伊藤 克浩(べるお/Beruo)の「折れない心」ブログ

理学療法士伊藤克浩(べるお/Beruo)のサッカーとフットサル、そして理学療法に関するブログ。

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最後のgooブログ「折れない心」

2012年08月01日 | Weblog
 今日、10台のヘルニア術後の青年が3ヶ月ぶりに松葉で歩けました。

 彼は先天異常があってヘルニアになりやすい家系でした。

 症状が出て急性期病院に行ったけどいろんな理由で手術してもらえず、両下肢は完全麻痺に・・

 私が最初に見たときも左の膝が少し伸ばせるだけで他はほぼ完全麻痺。入院時から完全麻痺残存を視野に入れながらADLの改善、でもちょっとでも筋収縮が見られたらそこをPNFで強化・・毎日新しい発見をしながらリハビリテーションを進めて来ました。

 理学療法で2時間診療できるので、上半身の強化や脊髄損傷をお持ちの対象者用プログラムも同時進行で進めながら、賛否両論あるでしょうがYouTube
「ロフストランド杖でブレイクダンスを踊る対麻痺者画像」
を見せながら勇気づけ麻痺の回復にも全力で取り組んできました。

 リハビリテーションの成果かどうかはともかく、徐々に下肢の麻痺が改善してきて今日短下肢装具を使ってですが、松葉杖で一人で立ち、介助もまだ必要でしたが10m歩くことが出来ました。

 立てた瞬間「おお!やった!」と思っていたら、それを見ていた他の私が担当している方が涙ぐんで感動している姿を見て、私も思わず泣きそうになりました。

 こんな素晴らしい瞬間に立ち会える理学療法士という仕事は本当にやりがいのある仕事です。

 脳性麻痺のボバース8週間基礎講習会に参加したときに、治療実習で両下肢麻痺のお子さんが、生まれて初めて一人で歩けたときに感動してボロボロ泣いたのを思い出しました。

 理学療法士のプロとしてどうか?と言われそうですが「折れない心」を持って、潜在能力を信じて疑わずに、目の前の対象者(児)に今後も全身全霊で立ち向かい続けたいと思い直した今日の日でした。

 最後に・・週末ほとんど研修会や協会の仕事で家にいることが無く、デスクトップPCの前に座ることが無くなって来た今日この頃、ipadでフェイスブックとtwitterで情報発信をしていますがブログを書き続ける事は難しくなってきました。たまにPCの前に座れるときに履歴を見ると数百人の方がブログ見に来てくれていて、更新しないことを心苦しいなぁ・・と思い続けてきましたがこのgooブログは本日をもって書き込まないことに決めました。今後もフェイスブックで情報発信していきたいと思いますので「伊藤克浩」で検索、私のページをフィード購読して頂くことで近況をお伝えできますので今後とも応援の程よろしくお願いいたします。

 ※過去の発言で参考にしていただける事項もあると思われますので閉鎖せずにしばらくこのブログは置いておこうと思っています。
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運命的な今年の夏

2012年07月19日 | Weblog
 今年の夏は期せずしてたくさんの旧友とからむことになります。

 まずは明日から愛媛に移動、おいらの恩人アシストジャパン愛媛の増田さん夫婦と夫婦では久しぶりの再会。増田さんが山梨にいた頃は夫婦で同じ賃貸マンションに住んでいたのでかみさん同士も仲良し。お互い子供が手を離れ夫婦同士でお会いするのは本当に久しぶりとなります。おいらはアシストジャパン3号館でお仕事ですが、かみさん同士は愛媛観光を満喫するようです。

 そして日曜日に愛媛から山口に移動し、父親の墓参りに行くのですが、その際、フェイスブックで再会した中高時代の旧友二人と食事をすることになりました。

 一人は中学時代からお世話になった先輩で、中学時代は自転車いじりのアドバイザー。その後、おいらが山梨に就職してからも彼(たっちゃん)が立川に住んでいたので連絡を取り合い20代前半は一緒に彼の品川ナンバーの真っ赤なポルシェで六本木や湘南に毎週のように繰り出しました。ある意味戦友です・・(若気の至りです(^^;アセアセ)。

 もう一人は同級で佐波中学時代の親友(なつ)。おいらの父親は山口県立中央病院(現在の医療センター)副院長だったこともあって、ほとんど家におらず、部活(サッカー)以外の時間は寂しい思いをしていたのですが、彼とその家族に随分面倒を見てもらいました。ありがたいことです。

 その後、おいら高校はサッカー留学で島根県に行き、リハの学校は長崎、山梨に就職したのでその後ちょっと親交がなかったのですが日曜日に久しぶりに会うことが出来ます。楽しみです。

 そしてもう一つ。三十年ぶりに出身校島根県大社高校から同窓会のお誘いが来ました。サッカー部のみんなと久しぶりに会うことになります。

 こんな本当に久しぶりの旧友・親友との再会・・。偶然とはいえなんだか運命的な夏になりそうです。神様は「死ぬ前に大切な人に会っておけ」なのか「人生を振り返る起点としろ」と言っているのかよく分かりませんが大切にしたいと思います。
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49歳に・・

2012年07月03日 | Weblog
 フットサルの練習から帰宅。今日は蒸し暑くて練習着をギューっとしぼれるほど汗をかきました。その分土日に飲んだけど…。^^; 今日は珍しく20人以上練習に来てくれました。コートもう一つ借りたかったけど、他が埋まっていて借りられず凄い密集状態に…。毎回多いなら毎週2コート予約するのですが…(^^;;

