ブログ更新したら自動的にTwitterに情報が流れるように連携してるわけですが、タイトルしか載らないので内容が分からないのが困り物。
最近、ネットゲームのドラゴンクエスト10(ドラクエ10)を通じた知り合いがTwitterのフォロアーさんに増えていますが、このブログはゲームブログではないので興味の無い記事にたどり着いたらがっかりさせちゃいますし、とりあえずタイトルにはタグを入れることで何の話題か分かるようにしようと思います。
一応、ドラクエ10の話題も今後少しは書いてみようかなとは思ってますけどね♪
とりあえず、しばらくはブログ再開リハビリということで、過去評判が良かったシリーズをいくつかご紹介して行きます。
新ネタはもうちょっとお待ち下さい。m(__)m
【ご近所トラブル顛末記】
今から8年前、私が巻き込まれたご近所トラブルに関する顛末を記録した物です。
...もうあれから8年も経つのかぁ。(^^ゞ
ちなみに、登場人物は私自身を除いて全て仮名です♪
・ご近所トラブル顛末記 ~はじめに~
・ご近所トラブル顛末記 その1 ~最初の訴え~
・ご近所トラブル顛末記 その2 ~プール~
・ご近所トラブル顛末記 その3 ~別のお願い?~
・ご近所トラブル顛末記 その4 ~告白~
・ご近所トラブル顛末記 その5 ~時すでに・・・~
・ご近所トラブル顛末記 その6 ~感謝状?~
・ご近所トラブル顛末記 その7 ~挑戦状?~
・ご近所トラブル顛末記 その8 ~ブッキング~
・ご近所トラブル顛末記 その9 ~三者会談~
・ご近所トラブル顛末記 その10 ~予想通り~
・ご近所トラブル顛末記 その11 ~サル?~
・ご近所トラブル顛末記 その12 ~行方不明~
・ご近所トラブル顛末記 その13 ~対話(その1)~
・ご近所トラブル顛末記 その14 ~対話(その2)~
・ご近所トラブル顛末記 その15 ~収束~
・ご近所トラブル顛末記 ~後日談 その1~
・ご近所トラブル顛末記 ~後日談 その2~
・ご近所トラブル顛末記 ~ついに...~
最近、ネットゲームのドラゴンクエスト10(ドラクエ10)を通じた知り合いがTwitterのフォロアーさんに増えていますが、このブログはゲームブログではないので興味の無い記事にたどり着いたらがっかりさせちゃいますし、とりあえずタイトルにはタグを入れることで何の話題か分かるようにしようと思います。
一応、ドラクエ10の話題も今後少しは書いてみようかなとは思ってますけどね♪
とりあえず、しばらくはブログ再開リハビリということで、過去評判が良かったシリーズをいくつかご紹介して行きます。
新ネタはもうちょっとお待ち下さい。m(__)m
【ご近所トラブル顛末記】
今から8年前、私が巻き込まれたご近所トラブルに関する顛末を記録した物です。
...もうあれから8年も経つのかぁ。(^^ゞ
ちなみに、登場人物は私自身を除いて全て仮名です♪
・ご近所トラブル顛末記 ~はじめに~
・ご近所トラブル顛末記 その1 ~最初の訴え~
・ご近所トラブル顛末記 その2 ~プール~
・ご近所トラブル顛末記 その3 ~別のお願い?~
・ご近所トラブル顛末記 その4 ~告白~
・ご近所トラブル顛末記 その5 ~時すでに・・・~
・ご近所トラブル顛末記 その6 ~感謝状?~
・ご近所トラブル顛末記 その7 ~挑戦状?~
・ご近所トラブル顛末記 その8 ~ブッキング~
・ご近所トラブル顛末記 その9 ~三者会談~
・ご近所トラブル顛末記 その10 ~予想通り~
・ご近所トラブル顛末記 その11 ~サル?~
・ご近所トラブル顛末記 その12 ~行方不明~
・ご近所トラブル顛末記 その13 ~対話(その1)~
・ご近所トラブル顛末記 その14 ~対話(その2)~
・ご近所トラブル顛末記 その15 ~収束~
・ご近所トラブル顛末記 ~後日談 その1~
・ご近所トラブル顛末記 ~後日談 その2~
・ご近所トラブル顛末記 ~ついに...~
何度も同じ事を書いているようですが、最近ようやく時間が出来てきたので、ブログを再開しようと思います。
特にTwitter等を見られている方にはご存知の方も多いかと思いますが、大きい病気をして入院してたりしましたし、その辺りの話もぼちぼち書いていこうかと思います。
相変わらず更新は遅いですが、気長にお付き合いいただけると助かります。(^^ゞ
