みずママの日記

保護団体ALMA(旧CATNAP)一時お預かりはお休み中
保護犬応援!我が家の日常、子育てありんこ日記など

セント君ありがとう 愛しているよ

2017年01月14日 | セント
静かに静かに眠るようにその時を迎えました事をお伝えします。
今まで応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

セント君は2014年4月にセンターに持ち込まれた飼育放棄犬です。
我が家にやってきたのはその年の7月頃。2年半程を我が家で暮らしました。

そのキャラクターはいつも私を笑わせてくれて
去年、うちの子ビリー君が亡くなった時もいつもそばに寄り添ってくれました。

私はこの保護活動を始めるとき、
不幸な子を救いたい、傷ついた子を少しでも癒したい、
そんな思いを持っていた記憶があります。
でもね、実際に救われたのは私の方で、癒されたのも支えられたのも私の方でした。
ワンs はいつもニンゲンのそばにいて慰め支えてくれて、
そして最期まで生き抜いて命の尊さというものを身をもって教えてくれました。

天然で健気で可愛くて可愛くて仕方なかったです。
そしてどんな身体になってもしっかりと生き抜いたセント君を誇りに思います。


正直、この2ヶ月くらいの間はどんどん悪化する体調、減っていく体重、
毎日の発作でセント君も相当しんどい思いをしていたことと思います。
今は身体も楽になってゆっくりと休むことが出来ているんじゃないかと思うと
私も少しだけホッとしています。
そして、進行性の癌という事でしたが腫瘍が破裂する事もなく、
臓器は圧迫していたが、最期まで流動食を飲んでお水を飲んでデッカイウンチして、
ギリギリまでトイレシートで自力でオシッコもして、
そして本当の意味での老衰でセント君自身の犬生を全うできたのではないかと思うのです。


最後は介護になってしまったけれど、お世話できて良かった。
全然大変なんかじゃなかった。もっとしてあげたかった。
でもこの辺で、仲良しのビリー君が迎えに来たのかもしれない。
同じ歳、同じ疾患を患ったものどおし、仲良過ぎたもんね。

片時も離れなかったふたり

気持ち悪いほどベタベタだったもの



今日は文章が上手く書けなくてごめんなさい。
そして、亡くなる寸前のお顔や亡くなった姿をお見せ出来なくて
元気な頃の写真ばかりをアップしています。
前回リポートまでにコメントくださった方々には
生前のセント君に対しての応援コメントに対して
どうお返事したらよいか分からなくて書けなくて申し訳ないです。

介護で迷ったり悩んだりした時、
色々なアイディアをくださって皆様本当にありがとうございました。
とても勉強になったし、セント君の為になったご意見もたくさんありました。

いつかは来るお別れですから理解はしていますがなかなか辛いものです。
悲しいけれど、懸命に生き抜いたセント君の姿を忘れないで
我々ニンゲンもまたちゃんと生きていこうと思います。

双子の姪が冬休みの作文で、セント君の事を書いていました。
「死にそうな犬をお世話しました。」って。、、まぁ、表現はおいといて。
亡くなったと伝えたら、かなりショックだった様ですが
命と向き合う事を大人としてどの様に伝えていくのか、
そしてこの子達の未来をどんな社会にしていくのか、
うまく言えないけどまだ私達に出来る事はあるのよね。

セント君を引き出してくれたアルマ代表、スタッフの皆様ありがとうございました。
こうして処分されずその後数年ではありましたが余生を過ごすことができたその裏では
誰にも悲しまれずに亡くなっていく子がまだたくさんいるということを
私たちは忘れてはならないのだと改めて思いました。

どの子にも愛情があるべきだし一緒に笑ったり泣いたりする家族があるべき。
ひょんなご縁で我が家にやってきたセント君ですが
今は我が家にとってはかけがえのない存在になっているのです。

我々ニンゲンはまだまだ考えなきゃならないことがたくさんあるのではないかと思います。

私に出来ることは小さいですがセント君が教えてくれたこと、残してくれた事を、
忘れる事なくまたこの子達の仲間たちの力に少しでもなれればという気持ちであります。


本当にありがとうございました。




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