第1609号(9月26日)の記事で、第56回日本社会福祉学会の全国大会のテーマに触れました。
手元にあるのは、大会プログラムだけですが、自由発表のテーマには、いまの社会福祉学の研究者の関心が反映されているわけですから、できるだけ全体の動向を概観してみたいです。さりとて、日頃の不勉強で、タイトルだけでは理解できないものも多いので、サーチエンジンで検索しながら、ということに。
【理論】
全部で17 . . . 本文を読む
湯浅 誠『反貧困』を読む(その15)をさっき書いたばかりですが、
その42ページには刑務所の民営化のことが書かれています。
貧困がきわまり、社会的なサポートもなくなって刑務所がいわば「第4のセーフティネットになってしまっている」という。p.39
私のブログでも、
○ アメリカの民間刑務所 2007.11.11
○ 累犯障害者(山本譲司)2007.09.05
○ PFI刑務所 20 . . . 本文を読む
【これまでのまとめ】
日本では、
・雇用の場で苦労する(非正規労働、低賃金、超過勤務・・)
・社会保険に加入できない苦労(非正規労働で社会保険に加入できない、保険料を払えない・・)
・最後の砦である生活保護でも救済されない
という具合に、雇用・社会保険・生活保護、どの段階のネットワークからも漏れてしまう人がいる。
【皺寄せを受ける人々】
第2章 2は、「皺寄せを受ける人々」pp.38-58
です . . . 本文を読む
ドイツの新聞各紙は
昨日9月29日付の記事として、2009年からの健康保険の保険料率引上げについて報じています。
Googleニュースドイツ版によれば、126紙でこの件の報道がされているが、
ズード・ドイッチェ・ツァィトング
(ミュンヘン)の例を挙げます。
【記事の要点】
連邦社会保険局(ボン)では、専門家7名を招聘して、2009年からの保険料率についての査定を審議している。
水曜日には、 . . . 本文を読む
このブログの記事について
アップした翌日以降のアクセス数が記事ごとに示されます。
最近のものでは、
フィンランドの文献案内(9/27 第1614号)のアクセスが多かったです。
*9/27 ・・・ 63
9/28 ・・・ 42
9/29 ・・・27
3日間で132アクセス。
野村豊子先生(岩手県立大学→東洋大学)の回想法に関する短い論文をアップしたのは、2008年1月30日でしたが . . . 本文を読む
年金問題については、
9月28日の第1620号の記事で、幾つかの側面を整理したばかりですが、
昨日9月29日、厚生労働省の社会保障審議会年金部会が改正案を提示したことが伝えられました。
研究のための覚書。の9月29日付記事は、毎日新聞の配信で伝えています。
今朝9月30日付の日本経済新聞は1面で伝えています。
この案が提示されるまでの経過は、厚生労働省の審議会記録にアップされています。
*9 . . . 本文を読む
厚生労働省の今日9月29日付けHPに
第1回高齢者医療制度検討会(9月25日)の資料がアップされています。
過去の経緯から最近の検討状況までを含んでいて重要です。14ページ。
高齢者医療制度検討会委員名簿 9名中、大学の先生が7名。(うち、元マスコミ関係2)
*社会福祉学の関係の先生は含まれていない。 . . . 本文を読む
今夜は
大学院の修士コース
国際文化研究科の英語教育方法論といった科目にでてみました。
月曜6時限 18:00~19:30
担当のDavid McMurray 教授(写真、今夜721教室)は
Asahi Haikuist Network
の編集者として国際的に知られる。
隔週の英文朝日Asahi Evening News(インターナショナル・ヘラルド・トリビューンと合同した紙面になっています)
. . . 本文を読む
○ 今日の厚生労働省のHPに
この10月から厚生労働省の地方組織が変わる
との記事がアップされていました。
社会保険庁の再編成に伴うもの
とあります。一読、その意味が理解できる人は少ないのでは?そこで、
○ かなり、専門的になりますが、googleで調べたことをつなぎ合わせて
簡単に経緯をまとめました。
1938年(昭和13年)厚生省の発足・・・
1949年(昭和24年)労働省が分離。
196 . . . 本文を読む
鹿児島へ来て
勤務先の紀要で最初に書いた論文がCINIIで電子化されています。
イギリスのブレア政権下の政策を分析した伊藤義典氏の著作をとりあげました。
ブレア政権の医療福祉改革市場機能の活用と社会的排除への取り組み(ミネルバ書房、2006)
*右上のCi.Nii PDFをクリックします。
短いもの(pp.55-59)ですが、一度さっと読んだ程度では書けなくて、書評は時間がかかります。その分 . . . 本文を読む