特にTwitter等を見られている方にはご存知の方も多いかと思いますが、大きい病気をして入院してたりしましたし、その辺りの話もぼちぼち書いていこうかと思います。
相変わらず更新は遅いですが、気長にお付き合いいただけると助かります。(^^ゞ
ここしばらく、ブログの更新が滞っており、書き込みの内容はTwitterの書き込みの転送だけとなってました。
実は、ここしばらく、自宅でPCの前に座る時間が極端に少なくなっていたのです。
その原因となった話題について、実は書こうかどうしようか今まで悩んでいました。
ですが、最近は少し状況が良くなってきた事に加え、私と同じ状況に置かれている方々との情報流通も図れるかもしれないとの思いも込め、ぼちぼちと私の体験談として記述していくこととします。
その話題とは、この記事のタイトルを見ると推測されるかもしれませんが、家族の病気治療に関するお話です。
今、我が家では二つの大きな病気の治療に専念しています。
・妻のうつ病治療
・娘の発達障害治療
妻のうつ病は、今から約4年前に発病し、現在はかなり改善してはいるものも、まだまだ治療継続中です。
娘の発達障害は、今から約2年半前に発覚し、こちらは現時点ではまだまだ解決できていません。
ただ、どちらも治療継続中とはいえ、少しずつ良い方向に向かいつつあり、私もこうやってブログを書くくらいの自分の時間が取れるようになってきました。
今後ぼちぼちと、いったい我が家でどんな事が起こり、どんな解決をしてきたか等について、記事にしていこうと思います。
重い話もあるかと思いますが、私の性格上あまり暗くするのは好きではないので、気軽に読んでいただければ幸いです。
ちなみに今まで書いてきた他のカテゴリ記事も、のんびり追加していこうと思います♪
今後とも、のんびりとお付き合いくださいませ。
実は、ここしばらく、自宅でPCの前に座る時間が極端に少なくなっていたのです。
その原因となった話題について、実は書こうかどうしようか今まで悩んでいました。
ですが、最近は少し状況が良くなってきた事に加え、私と同じ状況に置かれている方々との情報流通も図れるかもしれないとの思いも込め、ぼちぼちと私の体験談として記述していくこととします。
その話題とは、この記事のタイトルを見ると推測されるかもしれませんが、家族の病気治療に関するお話です。
今、我が家では二つの大きな病気の治療に専念しています。
・妻のうつ病治療
・娘の発達障害治療
妻のうつ病は、今から約4年前に発病し、現在はかなり改善してはいるものも、まだまだ治療継続中です。
娘の発達障害は、今から約2年半前に発覚し、こちらは現時点ではまだまだ解決できていません。
ただ、どちらも治療継続中とはいえ、少しずつ良い方向に向かいつつあり、私もこうやってブログを書くくらいの自分の時間が取れるようになってきました。
今後ぼちぼちと、いったい我が家でどんな事が起こり、どんな解決をしてきたか等について、記事にしていこうと思います。
重い話もあるかと思いますが、私の性格上あまり暗くするのは好きではないので、気軽に読んでいただければ幸いです。
ちなみに今まで書いてきた他のカテゴリ記事も、のんびり追加していこうと思います♪
今後とも、のんびりとお付き合いくださいませ。
昨日、仕事が終わっていつも通り自宅に帰るコールをしようとした時の事。
私:「あ、もしもし?」
妻:「あ、えっと、あの、中学校から連絡行くから!」
私:「へ?中学校?」
妻:「あれ、メール見てない?」
私:「うん。見てない。」
妻:「ごめん、じゃ先に見てもらっていい?」
近所の中学校、すなわち横須賀市立鴨居中学校とは、自治会の関連で何度か関わったことはあるれど、今は別に何かイベントがあるわけでもなし。
なんの話だろうと考えながら携帯を切った途端、メールを受信した。
メールの中身を確認して、愕然とした。
要約すると、以下の通り。
ふ~ちゃんの三輪車が近所の中学校の生徒3人に壊された。
犯人の3人はすでにつかまっており、学校に連絡済。
学校からこれからの事について連絡が来る。
急いで家に帰り、詳しい状況を確認。
以下のような事が起こったらしい。
-----
我が家は、かみさんが病気のため、一週間に二日ほどヘルパーさんに来てもらっている。
その際、いつもヘルパーさんはふ~ちゃんを観音崎公園に遊びに連れて行ってくれている。
