巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

ユニチャームの超立体マスク

2004-11-13 18:56:05 | ガジェット/モノ
mask風邪のひき始めの葛根湯、本格的にひいてからのパブロン、梅干の黒焼き、生姜湯、アリナミンEX、joshさんお勧めのプロポリス、と飲めるものすべてにおすがりして数日。かなり楽になったが、完全に休めないこともありまだ熱がひかない。

わたしは風邪をひくと最初に喉にきて、最後まで喉をひきずる。喘息っ気があるため、それより下の呼吸器官に症状が落ちていくとやっかいなことになるので、どんなに苦しくとも喉のあたりで止まってくれるのなら、ありがたいのかもしれない。

しかし喉で止まるのもつらいものだ。喉にくると高熱が出る。そして扁桃腺に膿がつき、喉がどうしようもなく痛くなる。特に朝起きたときのあの喉の痛さといったら、涙ものだ。

起きぬけの喉の痛みを緩和するために「マスクをして眠る」(あらかじめマスクの中のガーゼを水でしめらせておくと、なお可)というのは非常に有効な方法だが、伝統的なガーゼのマスクでは、マスクの耳かけゴムで耳の付け根が痛くなり、何日も続けてマスクをして眠るのには別のつらさが生じる。ついでに、朝起きるとネコのひげのような形にゴムの跡が残っており、これもまた恥ずかしいものだ。

しかし、最近では最先端の科学技術に基づく(?)さまざまなハイテクマスクが出てきており、これがなかなかよろしいようだ。

人によって好みもあろうが、わたしが愛用しているのは、使い捨てのユニチャームの超立体マスクである。「花粉用」と「(インフルエンザ・)かぜ用」があり、先に出た花粉用は日経BPデザイン賞2003の銀賞を受賞している。

サイズは「かぜ用」が3種類、「花粉用」が2種類あり、立体状で顔にピタリとフィットする構造になっている。マスクと口元の間に空間ができるので息苦しさがなく、かぜ用のマスクではその空間に適度な湿度が維持されるために、乾燥と口呼吸からくる喉の痛みが緩和される。マスクをしたまま寝ても、耳の付け根が痛くならないのがうれしい。

希望小売価格は7枚入り520円。昨年の冬のシーズンより、安売りの店を見つけては家族ともども買いだめをしている、わが家の冬の必需品である。

さて、この超立体用マスクの欠点は、使用した人間の面相が烏天狗になることだ。しかし、効果には何物をもっても代えがたく、冬にはしぶしぶ烏天狗ホワイト・バージョンになることにしている。

しかし形が目立つ。「烏天狗してます」という風情になる。目立たせないためにマスクの色を白ではなくベージュにしたらどうかとも思ったが、これでは目から下がムジナ(小泉八雲が書いたあのノッペラボウのこと)と化す印象があるので、やはり白が無難なところかも…