝礼 etc
朝だけでも、おそらく塾に通わないまま、なごサポで働くことになった場合と
今をくらべると違った形になっていたでしょう。

朝食は、面倒だから食べない無いで抜いたでしょうし。通勤手段も満員電車
が嫌で原付で通ったかもしれません。朝礼は? 輪の後ろで流れを聞くだけだ
ったかも。

どれもあえて強調するには、余りにも些細な変化ですが、こうしてまたフルタイム
で働く状況になってみると確かに変わったのだと自覚する事ができます。
まぁ 年齢が年齢なので変化も90度などでは無く、せいぜい5度?
5度ぐらい「おそらくは良い方向」へ。

そして なごサポでも自分を変えるチャンスを伺う心持ちで臨んでいます。

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とても正直に書いてくれました。
そうです。人の生き方は何かで180度変わることもあればじわじわと
変わることもありますね。
ですが、一つの出来事は、彼の言葉を借りるなら、

180度変わるきっかけとしての「5度」。

そんな気がします。

もうひとつ、事業仕分けの論議で見過ごされている点があります。
それは、若者本人のみをカウントしていること。
若者一人がニート状態から抜け出した場合、
親、兄弟がその若者から確実に精神的にも金銭的にも楽になる、ということ。
言うなれば、利用した若者の約4倍の人数には恩恵が及ぶことが考えられます。

もうひとつ、若者サポートステーションと比較して論じることも
ずれていると感じます。
さぽステは相談窓口が中心の場所です。さらに利用料は無料。場合によっては
無料だからと長期滞留する人、カウンセラーを独占しようとする人など、
一人にかかるコストはかなりのものです。
たとえば、カウンセリングは民間でも行っているもの。利用制限もない中で、
民間では1時間5000円はかかるものを月2回、1年利用したとしら、
それだけで12万円。そういったコスト意識を利用する側はあまり持っていない
状況です。それに登録から6か月で3割の進路決定率というのは、
1回でも利用した人が、そこで得た情報で自主的に行動して決まっていった場合も
カウントされるわけです。
要は、形式が違うので単純比較はできないと思うのです。

と、事業仕分けの仕方そのものには乱暴さを感じますが、
税金投入されていることは事実で、国民の理解が得られないような状態では
継続は難しいとなるのは当然のこと。その判断基準が私たち現場感覚とは
外部の人は違うということ。

しかし、合宿形式の支援は自立塾以前より存在していたわけで、
今後も必要とする若者、家族は絶対います。
ICDSとしても、塾への税金投入がなくなったとしても
施設の移転や収益の上がることとのリンクなど、工夫を考え
継続してこの支援をやっていくつもりです。

このブログを見てくれている卒塾生や応援してくれているみなさん、
ICDSが消滅するわけではないですので、ご安心ください。

ではでは。

卒塾生を雇いました!(バイトですが、、、)

2009-11-07 23:29:46 | 若者自立塾
久しぶりの更新です。

雇用情勢、本当になんとかならんでしょうか!

塾に来る若者の中には自分を変化させようと真剣に取り組み、
着実に成長しているにもかかわらず、雇用という受け皿がなかなかない。
実際、塾以外の仕事で非正規労働者だった若者が正社員を目指す講座の
講師を担当しているのですが、去年までは7割の達成率だったのが、
今年は5割いかない状況。ということは、言わずもがな、NEET状態だった
若者は、いくら自己改革に励んでも、そう簡単に雇ってもらえないという
とても辛い状況にあります。

そこで、ICDSでは、名古屋市から受託した緊急雇用創出事業で、
がんばった卒塾生をアルバイトという立場ではありますが、
原則2ヶ月限定で雇用するということをしています。
他にも、ジョブカード制度の有期実習型訓練という助成制度を
企業に提案して雇用していただいています。

そのうちの2名に、卒塾後今のアルバイトをして感じていることを
聞いてみました。今回は25歳のS君のコメントを掲載いたします。

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「僕は7月から若者自立塾で自分を磨き、就職活動に自信を持って
取り組めるようにと頑張ってきました。
3か月経過し、職種の絞り込みで迷っていたところ、
若者自立塾でPC資格取得に真剣に取り組んだことを
塾長に評価して頂けて、ICDSが運営している
なごや若者サポートステーションの新事業のアルバイトスタッフを
2か月やってみないかと声をかけていただきました。
自分にとって、身につけたスキルを試すいい機会と思い、
やらせていただくことにしました。
主な仕事はジョブトレーニングなどの利用者引率、
セミナー・イベントの運営、開発補助や
それらに付帯する事務作業全般などです。

