杣の木洩日(そまのこもれび)という岐阜県の銘菓。いただきものです。しっとりした干し柿に栗きんとん(ねりあげた甘いのではなく、おなじく岐阜県の「すや」などで見られる、栗をつぶして砂糖控えめで絞った「栗きんとん」)が包まれています。
干し柿に白餡や黄身餡がはいっているものは食べたことがありますが、栗とはめずらしい。最初は予想通り干し柿味が強いのですが(でも普通のよりあっさりしている)、次に栗のほっこりした風味がぐーんと迫ってくる感じ。
おいしいです。
ぜひお試しください。ちょうど開けたての八女茶があったのでそちらと合わせました。抹茶(しかも濃茶)やほうじ茶、あるいはエスプレッソなど強い味の飲み物のほうが合うかもしれません。
このお菓子は満天星一休(どうだんいっきゅう)というお店のものです。
「どうだん」というのはどうだんつつじの「どうだん」です。通常どうだん=灯台と書きますが、満点星という当て字もつかわれます。これは、老子が水を天からこぼしたらこの木が空に光る満点の星のようにお花を咲かせた、という古い中国の言い伝えからきているそうです。
「杣(そま)」木こりさんのこと。転じて杉など木こりさんが伐る木のある場所(山になるのでしょうね)を指したりもするようです(広辞苑調べ)
二つの言葉ともはじめて知り勉強になりました。
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