前回の続きです。
標高850m付近にある不動滝の滝壺に遺体が浮いているのを仲間が発見し、遭難者と確認されたようです。
参考URL
滝つぼで遺体発見 氷ノ山遭難、豊岡の女性(神戸新聞)
5日に救助が来なかったので、自力下山を試みたのでしょうか。おそらく沢を下ろうとして転落か滑落したものと思われます。
この遭難で気になる点がいくつかあります。
第一に、せっかく携帯電話が使えるというのに家族への連絡に固執したことです。家族へ5回ほどメッセージを残していますが、それだったらさっさと
110番
したほうが話が早いです。
電話で救助要請する場合、一番理想的なのは地元の警察署へ連絡することです。山岳事故が多い地域の管轄なら、山の知識を持った警察官が配置されている場合があります。また山岳遭難発生時の対応ができる人が電話に出る可能性も高いです。
山小屋や他の機関ですと、そこから警察に連絡することになりますので、2度手間です。
次に、遭難発生の状況です。
この遭難を知ったとき、最初は「かなり早い段階で道に迷った」ものと思いました。が、そうではないようです。
遭難者は標高1300mにある山小屋に「元気な」メモ書きを残しています。それから1時間もしない午後6時に救助要請です。単なる道迷いなら、救助を求めるまでにもう少し時間が掛かるような気がします。
可能性としては、道に迷ったあげく、一度沢筋に落ちていることが考えられます。それで全身ずぶ濡れになってしまい、低体温状態になったのであわてて救助要請をしたのではないか、と。
ケガで動けないのならば、救助要請した後で滝壺に転落するはずがないと思うのですが・・・・・・推測ばかりですみません。
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標高850m付近にある不動滝の滝壺に遺体が浮いているのを仲間が発見し、遭難者と確認されたようです。
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滝つぼで遺体発見 氷ノ山遭難、豊岡の女性(神戸新聞)
5日に救助が来なかったので、自力下山を試みたのでしょうか。おそらく沢を下ろうとして転落か滑落したものと思われます。
この遭難で気になる点がいくつかあります。
第一に、せっかく携帯電話が使えるというのに家族への連絡に固執したことです。家族へ5回ほどメッセージを残していますが、それだったらさっさと
110番
したほうが話が早いです。
電話で救助要請する場合、一番理想的なのは地元の警察署へ連絡することです。山岳事故が多い地域の管轄なら、山の知識を持った警察官が配置されている場合があります。また山岳遭難発生時の対応ができる人が電話に出る可能性も高いです。
山小屋や他の機関ですと、そこから警察に連絡することになりますので、2度手間です。
次に、遭難発生の状況です。
この遭難を知ったとき、最初は「かなり早い段階で道に迷った」ものと思いました。が、そうではないようです。
遭難者は標高1300mにある山小屋に「元気な」メモ書きを残しています。それから1時間もしない午後6時に救助要請です。単なる道迷いなら、救助を求めるまでにもう少し時間が掛かるような気がします。
可能性としては、道に迷ったあげく、一度沢筋に落ちていることが考えられます。それで全身ずぶ濡れになってしまい、低体温状態になったのであわてて救助要請をしたのではないか、と。
ケガで動けないのならば、救助要請した後で滝壺に転落するはずがないと思うのですが・・・・・・推測ばかりですみません。
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多分、「娘にSOSを送ったのに返事が来ない、自力脱出しかない。」と焦って滝に落ちたのかなと思います。しかし、この人はかなりの経験者だそうですが、少ないとは言え雪のある山に遅い時刻から登るというのは不自然に感じます。
長靴が問題視されていますが、私の地方は雪国で、おばあちゃんでも1mくらいの雪なら長靴で山へ仏華を採りに行ったりします。今年の雪なら長靴のせいで遭難したりはしないでしょう。
今回のケースが当てはまるかどうかはわかりませんが、長靴もモノを選ばないと滑りやすいのがあります。
私は小屋番時代、残雪の北アルプスを長靴で歩いていましたが、カラフルなマリンブーツは止めておけと言われたことがあります。あのタイプだと、かかとが弱いのでキックが効かないんですね。普通の短くて黒いものがいいみたいです。
パトロールの仲間うちでも長靴で歩いている人がいますけど、長靴選びは慎重ですね。どの製品がいいのか、いつも探しているような人もいます。
いずれにせよ、長靴は底が柔らかいものがほとんどなので、それに合わせた歩き方に慣れる必要があります。
パターンが普通の長靴より深く、クッキリしています。踏み抜き防止用の鉄板が入っていて、多分材質も丈夫です。市販されているかどうかは?
私は山仕事や田んぼ仕事にも愛用していました(公私混同??)
私は冬山でもOKな、オーダーの重登山靴を使っています。これは単に、足に合う靴がないからなのですが・・・・
娘に連絡がつかない時点で、110番はできた筈・・
最後に娘と話したかった可能性もありますね・・
それだと滝壺も遅い入山も納得できますが、
小屋に残した元気そうな書き込みだけが
説明できませんね。
部外者の邪推で失礼なのですが、何か納得がいかない
携帯だコメントを書きづらいので、しばらくお待ち下さい
もしかしてハンチョーですか?
>耐油だ様
110番に連絡できなかったのは、パニックを起こしていた可能性があります。
高齢者の夫婦で片方が倒れると、119番する前に息子や娘に電話で相談してくる、なんてことがよくあるそうです。遭難者、あるいは遭難未遂を起こした人が変な行動をするのを、私は何度も見ています。
問題は、そんなパニック状態になった原因ですね。ただの道迷いでパニックになるなら、ちょっと早すぎるような気がするのです。
ときどきガイドもするフリーターが「ガイド中に遭難者(死体)を発見した場合、登山口の案内所や駅に電話して、警察に通報してもらう」というので、「直接はしない?」。すると「客の安全が第一、それに時間は掛けられない」。
同じことを何度も確認されるので煩わしく時間もかかる、ということのようですが、現地が生命にかかわるほど悪天候なら、下山後通報すればよいことで。
登山道の巡視をしたり、ガイドを引受けたり、どちらかといえば「内側」を見聞きしている人間でも、警察や消防に直接通報するのは厭なものなのか、それとも人によるものなのか。
山岳会などでは、事故対策の研修など良くしますが、「通報の練習」が案外重要な気がしてきます。