長野への家族旅行の「ついで」に乗鞍を走ってきました。もちろん8月27日に開催される乗鞍ヒルクライムの試走です。8月5日に乗鞍高原温泉に宿を取って、朝食前の早朝にまずは1本。空が明けてきて、乗鞍観光センターの前から見上げると、乗鞍岳の頂上がくっきりと見えています。山とは逆方向に下って少々ウォーミングアップ。タイム計測はノリクライムと同じ、ペンションひこうき雲前の「631号電柱」から岐阜・長野県境看板までです。
エコーラインへの車の乗り入れ規制が始まったので、一般車は乗鞍高原スキー場上部の三本滝ゲートから上は、バスとタクシー以外は走ってきません。5年前の乗鞍ヒルクライムを思い出しながら、電柱前でGARMINのスタートボタンを押して走り始め、ペンション外を抜けると九十九折が始まります。乗鞍国民休暇村前を通り、さらに進むと三本滝ゲート前駐車場を通ります。ここからが本格的な上り。路面状態はおおむね良好。舗装のひび割れはありますが、上りは問題なし。下りはラインを選ぶ必要があるでしょう。バスとタクシーしかエコーラインは上れませんが、それでも結構な数の車両が上り下りします。しかし早朝なのでそれもごく僅か。静かに路面の斜度との対話が楽しめます。
コンクリート舗装が現れると最大傾斜部。ここまで約12km。半分は終了です。高度を上げると、やがて森林限界を超えて空が大きく広がってきます。すばらしい青空。眼下に乗鞍温泉が小さく見える頃、周囲の山々もその山容をはっきりと見せてくれます。
北アルプスの穂高岳、槍ケ岳がくっきりと峰を現しているのをちらりと見て、息を上げてペダルを踏み続けると、ゴールの県境が見えてきます。しかし見えてからが結構長い。8%程度の勾配をテンポ良く上って、雪渓の前を通る頃にはゴールはもうすぐ。
山肌もあらわな山頂付近の道路を上り詰め、最後の左曲がりで県境看板が現れます。ここでゴール。1時間20分でした。
朝食後にも1本、上ってきました。こちらは1時間24分。乳酸の残る重い脚にしては、結構踏めたかな。10時ごろスタートラインを通過したので、車両が結構多く、排気ガスにやられました。それと下り。気持ちよく飛ばしていると、下から車両が上がってきて、ブラインドコーナーでおっとっとということになるので、注意しましょう。乗鞍観光センターからのバスは毎時0分発。下っている時間は30分程なので、時間を見計らないながら下れば、どこですれ違うか概ね予想がつくので安心して走れます。
今回のギアセッティングはフロント52X39、リア12-25。フロントはもちろん39固定です。使い分けは、5%位までで21T、8%位で23T、10%以上で25Tといった感じ。39X25だとケイデンスが上がらないので、もう少し大きいギアの方が走りやすい気がしました。本番は27Tを付けます。
下りは冷えます。上は気温も低いので、アームカバー、レッグウォーマー、ヤッケを用意しました。グローブは指切タイプで大丈夫です。大会当日は、上は大混雑して、下るまでに時間がかかり、身体も冷えるので充分な備えが必要ですが、試走だけですぐ下るのなら、ヤッケだけでもOKでしょう。下りで寒いのは最初の10分だけです。
さあて、アドレナリン沸騰のレース本番では、どれだけタイムアップできるか楽しみ。晴れますように。参加される皆さんも頑張ってください。
<ご案内>
エコーラインの三本滝ゲートのオープンは午前6時です。それより前に着いても、ゲートオープンを待っていなければなりません。係員がいるので、勝手に乗り越していくことは出来ません。乗鞍観光センター前からゲートまでは15分ほどの距離なので、試走時にはスタート地点を5時45分以降にスタートすれば、問題なくスルーできます。観光センター~畳平(山頂)間のバスは1時間おきに出ているので、同行者もバスで上がって、ゴール地点で待つことが出来ます。往復2000円。50分で着きます。しばしの雲上散歩をどうぞ。
絶景かな絶景かな@b-Stream
綺麗な写真だ~。
日本の自然は本当に素晴らしいと思います。次回の帰国は絶対夏で、テントを持って旅行するのだ!
当日晴れるといいですね。
下りは荷物回収するのに時間掛かるんで、WBをポケットに入れて登ってとっとと下ってしまうのが吉かと。
その夏の旅行にはゼヒ自転車で。そうだ新婚旅行だよ。
>つんさん
来年は是非一緒に出ましょう!
>坊主どの
ふふふ。その通り。来年はチャンピオンクラスじゃないとね。
クルマ借りたけど一緒に行く? 自分とバイク以外に、2人+バイク1台は載せられそう。
声掛けてくれてアリガトウです。