初めての事業ということで手探り状態の中、大変なこともありますが
その分、やりがいも感じています。

週5回パソコン講座の指導もしておりますが
その中で毎回50分程度、役に立つおまけ講座を行っています。
(ちなみに先日はロゴ作成講座でした)

パソコンに興味のある方はぜひ一度いらしてみてください。」

***************************

ということです。

ちなみに今日は、岐阜県若者サポートステーションで開催された
保護者セミナーに、卒塾生代表として参加し、保護者の質問などにも
一生懸命答えてくれるなど、とても塾を肯定してくれていて、
うれしい限りです。

次回はもう一人の卒塾生→ICDSアルバイト君のコメントを
紹介します。お楽しみに!

就労フィニッシングキャンプ

2009-10-15 07:59:40 | 若者自立塾
こんにちは。スタッフのDaviです。ちなみに日本人です。

先日、名古屋市さん主催で「就労フィニッシング・キャンプ」という
2泊3日の合宿がありました。
わがキャリア・ビレッジ塾長、杉浦が全日程の運営をしましたので
当然、うちからも数名塾生を連れて行くわけです。

「就労フィニッシング・キャンプ」その名の通り、
就職活動を締めくくりたい若者たちを対象とした
ちょっぴり新人研修さながらの内容がこの3日間で繰り広げられました。
名古屋市エリアから9名、岐阜エリアから1名、キャリア・ビレッジから3名の
計13名が寝食を共にしたわけです。

このキャンプで試されるもの。
それは柔軟性、体力、耐力、コミュニケーション力、誠実さ、マナーなどなど。
決して、厳しさあふれるピリピリムードのキャンプではありませんが
就活人、新社会人として相応しくない態度の者にはそれなりの反省をともなってはねかえります。

写真は1日目の「プレ面接」の様子。それまで、経験のすくない参加者には
この体験は非常に難しく緊張の時間だったと思います。
面接官に自分の人生の転機を委ねる。これは確かに緊張し恐ろしいことですが
会社にとってもこの人物を組織の一員とするか否かは生命線の上での大事件です。
面接官により良い印象を持っていただく。気に入っていただく。
さらに言えば自分を売りに出して高く買ってもらう。
もっと言えばいかに他人をあざむいてゆけるか・・・。

ちょっと言いすぎましたか・・・。

しかし、誰しも人をあざむきたいと思う人はいないはず。
本当の自分を見てもらいたい。評価してもらいたいと思うのが普通です。
本当の自分が何の抵抗もなく人にさらけ出せればの話ですが。

昔から「滅私奉公」という言葉がありますが、
組織の中で生きるということはある意味では自分を我慢すること、耐えることに
通ずると思います。個人の価値観を抑え、組織の価値観、いわゆる理念や方針に
基づき行動することが求められるからですが、自分がその組織の理念を
共有できるものでないときは、とてもつらい状況に陥るでしょう。
それらを共有する意思や覚悟を試すがごとく、社会は時に理不尽なことも
要求してきます。
若者に限らず、全くストレスのかからない社会や企業はないと言っていいでしょう。
そういうハードル越えを一つのスポーツとして楽しんでいくぐらいの
軽快さも必要かもしれませんね。
                   
10月10日   キャリア・ビレッジにて

キャリア・ビレッジ・ファーム

2009-09-26 01:58:15 | 若者自立塾
9月17日 

キャリア・ビレッジでスタートした農業
労働体験として農業を開始して以来
塾生、寮生、なごや若者ステーションの若者&スタッフ計11名が
田んぼの稲刈りに挑戦しました。

キャリア・ビレッジでの農業の取り組みは初めてです。
田んぼと畑を同時にやりながら
開始して既に5ヶ月が経とうとしています。

もちろん農業体験者は一人もいません。
私たちは植物が乾いていそうな時、水をやり
元気がなさそうな時には肥料をやり
窮屈そうな時には周りの雑草を抜く。
その程度の知識しかありませんでした。

当然、作物はそんな私たちにも容赦しません。
不慣れな育て方に、今年の長雨もたたって
出てくる野菜は ことごとく小さい。
初めは失敗してるのかどうかもわからない私たちでした。

