ボスの山日記

奥高野で山のニュースや、ボスの考えをお届けします。

花火師 優勝する!

2007年08月30日 | 山のニュース
8月25日、関西選手権第三戦に参加する為に、九州・中国・関東より20名近い選手と、それを迎え撃つ関西の選手50名以上と、そのサポーター達が集まる。
年に一度の事だから、前夜より参加者全員でバーベキューを楽しみ、又、花火でも打ち上げられたら楽しいな・・・

中部より毎回エントリーのH選手は、実は花火師なのである。
H選手は参加選手、そして取り巻きのサポーターたちの為に、1年間かけて作った自慢の花火を披露してくれたのです。

近距離で見上げる花火、そして山に木霊する、光と音の世界に皆で酔いしれました!

さて、当日の競技は、全国を代表する選手を交えスタートを切った。
どの選手も、やはり参加した以上は勝ちたい。自分の走りを見せたい。
セクションイン~ゴールするまでの3分間は、自分だけの時間、自分だけの世界。
マシーンの性能と選手の技能と経験、そして多少なりの運と他の選手との駆け引きでその日の勝敗が決まるのだ。
H選手は凄かった!2セクの1点、6セクの3点で総減点を4点と抑え、他の選手を引き離し、お立ち台の1番上に立った。

   花火をありがとう!
   優勝おめでとう!!
   皆様に二夜の感動を与えてくれてありがとう!!

これからも、いつまでも走り続けて欲しいと願います。


セクション王子の参加

2007年08月29日 | 4×4トライアル
5年ほど前であったか・・・
九州に凄い少年が現れたよ。4×4トライアル協会の九州地区常任理事であるH氏より電話があった。
九州選手会会長のU氏を負かし、全日本チャンプのM氏も負けたらしい。
どの様な走りをするのか見てみたい。関西の選手にもその走りを見せてあげたい。
しかし、彼は未成年者であるが故に、全日本戦には参加出来ないのだ。
そこでボスは大会会長としての特権を乱用する(笑)

 1年前の関西選手権第3戦(夏まつり)に彼を特別参加(招待)したのだ。
やはり彼の走りは凄かった!!
恐ろしい少年が現れたものだと参加選手全員が驚いたものだ。

さて、8月26日(日)九州よりの招待選手の中に、17歳になり1年前よりも
顔も身長もたくましく成長したK選手の姿があった。
彼は前回の九州地区選手権で、ただひとり、全セクションをオールクリーンで
ゴールして、Aライセンス選手やスーパー選手を退けて、優勝をもぎ取った事を
聞いていた。

K選手の走りを、多くの選手が、そしてギャラリーが見守る中、全セクションの内、
第二セクションのゴール前でシャフトを折り、ゴール出来なかった。
それ以外は、全てのセクションをクリーンクリアでゴールして、4位入賞したのであった!!
あのセクションで、シャフトが折れなければ・・・やはりオールクリーンで、
優勝していたのだと思う。凄い選手に成長したものだ。

君の事を、これからは「セクション王子」と呼ぶ事にする。
これからも4×4トライアルを、モータースポーツとして発展させる為に、
走り続けて活躍してほしいと願う!

マムシ現る

2007年08月21日 | 人材育成・教育・技能士
「ボス、合併処理槽のブロアーが調子悪いのです」・・・大路スタッフが・・・
「よし!見てあげるよ」ボスは山の駅の裏にあるブロアーのカバーを外す。
ブロアーのモーターでエアポンプを回すベルトが切れていた。
ベルトを拾い上げた。するとベルトに付いて無い物が飛びあがってきた。
何か分らんが、体に電流が走り、瞬間的に左手で払い落した。
そして気がついた、マムシであった!かなり大きい。
尚も、ガマ口を上げて、再度飛びかかりそうであった。
考える間もなかった。ボスの身体は野生の勘、野生のバージョンに変身。
自分で何をしたか、その瞬間は覚えていない。
気がついたら、頭が潰れて、胴体が半分にちぎれたマムシが息絶えていた・・・。

もしマムシに噛まれたら、ボスは多分、自分でナイフで傷口を広げ、毒を吸い出す。
しかし、顔や首を噛まれていたら・・・やはり誰かの助けが必要だと感じた。
毒を吸い出し、一定時間内に病院で血清を打てば大丈夫だ。