昨日もいつも通り、ふ~ちゃんを三輪車に乗せて観音崎公園へ。
三輪車からふ~ちゃんを降ろし、一時間ほど遊ばせた後でそろそろ帰ろうと三輪車が有った場所に戻ると、三輪車が消えている。
盗まれたのかとあわてて、観音崎公園内の管理者の方と共にあちこち探したがなかなか見つからない。
あきらめかけたころ、観音崎公園のすぐ隣にある小さな公園「鴨居三丁目公園」で男の子3人がふ~ちゃんの三輪車を投げたり蹴ったりして破壊しているのを発見。
見つかって逃げようとした3人を捕まえ問いただしたところ、鴨居中学校の生徒であるとの事だったため、学校に連絡を入れ対処を依頼した。
-----
鴨居中学校の生徒は通勤時等によく見かけるけれど、そんな悪さをするような子達とは思えなかったので半信半疑で待っていたところ、中学校の教頭先生から今から我が家に向かうとの連絡があった。
来られたのは教頭先生と生活指導の先生で、現状を説明してくださった。
・残念ながら、犯人の3名は全員鴨居中学校の2年生の生徒だったこと。
・子供達は、自分の犯行であることを認めているとのこと。
・現在各子供の親に連絡済であり、この後学校内で話し合いを行われるとのこと。
・話し合い後、改めて子供も含めて謝罪に訪れたいとのこと。
鴨居中学校の先生方は、普段から子供の教育に熱心ですばらしい仕事をされていると私は思っている。
そんな先生方が深く頭を下げている。
とても気の毒であり、こんな思いを先生にさせる子供達をとっちめてやろうと考えていた。
先生方は一旦帰られ、その一時間ちょっと後、子供と親と一緒に再度謝罪に来られる由連絡が入った。
チャイムが鳴り、出てみるとそこには破壊された三輪車を持った3人の子供とその各親、先ほど来られた先生がいた。
先生からの再びの謝罪。
子供達は無言でそこに立っている。
正直驚いた。
こんな酷いことをする子達だから、もっと不良っぽい子供が来るかと思っていたのだが、そこに居たのはどうみてもおとなしそうな普通の中学生。
しばらく黙っていた子供達だったが、先生に怒られてやっと口を開いた。
「三輪車を投げて壊してしまい、済みませんでした。」
「三輪車を蹴ったりして済みませんでした。」
「逃げようとしたりして済みませんでした。」
状況説明だけの三段落ちか?と一瞬おかしくなった。
それにしても、謝るところの論点がずれている。
「なんで、こんな事しちゃったの?」
質問してみた。
返事は帰ってこなかった。
3人と私たち家族(ヘルパーさん含む)とは面識も接点もないし、嫌がらせのための行動ではなく、多分思春期特有の突発的な行動が原因だったんだろうと思うが、正確なところはわからない。
色々問い詰めてとっちめてやろうかと思った時、一緒に来られている先生と親御さん達の顔が目に映った。
どの顔も皆、どうしたら良いだろう、どうしたら許してもらえるだろうと困惑していた
その顔を見ていたら気の毒になってしまい、問い詰める気が失せてしまった。
なので、一つだけ伝えることにした。
「壊れたものは戻ってこないから仕方がない。だけど、君達がしたことで親御さんや先生も含めて大勢が迷惑をこうむっている。そこを反省しなさい。」
とりあえず、後の事は先生と親御さん方を信頼して任せることとした。
壊してしまった分については弁償する、それについてはまた後日連絡をする、ということで一旦その場は終えることとなった。
現在は、その弁償についてどうするかの連絡を待っている。
多分連絡はまだしばらく先の事だろう。
後は先生方や各親御さんに任せようとは思ったが、ここでちょっとだけ私の思っている事を書いておこうと思う。
子供達は謝りに来ていたが、心から謝ることはできていたのだろうか。
そもそも、自分達がしたことについて、ちゃんと理解できたのだろうか。
壊された三輪車は、ふ~ちゃんのじぃじとばぁば、すなわち私の両親が二年前のふ~ちゃんの誕生日プレゼントとして買ってくれたものだ。
子供が小さいうちは、ペダルとの間に足置きをおいて大人が押して移動できるようになっており、ある程度子供が大きくなってくれば足置きを外して自分でペダルを漕いで遊ぶことができるという、長い間使えるように作られている三輪車だった。
ふ~ちゃんは、ちょっと成長が遅いためにいまだペダルを漕ぐことができなかったが、近所の子供達と一緒に三輪車にまたがっていつも遊んでいた。
