ともちの小さなGLOBE

人生は一期一会のLong and winding road。小さな地球儀をめぐる日々をブログにしました。

2008年2月 中東:サウジアラビアにて

2009-04-08 21:54:26 | 
初春に中近東湾岸5カ国(サウジアラビア、カタール、オマーン、クエート、UAE)を訪ねた。

2年前に訪れた時に比べ原油価格の高騰が産油国にどのような影響を及ぼしているのか興味深い。
今回は写真を織り交ぜて、5カ国に分けてレポートしたい。

初めに訪れたサウジアラビアの印象は2年前と大きな変化を感じなかった。
世界最大の産油国のオイルマネーはどこに行ったのか?
驚くべきほど多人数にあたる王族達に回っているとの話も聞くが、中々定かではない。首都リアドの街並の変化からも他の国に比べて建設ラッシュというキーワードは感じることが出来なかった。
しかし、写真にあるように郊外には週末にベドウィンライフを楽しむ為のレクレーショナルとしてのキャンプ施設が立ち並ぶようになっており、庶民の暮らしにも豊かさが浸透しつつある事も感じ取る事が出来る一面もある。

ただし、サウジには華やかさを感じないのは事実だ。マックやケンタッキーなどのUSファーストフード店も数多いし、立派なショッピングモールもあるのに…やはり宗教の厳格さ故の、外で見る黒尽くめの女性の容姿のなせる業かもしれない。

余談だが道中、移動に使ったベンツがオルタネーターベルトとプーリーの破損によって荒地の中でSTOPした。
通常であれば、かなりの重症でパーツが届いて整備交換が終了するまで数日は待たされると思ったが、なんと当日中に全ての部品交換と整備が終了した。砂漠の国でのベンツのアフターサービス体制には驚く事しきりだ。

かつて車が壊れたら道端に捨てられ、廃車が道路脇に点在するとも言われていたが、これは既に過去のものになっている。

立ち寄ったショールームに面白いものを見つけた。

中国製RVのリムジン…内装はブルーの照明にDVDを置いた応接風だが、運転席はマニュアルミッションのシャビーな感は否めない。

召使が運転する故、運転者には快適さは皆無というところか。おそらく、世界一運転席と後部座席の“格差“がある車両だろう。
しかし、リムジンと言えば名の通った車の改造と思い込んでいたが、誰がこのシャビーリムジンを買うのだろう…!?
オイルマネーは、目立たない形でこの国に小金持ちを生み出しているのかもしれない。


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