さて、入場者の安全を守るために、今日より徹底的にマムシ捜索をしよう。
石の隙間、藪の中、草の根をかき分けてマムシを探すのだ。
しかし、その後1匹のマムシも見つける事は出来なかった。

ボスの記憶・・・蛇に咬まれて処置しなかったら、死に至るまでの時間は、
         海ヘビ3分。ハブ3時間。マムシ24時間。と覚えている。
         海ヘビの場合は、神経毒なので体が麻痺して溺れるので、
         3分だと思っている。
         海ヘビは、牙に毒は無く、喉の奥に毒があるので、そんなに
         心配する必要はないのだ。

スズメバチとの戦い

2007年08月21日 | 人材育成・教育・技能士
10日ほど前、名谷橋の下に大きなスズメバチの巣があった。
村民の誰かが、ハチの子を取る為に、巣を焼いて撤去したのだ。
生き残ったハチ達は、他の場所に巣を作り始めた。

でも、その場所が悪かった・・・工事スタッフのI氏の別荘の玄関の上だったのだ。
Iスタッフが黙って巣が大きくなっていくのをじっと見ているはずがない。
夜中の1時過ぎ、ハチが眠りにつくのを見計らって、火炎放射機で
皆殺しを計ったのだ!
(あとで聞いたのだが、Iスタッフもハチの子が欲しかったらしい)
作業は無事に終了したと、本人は思ったらしい・・・

ところが、スズメバチの攻撃部隊は巣の外で見張りをしていたのだ。
Iスタッフは攻撃ハチに襲われ、7ヶ所も刺されてしまった。
Iスタッフは、目眩はするし、心の臓がキューンとして、死ぬかと思った。
宿直室に助けを求めて駆け込んできたのだ。
応急処置で事無きをえたが、危ない所であった。
さて、その後アドベンスタッフとスズメバチの戦いの幕は火ぶたを切ったのだ。
今までは、スズメバチが飛んでても人を襲う事はなく、また、人がハチに襲われる
事も全く考えてもいなかった。
しかし、巣を燃やされたハチは、新たな巣を作る為に飛び回っている。
お客様(子供達)の安全を守るために、スタッフ達も引くに引けないのだ。
スタッフは、スズメバチを見つけ次第、ハチ専用のジェットスプレーで落とすか、
バドミントンのラケットで叩き落としている。
数日で、エリア内にスズメバチを見かける事はなくなった。
しかし、お客様に「スズメバチ見かけたよ」と聞くと、ドキッとする。

アブ

2007年08月20日 | 人材育成・教育・技能士
お客様より、問い合わせのTEL「川にアブは多いですか?」
このお客様は、去年の夏、川原でアブに刺されて病院まで行ったらしい。

ボス「今年もアブ多いですよ。虫刺され予防の薬と、刺された場合の薬を
   準備してお越し下さい。アブ専用の大型線香もありますよ。良く効きますよ」
   (アドベンチャーランドでは、1巻50円で売っています)

アブの幼虫は川虫である。川虫は水のキレイな所に生息しているのです。
(ホタルと同じ)
アブは、人の吐く息、車の排気ガスなどに群がるみたいです。
又、黒色の服を着た人に良く集まるみたいです。

私共は、河原の草を刈り取ったり、燃やしたり、色々努力していますが、
アブを完全に全滅させる事は出来ずにいるんです。

アブの出現期間は8~9月の間で、寿命はわずか10~15日程度なんです。
アブを怖がっていては、川遊びは出来ません。
それなりの準備と対策をして、アウトドアを、レジャーとして、スポーツとして
楽しんで下さい。

1日ドッグに入る

2007年08月10日 | 山のニュース
 毎年、健康診断は受けるが、それ以上の検査はした事がない。
つまりは、持病、痛風以外に病気した事がない。
家族の勧めもあり、腹をくくって1日ドッグに入る事にする。
AM8:15病院に着く。5年ほど前か、工事に携わった病院なので、
知っている人に会ったら照れくさい。なので顔を隠して入る。

予約していたので、すぐに呼ばれた。大きな声で、エェ~恥ずかしい。
ダイレクトな名前呼ぶなよ!!