もうちょっと成長すれば、この三輪車を自分でペダルを漕いで走るところがみれる、と私たち両親やじぃじばぁばは楽しみにしていたが、それが実現することは永遠になくなってしまった。
犯人である3人は、自分達が壊してしまったのは、この三輪車だけと考えてはいないだろうか。
彼らが本当に壊したものは、本当は別のところにある。
・三輪車に乗ることを楽しみにしていたふ~ちゃんの思い。
・この三輪車を借りて遊ぶことをいつも楽しみにしていた近所の子供達の思い。
・娘および孫の成長を楽しみにしていた私達両親と、祖父母の思い。
・私達夫婦や、ふ~ちゃんの事をいつも気にかけてくださっているヘルパーさんの思い。
そして、
・学校中の生徒の事を第一に考えて色々頑張ってらっしゃる先生方の思い。
・息子の事を見守ってくださっている、犯人三人の子供の親御さん方の思い。
彼ら3人が本当に壊したのは、これら沢山の人々の「思い」、つまり心に他ならない。
彼らは、これら沢山の心を、自分達のちょっとした気まぐれで全て壊したのだ。
壊した三輪車は、修理したり代わりの物を買うことで弁償は簡単にできる。
だが、彼らが壊した心は、代わりの物やお金では治すことはできない。
その事の重大さを、本人達がちゃんと理解し、反省することが出来ればこの事件は解決だと思う。
もし、彼らが理解できず反省もできなかったとなれば...
器物破損罪として、ちゃんと訴えてしかるべき罪を本人達に与えなければならなくなってしまう、が、できればそんな事は避けたいと思っている。
経過については、またここで報告しようと思う。
私:「あ、もしもし?」
妻:「あ、えっと、あの、中学校から連絡行くから!」
私:「へ?中学校?」
妻:「あれ、メール見てない?」
私:「うん。見てない。」
妻:「ごめん、じゃ先に見てもらっていい?」
近所の中学校、すなわち横須賀市立鴨居中学校とは、自治会の関連で何度か関わったことはあるれど、今は別に何かイベントがあるわけでもなし。
なんの話だろうと考えながら携帯を切った途端、メールを受信した。
メールの中身を確認して、愕然とした。
要約すると、以下の通り。
ふ~ちゃんの三輪車が近所の中学校の生徒3人に壊された。
犯人の3人はすでにつかまっており、学校に連絡済。
学校からこれからの事について連絡が来る。
急いで家に帰り、詳しい状況を確認。
以下のような事が起こったらしい。
-----
我が家は、かみさんが病気のため、一週間に二日ほどヘルパーさんに来てもらっている。
その際、いつもヘルパーさんはふ~ちゃんを観音崎公園に遊びに連れて行ってくれている。
昨日もいつも通り、ふ~ちゃんを三輪車に乗せて観音崎公園へ。
三輪車からふ~ちゃんを降ろし、一時間ほど遊ばせた後でそろそろ帰ろうと三輪車が有った場所に戻ると、三輪車が消えている。
盗まれたのかとあわてて、観音崎公園内の管理者の方と共にあちこち探したがなかなか見つからない。
あきらめかけたころ、観音崎公園のすぐ隣にある小さな公園「鴨居三丁目公園」で男の子3人がふ~ちゃんの三輪車を投げたり蹴ったりして破壊しているのを発見。
見つかって逃げようとした3人を捕まえ問いただしたところ、鴨居中学校の生徒であるとの事だったため、学校に連絡を入れ対処を依頼した。
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鴨居中学校の生徒は通勤時等によく見かけるけれど、そんな悪さをするような子達とは思えなかったので半信半疑で待っていたところ、中学校の教頭先生から今から我が家に向かうとの連絡があった。
来られたのは教頭先生と生活指導の先生で、現状を説明してくださった。
・残念ながら、犯人の3名は全員鴨居中学校の2年生の生徒だったこと。
・子供達は、自分の犯行であることを認めているとのこと。
・現在各子供の親に連絡済であり、この後学校内で話し合いを行われるとのこと。
・話し合い後、改めて子供も含めて謝罪に訪れたいとのこと。
鴨居中学校の先生方は、普段から子供の教育に熱心ですばらしい仕事をされていると私は思っている。
そんな先生方が深く頭を下げている。
とても気の毒であり、こんな思いを先生にさせる子供達をとっちめてやろうと考えていた。
先生方は一旦帰られ、その一時間ちょっと後、子供と親と一緒に再度謝罪に来られる由連絡が入った。