そんな中迎えた今日の稲刈り。
多難そうに見えた農業の道に大きな希望のように
写真の通り 黄金に輝く稲。
やっと気持ちよく汗をぬぐえる瞬間だったと実感します。

塾生たちはこの日一日 笑顔がたくさん。
新聞社の取材もテレながら受けていました。

こんな風に 辛いこと、楽しいことが 
少しずつ私たちに通り過ぎる
今日この頃です。


(記事byスタッフDavi)

17期入塾説明会

2009-09-07 23:46:44 | 若者自立塾
更新久しぶりで説明会の告知だけでは少々寂しいので、
塾生の様子も少々書き込みつつお知らせいたします。

15期生は4月に4名、5月に2名の入塾がありましたが、
4月から在籍している2名の進路が決定。
南知多町の農業法人で「有期実習型訓練」という制度を利用し、
お給料をいただきながら農業生産者としての研修に移行します。
今年5月から塾が農地をお借りして取り組んでいる2名の様子を、
農業指導をお願いしている農業法人さんに認めていただけ、
晴れて雇用へとつながりました。うち1名は5年の無業状態からの
脱却です。

4月入塾の残り2名のうち1名は、2年前に腰を痛めて離職して以来
無業状態が続いていました。コルセットをしながらの労働体験などを
通じて、徐々に腰の不安が解消され、8月からはコルセットなしで
活動できるまで自信を回復。今は積極的にハローワークや
合同企業説明会に足を運び、パソコンの資格も9月末には受検予定。
この雇用の冷えた状況の中でも、彼ならどこか正社員で決まると確信しています。

5月入塾のうち1人は35歳の男性で、入塾当初は、
「絶望感に支配されています」「どうせ何やってもダメだと思う」と、
気持ちは後ろ向きながらも塾の様々な行事に積極的にかかわっていく中、
気持ちにも少し変化が出始めています。
海の家、和太鼓サークル、乗鞍登山、農作業、パソコン学習、
他の塾生の誕生日祝い、夕食自炊リーダー、合同企業説明会、
これらの体験と同期塾生との交流で、かなり色々な気付きを得たようです。
元々学力は高く、気働きもできる男。一般企業への就労は少々壁は高いかも
知れませんが、彼なら、ICDSが今後実施する「緊急雇用創出事業」で雇用し、
職歴をつけ、雇用情勢の改善に備えていくことで、道は切り拓けると
見立てています。

他の2名のうち1名は20歳とまだ若く、自己改革という意識のもと
いろいろ挑戦するのですが、課題設定が自分自身では上手くできていないためか
まだ少し時間がかかるかもしれません。が、「ジョブカード」を記入させ、
どのような観点で物事に取組み他者の評価を得ていくのか、個別に
じっくり指導中です。

残る1人は苦戦しています。が、腕力もあり、手先もそこそこ器用なので、
覚悟を決めてくれればなんらか仕事には結びつくものと信じ、
「就労への覚悟」を持たせるべく働きかけているところです。

実は他にも寮生(卒塾後、リバウンドしてしまった塾生)をこの7月から
2名迎え入れているのですが、1名(22歳男性)は近隣の旅館が運営する
海の家でアルバイトを実施。店主からは「最近の若い子には珍しく敬語も
きちんとしていて、ちゃらちゃらした子よりよっぽど安心して働いてもらえる」
とありがたい言葉をかけていただけました。
また、「家にいるより塾にいたほうが楽しい」ということで、
引き続き南知多で仕事を探し、親からは自立しようと決意しています。
もう1名もハンバーガーショップが経営する海の家で短期アルバイトを
無事こなし、最近ではハローワークにも通い始めました。

16期生(7月入塾者)も2名いますが、とても時間の使い方に
メリハリがあり、学習意欲も高く、先が楽しみです。

前向きに頑張っている塾生や寮生が多いですが、
最初は皆自信がないとか、希望が持てないとか、
そのままでは就職活動してもなかなか上手くいかなくて
落ち込むだろうという様子でした。
塾に来て、彼らはその「場」の持つ空気に自然と意欲を回復し、
塾が休みのときにも遊びにいく計画をしたり、お互いが支え合い、
刺激し合いながら、もう少しで卒塾を迎えます。

就職そのものは昨今の雇用情勢から容易ではないですが、
元気に、楽しみを感じつつ、「あきらめない」生活を送ることは
就労以前の根源的な部分としてとても重要なことです。
落ち込んでいるだけの状態ならまだ良いですが、その状態に
どっぷり浸かっていると、もっと精神的に追いつめられてしまいます。

