相変わらずミーハー&原作至上主義の私としては、やっと文庫版が発売になったので話題の映画公開前に読んでおかないと・・・
文庫
何を隠そう(別に隠してないけど)私はカタカナが苦手だ
ガイジンは好きだけど・・・・
学生時代の定期試験では、いつも世界史と世界地理が最大の悩みのタネだった
なので、読書はもっぱら和モノばかり
これは私なりの自己分析なのだが、どうも、私は読書をするときに固有名詞などを"目が捉えた文字列のイメージ"として意識しているようである
例えば、「こんな形の漢字の名前の人」とか「一人だけ苗字が3文字の人」とか・・・・・
(だから、白夜行のドラマの時はいきなり耳から"ササガキ"という情報が入ってきても一瞬誰のコトかわからなかった)
もちろん、ちゃんと頭の中ではフリガナを振っている筈だけど・・・・・(読めない漢字のときは一応読み方調べるし・・・・)
というわけで、カタカナがずらずらずら~っと並ぶ外国の固有名詞(名前や地名)は、文字列をイメージとして掴みにくく、ついつい一文字一文字(時には声に出しながら)ゆっくり追っていくことになり、どうも頭に入って来ない
で、結局、世界史や世界地理は苦手になるわ、西洋文学は敬遠するわ、ってことになってしまうのである
と・・・・ここまでは世界史と世界地理の成績が悪かったことについての言い訳
そんな私がミーハー意識丸出しでこの作品に挑んだのが分不相応だったのかもしれない
とにかく、ちょっと読むたびに戻って人名や地名を確認して・・・・・・
特に、暗号解読のクダリではしおりを3枚フルに使って、何度も何度も同じ頁を繰り返しながら必死になって読んだ
でも、確かに世界的大ベストセラーというだけあって、すごく魅力的なストーリー&手の込んだ謎解きで(読むのに時間がかかったものの)とても面白かった
ただ、この作品はすごく"宗教"や"絵画"にまつわるエピソードが多いので、そういった知識の持ち合わせのない私は本来の楽しさの半分も楽しむことはできなかったんだろうなぁ・・・と悔しくもあり残念でもあった
特に、暗号解読に至っては英語のアナグラムや宗教用語など満載で、自分で解こうなんていう気にもなれなかった
(最後の暗号だけはわかったけど・・・ヘタに色々な知識を持っていないほうがすぐわかるネタだったから)
とりあえず、解説部分を必死に読んでなるほどね~と感心することしかできなかった
そんなこんなで"むちゃくちゃ面白かった"とは言い難いが、ドキドキハラハラするシーンもあったし、謎解き意外の人間関係の絡みなども面白かったので映画を観るのがすごくすごく楽しみだ
ただ、私が何度も何度も行きつ戻りつして読み進んだ内容を映像でだだだ~と観せられた時にちゃんとついて行けるのだろうか・・・・とちょっと心配でもある 121_76

TBさせていただきました。
私も映画上映前に何とか読んでおかないと思って読んだのですが、ダヴィンチの絵の説明は文章説明だけより実際の絵を見ながらのほうが呑み込みやすいと思いました。
ネットでダヴィンチの絵を見ながら読んだので、集中できませんでしたよー。
映像化のほうがわかりやすいかも知れませんね。