ポンパドウルのデニッシュ

ポンパドウルのパン。お好きだった方も多いのではないでしょうか。

今はデパ地下に入っているパン屋もドミニクサブロン、メゾンカイザーやブルディガラなどたくさんブランドがありますが、それこそふた昔前は、ポンパドウルは「流行最先端の」パン屋さんだったと思います。

パリッとしたバゲットやバタールや、パンドミー（食パン）は焼き上がり時間が表示され、多くの人が並んで焼き立てを手に入れるのを待っていたほどでした。
フォションよりぐっと手ごろな値段ですが、それほど味は遜色ない、というような位置づけだったように思います。

横浜元町生まれ、というブランドイメージも、パン屋さんで真っ赤な紙袋、という当時では珍しいおしゃれな感じも流行った理由ではないでしょうか。

昨日、銀座の裏通りをぶらぶらしたときにフォカッチャとアップルパイを買いました。特にフォカッチャはふわふわしてオリーブオイルの香りもよくおいしかったですよ～。湯布院に行ったときに大分空港で買った無添加生ハムを冷凍しておいたので、ルッコラと紫たまねぎのスライスをはさんでサンドイッチにしてお昼ご飯にしました。

紀ノ国屋のピタパンがお好きな方はきっと気に入っていただけるはず。



実は、冒頭の写真の黄桃のデニッシュには思い出が。
正直に言うと良くある味で特段おいしいわけでもないのですが、あれば必ず買って帰ります。
（夏だからか、昨日はカスタードクリームを使ったパンはありませんでした。これは昨冬に撮ったもの）

その昔、私は仕事や職場の雰囲気が合わず疲れていた時があったのですが、当時付き合っていた彼が、超多忙だったのにもかかわらず近くの公園で一緒にお昼ご飯を食べようと誘ってくれました。たまたま互いの勤務先が近くだったのです。

彼はポンパドウルでこの黄桃デニッシュやサンドイッチを買ってきてくれていました。彼と一緒にいるとほっとするとしみじみ感じ、結婚願望の無かった私ですが彼とだったら！と思うようになった記念すべき日でした。

それからはや○○年。
家族になった今も変わらない彼の優しさを当然のことと思わないよう、ポンパドウルのお店を見つければ必ず立ち寄り、ありがたさをかみ締めつつパンをいただいております。
彼は今出張中ですが、無事に元気で帰ってきてね～　

銀座猫


ポンパドールのパンは、通販でも買えました。冷凍で届くそうなので長持ちしてうれしいですが、デニッシュはさすがにないですね・・。


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