~南知多キャリア・ビレッジ通信~

愛知県知多半島の南端、南知多町。若者の就労支援と南知多の活性化をコラボしていきます。合宿型若者自立プログラムやってます!

駆け込み需要??

2009-12-29 10:34:06 | 若者自立塾
冬の内海は、雪こそ降りませんが
鈴鹿おろしと言うらしいですが
風の強い日が多く、海岸沿いに建っているキャリア・ビレッジは
時に砂嵐に見舞われるという、わりと過酷な場所です。
そんなことも影響してか、冬は人間の活動が低下するからか、
過去、自立塾の冬の入塾は3名程度と寂しいことが多かったのですが、
新年1月からの入塾者は、6名となります。
冬としては異例の人数です。
事業仕分けによる年度末廃止決定を受けての
駆け込み需要というやつでしょうか。
複雑な気持ちです。

しかし、裏を返せば塾の存在が広く世間に知れ渡るところとなれば、
もっと今まででも入塾者は多かったのではないかと感じます。

費用対効果の件は以前のブログでも書きましたが、
別に、塾は固定経費や食費に税金投入されてきたわけではなく、
入塾者数に応じた訓練奨励費というものが「現場」に投入される
税金のほとんどであり、入塾者数が少ないと、年初に確保された
国の予算が消化されずに返納ということになっていたわけです。
しかし、使わずに戻すぐらいであれば、塾実施団体に広報を
任せるだけでなく、もっと積極的に国として広報する予算に
付け替えられるような仕組みにして、「掘り起こす」という作業を
すれば、入塾者数は今のような状況にはならなかったのではないかと、
今回の反応を見てつくづく感じます。
どうやら、自立塾全体でこの時期に入塾者が増えてきているらしいです。
それは間違いなく「事業仕分け」によって話題に上り、
皮肉にもそれが「広報活動」になったという結果ではないでしょうか。

ニート状態からどう脱却すればいいのか悩んでいる人にとって、
情報が届いていないとすれば、むしろそのことが問題であり、
行政のがんばりどころはそこにあったのではないでしょうか。

今後、合宿形式の支援は、国としては形を変えて実施する予定が
決まっています。管理業務を受託している団体を通さず、
厚生労働省が直接管理するような仕組みになるようです。
1月の塾連絡会議にて詳細通知がありますので、それを受けて
考えていきます。
枠組みが違うので、事業企画も新たに作成しなければいけなくなります。
年末も大変忙しかったのですが、年明けも気が抜けません。

では皆様、よいお年を。

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