![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/d9/3a4e91b693da8eb5f824a5db5aac06e0.jpg)
津和野藩名物、源氏巻にニコニコマークがついたかわいい笑小巻。 三松堂のものです。末尾に北海道のハスカップジュエリーもご紹介。どちらもいただきものですが、同じ方に以前こんなすてきなお菓子もいただきました。ラブリーなもの好きな方だと思われます。
源氏巻は渋みの抜けたあっさりしたあんこをどら焼きの皮を薄くしたような生地で巻いてあります(文明堂のかすてら巻の外側の皮と同じ感じ)。ニコニコマークもあいまって、ほっこりしたなごみの美味しさです。
源氏巻には興味深いいわれが。
津和野藩主が何かの行事のもてなし役を命ぜられ、作法をつかさどる高家を務める吉良家からは何も教えてもらえず嫌がらせをされる。腹にすえかねた藩主は吉良を討とうとするが、津和野藩の家臣は藩主を諌めると同時に、小判を生地で巻いてお菓子にみせかけたものを吉良家に献上。
おかげで吉良上野介からは必要な作法を教えてもらえ、もし身分の高い吉良家相手に刃傷沙汰などを起こせばお取りつぶしなどの可能性もあった津和野藩の危機は免れましたとさ。めでたし、めでたし。
という言い伝えがあるそうです。そこで藩の危機を救っためでたい巻きものの形をしたお菓子が源氏巻とよばれようになったそうです。津和野では何軒もの菓子屋さんが、いまも源氏巻を作っているそうです。源氏という名がついたのは、この地域が源氏系なのでしょうかね。
なんだか聞いたことがある話・・と思われませんでした?
そうなんです。途中まで、赤穂浪士の話と全く一緒ではありませんか
吉良上野介が「袖の下」を要求し、応じない、あるいはその習慣を知らない新参者に意地悪する公私混同が事実でそのようなケースが頻発していたのか、有名な赤穂浪士の話になぞらえたのか。
赤穂藩の藩主浅野匠頭は、変わり者、あるいは多少精神に病気があったとする説もあります(それでも当時の規範からいったら藩士は藩主を盛りたてる運命、義務があるのでしょう)。
一方で津和野藩の藩主は家臣の意見にも耳を傾けるまっとうな殿さまで、また、家臣も気がきいていた、ということを赤穂浪士のエピソードを借用して、あるいは実話を通じて、藩が世間に示したかったのかもしれません。
お隣は、北海道のハスカップジュエリー(もりもと)です(写真は半分にカットしたもの)。大好きなお菓子です。
ハスカップという北海道原産の酸味のあるベリーのジャムとバタークリームがクッキーの間に挟まれ、さらにクッキーの四隅にミルクチョコレートがコーティングされた、凝ったお菓子です。
おなじく北海道土産で有名な六花亭の「マルセイバターサンド」がお好きな方ならきっとお気に召すと思います。千歳空港にも売店がありますが通販も可能です。
![]() 長年愛されてきたハスカップの甘酸っぱいスイーツ!もりもと ハスカップジュエリー 10個入 |
ハスカップとは、アイヌ語で「ハシカブ」([haska(o)p、ハシ=枝・カ=上・オ=たくさんある・プ=もの)に由来するそうです。つる状の高山植物だそう。主に北海道西部の勇払平野(ゆうふつへいや。苫小牧市があります)に自生しているそうです。
「不老長寿の薬」とされ、鉄分、アントシアニン、カルシウムなど体に良い成分がたくさん入っている由。
↓こんな形をしています。ブルーベリーを細長くしたみたいですね。
![]() |
ハスカップの実 知床三佐ヱ門本舗 知床三佐ヱ門本舗kn このアイテムの詳細を見る |
遊びに来てくださいましてありがとうございます。”おいしそう”と思っていただけたらブログランキングへの投票(ここをひとぽち)お願いします