墨東 下町カレーパン < 旨い肴と 昼酒を >

 東京の下町を巡り、お値打ちのものを探し仲間と呑む。浅草だけが下町じゃない、もっとDEEPでもっと奥に。 そして電車も。

下北カレーパン<下北行列> 百四拾

2017-08-01 23:38:02 | 日記

 いやぁ~、残念だ。 東京の三大カレーパンのひとつとまで云われる「下北沢 アンゼリカ」7月31日をもって閉店との告知が店頭に貼られた、たしか7月の初めであったか。

 目だった混雑もなく「無くなる前にカレーパン大辛を買おう」と気楽に考えていたら、25日をすぎて行列ができはじめた。 いかんなぁ、朝日新聞に出たからかなぁ。

 

 下北沢駅南口を出て右、南口商店街をゆる~く下って2分弱、下北在住「水森亜土」さん描くイラストが目立つ小さな町のパン屋さんが右手に現れる。 アンゼリカ、下北で50年だそうだ。

 みそパンも有名です。 

 近隣店舗からの苦情があったか自主的に考えたか、翌日からは店主が入口に立ち声をかけ反対方向に並ぶようお願いしていた(人数制限をして)。 カレーパンが間に合わないようだ、ようやく中に入ったお客さんも取るパンが無くて出来上がり待ちの状態。 列が進まない!! ここまでは7月28日(金)の画像です。

 

 7月30日(日曜日)10:30 頃

 すごい行列ができている(赤矢印まで)。

 そしてお昼頃。 赤矢印の緑のテントが「アンゼリカ」です。

 角を曲がって・・・。

 ようやくここが最後尾らしい、何人ならんでるんだ、100人以上なことは確かだ。

 どのくらい待つのか見当もつかない、もちろん並ばないが。

 あまりの混雑に店舗側も「カレーパン2個、みそパン3個 まで」と数量制限をしたが行列は変わらない、閉店時間を待つしか対策は無さそうだ。 カレーパンは油で揚げるため作るのに手間がかかる、調理場はさぞかし大変なこととお察し申しあげる

 ちなみに東京三大カレーパンとは、「森下・カトレア 元祖カレーパン辛口」「下北沢・アンゼリカ」そして最後の一店は「あなたが思い浮かべたそのお店」です。

 

 並ぶのは嫌だ、でも食べたい。 最終日も似たようなものだろう、並ばないので食べられないが美味しさは舌が覚えている(つもり)。 まぁ美味しいと云われるカレーパンはアンゼリカの味に似てくるものなので、我慢しよう。 下北でアンゼリカ2号を再開してやろうという強者が現れることを切に願います。

  最終日(7月31日 11時頃) 昨日よりも行列は長くなっている、アンゼリカからツルハ薬局までの約70メートル。 16時の最終売出しにあわせやって来たが行列は変わらない、最後尾で案内していた娘に聞くと「120人位ですから並べば買えますよ」だって。 時間は?「1時間位は待ちます」、、、1時間待ってカレーパン2個では効率が悪すぎる、やめよう!すぐに行列から離脱した。

 

 8月1日 ここ数日の戦いが終わり静けさが戻った、時折カメラを向ける方がちらほら。

買えなかった(買わなかった)のは残念であるけど、この大混乱のなかで作ったカレーパンより「記憶にあるアンゼリカのカレーパンの味」の方が上だったと思う事にしよう。 若干の悔しさを込めて・・・!