神田レトロ散歩③近江屋洋菓子店：喫茶室・ケーキ

神田散歩のしめくくり、大正ロマンの香り漂う近江屋洋菓子店
です。


大正か昭和初期のデザインに思われるレトロな店内、特に四角いガラスケースに「ショートケーキ」「サバラン」「プリン」のような、簡潔かつ気取りのない品名のお菓子が20数種類くらい並ぶさまは、まるでタイムスリップしたよう。

しかも、土日でも空いていてゆっくりお茶を楽しめて、大好きな場所です。一人でも入りやすく、本も読まずぼーっとしていたくなる場所です。

ケーキは素朴で、特徴のあるものではありません。
味そのものというよりも、店内、オーソドックスなケーキの形、箱、手提げ袋、店員さんのブルーのワンピースと白エプロンも全てがレトロで統一感があり素敵。清潔な感じもします。”ひとりザガットサーベイ”ですと、いわゆるおしゃれカフェをはるかに引き離す高ポイント店です。

今日ものんびり和もうと思って入ったら、なんと店内は満員。いつも飲み物ブッフェをやっていて、生ジュースやハーブティが飲み放題（なんと、ボルシチまであります）なのですが、立って飲み物をいただいている人も多数。

これではゆっくりできそうもないので、ケーキを買ってそのまま帰宅。家でお茶にしました。やっぱりあのミルクホール調の店内で食べたほうがずっとおいしい気がしました。


東京・神田レトロ散歩①駿河台周辺
東京・神田レトロ散歩②老舗の建物

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