今、自信がない、希望が持てない、と、社会に出ることに
躊躇している若者には、一度キャリア・ビレッジの見学に来てほしいです。



■□□■ 17期入塾説明会 ■□□■

①平成21年9月13日(日)
②平成21年9月20日(日)

いずれも午前11時~12時30分

場所 
〒470-3321 愛知県知多郡南知多町内海新田54
NPO法人ICDS「キャリア・ビレッジ」

説明会予約申込は
・電話 0569-62-0005
・メール info@icds.jp

担当:長谷川、鵜飼まで


第1回キャリア・ビレッジ杯争奪ビーチバレーボール大会!!

2009-08-07 09:57:51 | 若者自立塾
さて、久しぶりの更新です。

イベント目白押しのキャリア・ビレッジ。

8月6日は、雨の間隙を縫って、
第1回キャリア・ビレッジ杯争奪ビーチバレーボール大会!!
参加総勢30名、6名ずつの5チームにて、栄えある初代チャンピオンの座を
巡り、遠く長野県から侍学園様、知多地域若者サポートステーション様、
岐阜県若者サポートステーション、なごや若者サポートステーションから
海とはどちらかといえば縁の遠い若者(失礼!)とスタッフが、
熱い火花を散らすことに!

皆さんの心がけのおかげか、天気予報では「雨」でしたが、
小雨が降ったりやんだりの、バテないコンディションで、
ある意味丁度よかったです。

結果は!

さすがサムライ!サムガクさんのチームに軍配が上がりました。
キャリア・ビレッジチームも準優勝と健闘!

普段、内海の環境の中にどっぷり浸かっているためか、
この場所の良さを逆に満喫するようなことができていませんでしたが、
皆で大いに楽しむことができました。

サムライ学園様は、「また来年も必ず来ますよ!」とお喜びいただけ、
生徒さんたちも、少々肌寒い海を堪能してくれた様子で、
お招きした甲斐がありました。

うちの塾生には、「もてなし」をテーマに与えてこの日を迎えましたが、
準備段階で時間が不足していたものの、その中でやれることは
十分やってくれたと思います。また、当日の準備、片付けも
普段以上にてきぱきと動き「やればできる」を示してくれました。
そういう流れに乗れる人乗れない人の差はありましたが、
キャリア・ビレッジとしての精一杯でお迎えできたことが良かったです。

さて、今日は普段の一日ですが、また明日から3日間は、
「和太鼓祭り」(本番は9日)です。

http://www.tac-net.ne.jp/~kokorokai/toppage.html

うちの塾生も半数が演奏に参加します。
「舞台」というのは、そこに向けてどれだけ準備してきたかや、
一発勝負に賭ける集中力など、とても興奮する機会です。

普段和太鼓の練習でお世話になっている、また今回のお祭りの
主催者でもある「こころ会」様に恩返しできるよう、
こちらも精一杯頑張ります!

標高3000m初体験

2009-07-12 00:05:27 | 若者自立塾
7月4日、5日に塾生たちと旅に出ました。

岐阜県高山にある国立乗鞍青少年交流の家の主催で
「セルフディスカバリーinのりくら」なる事業が開催され、
私はその講師として、塾生は参加者として。
1日目はオリエンテーリングと私の講演。
普段話していることはお題目にはできない雰囲気です。
ほとんどうちの塾生でした、、、。

で、本題の2日目。乗鞍岳の頂上まで登山です。
といっても、標高2700mまでマイクロバスで
連れて行っていただき、そこから標高3000mを
目指すという、小さな子どもでも登れる場所でした。

登山開始から約2時間。空気が薄くすぐ息切れしてしまうので、
休みを何回もとって山頂制覇!!!

ここで初体験。

愛煙家(肩身狭いです、、、)の私は、山頂で一服。

ん?なんと、タバコの味が薄いのです。
酸素が少ないから燃焼が弱いのでしょうか。
これはなんとも面白いと感じながら、
しっかり吸ってきました。

終わってから、ある塾生の感想に、
「登山は人生に似ている。苦しく、辛くても、
とにかく一歩ずつ登っていけば、登り続ければ、
必ずゴールにたどり着く。」と22歳の若者が
感じ取って帰ってくれたようです。

また行きたいですね!