説明受ける。エコー・MRI・PET-CTとか・・・聞いても分らん。
どうにでもしてくれ!
 MRIとは、頭の中を本のページをめくる様にレントゲン写真を撮るのだ。
ベルトで止められ、マンガの世界のタイムマシーンみたいな中に入れられる。
ふと考える、今、地震が来たら俺逃げられない・・・でもこの中にいたら
助かるかも・・・考えてる間に寝てしまったらしい。
30分もじっとしてられるかい!
 PET-CTとは、これまた新型のタイムマシーンみたいな中に入れられる。
これは癌の早期発見に威力を発揮するマシーンみたいだ。
これまた30分以上。眠らないように必死に我慢。何とか耐えた!

ドッグを初めて受ける。なぜこれまで受けなかったのか考えてみる。

もし結果で悪い病気が見つかったら、入院するか、仕事を休むか、
重要な年間スケジュールを修正出来るか。
いや、俺は多分しなかった。これからもしないであろう。

自分の人生に悔いはない。反省する事もない。今までも、これからも。
残された人生を精一杯生きるのみ。カッコ良くも、カッコ悪くも。

追記:このクラスの検査は社会保険が効かないのだ。実際、前払い¥198,000
   ・・・高い。金なかったら検査も出来ないのか。

週初めは4時起き (山を降りる)

2007年08月09日 | 山のニュース
4時に目が覚める。15分で朝の用意を済ませる(トイレ・洗面・着替え)
水タンク20㍑2本に水を入れる。
(この水は、大阪の自宅で、お茶・コーヒー・ご飯等に使う1週間分である)
ここの水は、本当においしい水だ!皆さんもどんどん汲んで帰って下さい。

馬・エミュー・ヤギ・羊の小屋の見回り。・・・何事もない。
4時半には出発する。まだ暗い・・・車のライト無しでは走れない。
30分ほどで雲海の見える場所を通る。今日の雲海は特別に美しい。
雲海に小さな島々が浮かんでいる、風は全くない。
こんな雲海に船を浮かべて、海賊の真似ごとでもしてみたいものだ。
東の山より、太陽が昇る。山の夜明けだ、雲海を赤く染めて、
山々も染め上げて、時間は5時。

名残惜しいが、週末に必ず戻って来ると、山の神様に約束して山を降りる。

週初めになると、仕事を始め、する事が多くあり過ぎて考えがまとまらない。
前日の夜に、あまり考えすぎると眠れない。
大事な事は、寝ている間に考える事にする。
(頭の中は、いつも動かせているのだ)
朝起きれば、全て一番良い方法が思いつくものだ。
(たまに間違ってた事もあるが、反省はしない)

早起きで、早朝走るのは気持ちが良い。今日も1日全開で走るぞ!!

週末は4時起き (山に向かう)

2007年08月09日 | 山のニュース
週末は4時に目が覚める。何故か4時には起きるようになってしまった。
誰でも朝は起きたくないものだ。
いつまでも寝ていたいと思った事もある。

俺の場合は、30年以上も工事屋として、朝6時には決定をしなければ
いけない立場であった、体がそういう風になってしまったのか。
悲しき宿命である。

朝7時前には出社して、現場に出かける職人を見送る為に。
(顔を見れば、その人の体調が分かるのだ)
(大手の現場は、朝8時には朝礼があり、遅刻すると帰される事もある)
ある職人が遅れて、走ってくるのが見えたら、トイレに行って見て見ぬふりを
する、優しいのだ。

話を元に戻そう。
週末に山に出かける時も4時半には出発する。
7時には出勤するスタッフに、山の動物達にも「おはよう!元気だったか」
と言ってあげたい。
でも、最近はスタッフには「おはよう」が言えなくなってきた。困った事だ。

人に言われる「あなたは元気すぎるか?アホか?よくそんなに頑張れるな」と。

俺の身体は生まれた時から、スローが効かない。
スローにすると、車と同じでエンストしてしまい、それで終わってしまう
ような気がする。どうしても回転をあげ、ちょっとしたトラブルやパワーが
かかり過ぎても、エンジンストップしないようにする必要があるのです。

今日の1日、この24時間は絶対に戻ってくることはない。
ケチな考え方なのだ。


さて山は、今日も雲海が出ている。ここを過ぎれば30分ほどで到着する。
山が、森が、風が、雲が、動物達が、私が来るのを喜んで待ってくれている様で、
今日も1日元気に回転を上げ、頑張り何か残せる物を作るのだ!