チャイムが鳴り、出てみるとそこには破壊された三輪車を持った3人の子供とその各親、先ほど来られた先生がいた。
先生からの再びの謝罪。
子供達は無言でそこに立っている。
正直驚いた。
こんな酷いことをする子達だから、もっと不良っぽい子供が来るかと思っていたのだが、そこに居たのはどうみてもおとなしそうな普通の中学生。
しばらく黙っていた子供達だったが、先生に怒られてやっと口を開いた。
「三輪車を投げて壊してしまい、済みませんでした。」
「三輪車を蹴ったりして済みませんでした。」
「逃げようとしたりして済みませんでした。」
状況説明だけの三段落ちか?と一瞬おかしくなった。
それにしても、謝るところの論点がずれている。
「なんで、こんな事しちゃったの?」
質問してみた。
返事は帰ってこなかった。
3人と私たち家族(ヘルパーさん含む)とは面識も接点もないし、嫌がらせのための行動ではなく、多分思春期特有の突発的な行動が原因だったんだろうと思うが、正確なところはわからない。
色々問い詰めてとっちめてやろうかと思った時、一緒に来られている先生と親御さん達の顔が目に映った。
どの顔も皆、どうしたら良いだろう、どうしたら許してもらえるだろうと困惑していた
その顔を見ていたら気の毒になってしまい、問い詰める気が失せてしまった。
なので、一つだけ伝えることにした。
「壊れたものは戻ってこないから仕方がない。だけど、君達がしたことで親御さんや先生も含めて大勢が迷惑をこうむっている。そこを反省しなさい。」
とりあえず、後の事は先生と親御さん方を信頼して任せることとした。
壊してしまった分については弁償する、それについてはまた後日連絡をする、ということで一旦その場は終えることとなった。
現在は、その弁償についてどうするかの連絡を待っている。
多分連絡はまだしばらく先の事だろう。
後は先生方や各親御さんに任せようとは思ったが、ここでちょっとだけ私の思っている事を書いておこうと思う。
子供達は謝りに来ていたが、心から謝ることはできていたのだろうか。
そもそも、自分達がしたことについて、ちゃんと理解できたのだろうか。
壊された三輪車は、ふ~ちゃんのじぃじとばぁば、すなわち私の両親が二年前のふ~ちゃんの誕生日プレゼントとして買ってくれたものだ。
子供が小さいうちは、ペダルとの間に足置きをおいて大人が押して移動できるようになっており、ある程度子供が大きくなってくれば足置きを外して自分でペダルを漕いで遊ぶことができるという、長い間使えるように作られている三輪車だった。
ふ~ちゃんは、ちょっと成長が遅いためにいまだペダルを漕ぐことができなかったが、近所の子供達と一緒に三輪車にまたがっていつも遊んでいた。
もうちょっと成長すれば、この三輪車を自分でペダルを漕いで走るところがみれる、と私たち両親やじぃじばぁばは楽しみにしていたが、それが実現することは永遠になくなってしまった。
犯人である3人は、自分達が壊してしまったのは、この三輪車だけと考えてはいないだろうか。
彼らが本当に壊したものは、本当は別のところにある。
・三輪車に乗ることを楽しみにしていたふ~ちゃんの思い。
・この三輪車を借りて遊ぶことをいつも楽しみにしていた近所の子供達の思い。
・娘および孫の成長を楽しみにしていた私達両親と、祖父母の思い。
・私達夫婦や、ふ~ちゃんの事をいつも気にかけてくださっているヘルパーさんの思い。
そして、
・学校中の生徒の事を第一に考えて色々頑張ってらっしゃる先生方の思い。
・息子の事を見守ってくださっている、犯人三人の子供の親御さん方の思い。
彼ら3人が本当に壊したのは、これら沢山の人々の「思い」、つまり心に他ならない。
彼らは、これら沢山の心を、自分達のちょっとした気まぐれで全て壊したのだ。
壊した三輪車は、修理したり代わりの物を買うことで弁償は簡単にできる。
だが、彼らが壊した心は、代わりの物やお金では治すことはできない。
その事の重大さを、本人達がちゃんと理解し、反省することが出来ればこの事件は解決だと思う。
もし、彼らが理解できず反省もできなかったとなれば...
器物破損罪として、ちゃんと訴えてしかるべき罪を本人達に与えなければならなくなってしまう、が、できればそんな事は避けたいと思っている。
経過については、またここで報告しようと思う。