牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

ぐーばーぐ (四谷三丁目)

2009年08月14日 | 食べ歩き (四谷・荒木町)
四谷三丁目の交差点近くに8月10日に開店したばかりという「ぐーばーぐ」に入ってみました。

錦松梅」本店のすぐ左隣りにあり、間口がそれ程広くないため、鰻の寝床のように奥に長いレイアウトになっています。

セブン&アイHLDGS.のフードサービス会社の新事業で、プロトタイプ店舗として出店したとのことです。

牛肉を100%使用した肉本来の旨みを感じられるハンバーグが売りで、注文ごとに手ごねで成型しているとのこと。
ソースによってバリエーションに変化をつけているようなのですが、店頭のポスターでも紹介されていた「塊秘伝だれ 鬼おろしばーぐ」の200gを注文しました。

200gのボリュームのハンバーグに、自家製和風だれと大根おろし、辛みそをトッピングしたものが730円なら安いな、と思ったのですが、ライスと味噌汁は別売とのこと。合計すると980円。高くはありませんが特段安くもなく、何となく出鼻をくじかれたようでした。

スピーディな提供がセールスポイントとのことなのですが、オペレーションが慣れていないためか10数分待たされました。
そこで、目の前に運ばれたのはジュージューと音を立てるほど熱せられた鉄皿に載せられた大きなハンバーグ。その場でソースをかけてくれるのですが、音で食欲をそそらせる演出でしょう。

牛肉100%だけあって、ほおばると口の中に肉汁がじわっと広がり、満足できる味でした。少々熱すぎて食べにくいのが玉に瑕でしょうか。

食べながらふと考えたのは、「味としてはそれなりに合格点で、値段は安くはないが高くもない、ファミレス的にマニュアル化されたサービスは隙がない、ではあえてこの店に行く理由が見つかるか?」ということです。
別の表現をすれば、市中のハンバーグ屋と比較して何の絶対価値も見出せない事業を展開することは、セブン&アイHLDGS.として意味があるのか、と思いました。

店舗の調度品にはそれなりに気をつかっているようですが、感覚としてはファミレスレベルの門構えなので、せいぜい総額700円までのように感じます。高くはないが安くもない価格、合格点だが取り立ててすごく美味しいとはいえない味。

担当者はマーケティング調査の結果とばかりにらめっこして、自分が入りたいと思う店がイメージできていないような気がしてなりません。


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4 コメント

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Unknown (けい)
2009-08-14 10:24:31
四谷三丁目はいつも通るのですが
気がつきませんでした。

写真を拝見したところ、びっくりドンキーみたいに見えないこともないです。

記事を読む限り行っていいかな?と言うところでしょうか?


はじめまして。
5月あたりからちょくちょくブログ拝見させていただいています。
kitchen オニオン (kotaro)
2009-08-14 10:31:51
確かにびっくりドンキーみたいなものですが、それほど安くはないです。
やることが半端な感じがします。

私なら、車力門通り沿いの荒木公園の向かいにある「キッチン オニオン」の方が満足するような気がします。
さすが (Shira)
2009-08-17 23:04:18
こんにちは。杉大門通りのタイ料理店「ばん辛屋」の帰り道にこの店に気がつきました。もう召し上がったのですね。

ときどきは「巡回」しないと、新しい店がどんどんできますね(つまり、消えていく店も多い)。
行きました (ハンバーグ好き)
2009-09-04 08:54:46
ハンバーグは牛100%だけあって、牛の味がしっかりして美味しかったです。

やはり価格面が中途半端な感じで、ご飯はブランド米を使っていますが、正直レベル落としてでも手軽なセットを用意して欲しいです。

店内の感じからして、小さい子供の居る家族で行くような店ではありませんね。