ルートガイド 《大阪より》

2007年08月06日 | 山のニュース
アドベンチャーランド奥高野は、道が分りにくい。ナビに出てこない。
そんな人の為に、モデルルートを走ってみることにした。大阪ルートより

大阪の阪神高速(どの入り口からでも良い、近畿道でもOK)
松原インターを堺方面に走ると、南阪奈道に乗り換え、葛城ICで降りる。

葛城ICを降りると、太田南の信号を右折、約1㌔で左側にKマート、
2㌔でローソン、3㌔で野菜の朝市があります。
5~6㌔の間は、両側に植木や田園風景が広がり、早朝には左下向こうに
雲がたなびく山々が広がり、カメラマンが多い。

17.7㌔ で左折(左向こうにはJAのガソリンスタンド)500mほどで上に京奈和
    道路が(今は無料)下をくぐり24号線(本陣)の信号。

19㌔ 本陣を直進(R168)より1㌔ほどで吉野川(川幅300)越え、
    左に五條病院が見える。右にスーパー吉野屋(この先にスーパーはない)

30㌔ 西吉野町過ぎ 長いトンネルを抜けると星の国、下がって行くとダム湖が
    あり、橋を渡り右折(坂本)3㌔ほど進む。

50㌔ 小代下を(右に中原橋)を渡り右折、曲がりくねった道野迫川村方面
    (ホテル野迫川の看板)目印に役場を目指す。途中に集落がある。

64㌔ 手前1㌔に小学校、役場を過ぎると左に郵便局、山道になるがギリギリ
    大型は通る(バスは無理)
    バスは役場前を右折、スカイラインに登り、鶴姫の手前をタイの原林道より降りる。

70㌔ 山景色を楽しみながら、平維盛を過ぎると目の前がひらけ、黄色い電車が
    あるところが≪アドベンチャーランド≫です。

地図で見ると、野迫川温泉ホテルの3㌔南東(川下)です。
川が大きく曲がり、胃袋みたいな土地(どんな地図にも形は載っている)そこが
アドベンチャーランドです。

葛城ICより約70㌔(71㌔)時間にして1時間半~2時間。

山の景色を楽しみながら、ドライブ!夜は道が分りにくいので、
明るいうちに気をつけてお越し下さい。

スーパーガールズの出現

2007年08月06日 | 山のニュース
「ボス、ジープツアー行ってもらえますか?」・・・えっ!?
もう4時やけど。
(風呂の石組みしてるので、本当は行きたくないのだ)
「6人の若い女性、水着ですよ」・・・なに~!? 絶対行く!
(風呂の石組みは後回し、帰ってからするのだ)

部屋まで迎えに行く・・・出てくる・・・なんや水着ちがうやん。
(実は水着の上にTシャツ、下にホットパンツを着ていたのだ)

6名共、1台のジープに積み込んで(つめこんで)いつもの斜面の坂道を
ゆっくり下りる。「キャ~ワ~!こわ~い!!」
(ここまでは普通のお客様と同じ)

「皆さん、泳ぐんですか?」・・・どの場所がいいかな~?
(いつもはしない質問をしながら、場所を選ぶ。)
とりあえず、滝つぼの中段に車を乗り入れる・・・普段はこの場所まで
車は乗り入れないが、ボスはレディースに弱いので、ちょっとサービスする。

さて、6名の女性は、「水がきれ~い!冷たい!」ワーワー騒ぎながら
水の中に入る。1名だけ水に入りたがらない人に、下から水をかけて
びしょびしょにする・・・その人も水の中に。

しばらく体を水に慣らしたら、岩の上に登り始めた・・・何するんだろう?
と考えるヒマもなく、1人が滝つぼの中に飛び込んだ!
他の人も次々に飛び込んで行く。
夕陽をバックに、大きく手を広げ、まっすぐに伸ばした足が輝く水面に突き刺さっていく。
ボスは茫然と、しかしカメラのシャッターチャンスだけは逃さない。プロの宿命だ。
多くの人が川で遊び、泳ぎ、飛び込みをする人もいる。
しかし、レディースグループが飛び込みをするとは思ってもいなかった。
これからは君たちの事を『スーパーガールズ』と呼ぼう!

又、来て下さいね。
今度は心の準備も出来ているから、きっと良い写真が写せます。