そんでもって12時過ぎたので49歳に…(^^;; 当初の計画では50で最前線を退こうと思っていたのですが、そうもいかなそうですね。

 今週の木曜日は家族三人のための今年唯一の夏休みを一日取ります。木更津のアウトレットに行ってきます。

 ちょっと一段落した夏休み前の平日・・激混みでないことを祈ります。(笑)
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今年度の活動の軸

2012年06月25日 | Weblog
           ↑鳩山元総理とツーショット!祝賀会で最後まで同席して下さいました。

 最近このブログの更新もままならず、新年度もいつの間にか多忙モードに突入しました(^^;アセアセ。

 ボバ研会長コラムに加筆して今年度の活動の軸と近況について触れておきます。

 ちなみに7~8月は山梨ボバース研究会研修会(7/1)、長崎県理学療法士会の学術研修会(7/13~15)、愛媛アシストジャパンでの研修会(7/20~22)、第二回日本ボバース研究会学術大会(7/27~29)、8月に入ってJBITAチューターズモジュール(8/3・4)、三協会協議会(8/3)、JBITA会議(8/5)、当院基礎講習会(8/6~10)、エクステンションコース(8/11~12)、大社高校第34期同窓会(8/13)と続きます。あ、もちろん間の平日は病院で診療業務です。(^^;アセアセ

 6月を振り返ると協会関係のお仕事で都内に何度も出かけました。自分の記録にもなるのでまとめておきます。

 6月8日には日本理学療法士協会理事会の後、公益社団法人化祝賀会が開催されました。私も公益社団法人日本理学療法士協会理事として参加しました。招待側だったので写真のように礼服に白のネクタイという正装。(^^;アセアセ

 パーティには鳩山元総理、前田前国土交通大臣、坂口元厚生労働大臣等・・そうそうたるメンバーにご参加頂きました。パーティでの挨拶と次の日の公益社団法人日本理学療法士協会総会では半田会長が「大人の団体として一歩を踏み出す」と言われていたのが印象的でした。理学療法士10万人時代も、もうすぐ目の前。これから卒業してくる、あるいは理学療法士を目指す若者に「夢のある職業」と言ってもらえるように我々が頑張らなければいけませんね。

 公益社団法人日本理学療法士協会総会の翌日には三協会(PT・OT・ST)協議会の顔合わせ会議が作業療法士協会会館を会場にして行われました。三協会の会長と各協会からの代表者が集まり今後の方針を話し合いました。

 三協会協議会はリハビリテーション関連5団体とはまた違って、療法士同士ならではの突っ込んだ議論も行えますし、今後の療法士の向かうべき方向性を検討できます。そういう意味ではボバース研究会は昔から療法士3職種の連携が行われていましたので先駆的と言えるかもしれません。

 私はこの三協会協議会では制度対策委員会の委員を仰せつかり、指定規則や大綱化の問題点の検討等、将来の資格制度に関する事を三協会で調整する大役を引き受けることになりました。この三協会協議会には当院の山本伸一(日本作業療法士協会理事/日本ボバース研究会学術局長)も診療報酬関係の委員会に委員として参加しています。二人で東京に行く機会がさらに増えそうですね。(^^;アセアセ

 また、私は今年度、公益社団法人日本理学療法士協会では国際検証委員会の担当理事となりました。世界の理学療法士の資格制度や教育、保険制度について担当理事として検討いたします。

 昨年度は指定規則委員会の担当理事として指定規則等の答申案を協会に提出しましたが、国際検証委員会ではそれが世界的に見てどうなのか、といった視点からも検討を加えなければなりません。また理学療法士・作業療法士法は双子法ですので三協会協議会では同時進行的に作業療法士協会の指定規則との摺り合わせも必要となります。

 三協会委員、理学療法士協会理事と研究会会長の職務、そしてJBITAの講師活動と今年度も今からスケジュールが過密状態となってます。療法士の将来、研究会の発展に貢献できるよう気を引き締め直さなければですね。(^^;アセアセ

 気合いだぁ!(笑)

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研修会案内

2012年06月06日 | Weblog
合同会社gene研修会「中枢神経疾患における起居動作~寝返りから立ち上がりまで~」東京会場
平成24年6月17日(日) 10:00~16:00(受付9:30~)
合同会社gene

首都大学セミナー「片麻痺の理学療法アプローチ」 
日時:平成24年9月8日(土曜日)
会場:首都大学東京荒川キャンパス講堂
「片麻痺への臨床的理学療法アプローチ」山梨温泉病院 リハビリテーション科  伊藤克浩 先生
「脳科学の知見から攻める理学療法アプローチ」   植草学園大学   松田 雅弘 先生
ショートレビュー 「Verticalityをめぐって」首都大学東京大学院 網本 和 先生

合同会社gene秋の研修会「ADLの分析とその介入方法~脳卒中者の入浴・更衣・排泄を中心に~」東京会場
平成24年10月8日(月・祝) 10:00~16:00(受付9:30~)
※協会の委員会の為、開催日・会場が変更となりました。申し訳ありません。
合同会社gene
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「IBITA/JBITA成人中枢神経疾患基礎講習会最新プログラム」

2012年05月31日 | Weblog
 5月に野頭IBITA基礎講習会講習会指導候補者のファイナルアシスタントシップを兼ねた成人中枢神経疾患基礎講習会が当院で開催された。今月は前半の2週間だ。
 ファイナルアシスタントシップなので紀伊シニアインストラクターを当院にお迎えし、紀伊先生の最新プログラムに私も指導者として参加することができた。
 プログラムの前半部分の更なる変更点は講義を実技も取り入れながら進めること、そしてクリニカルリーズニングプログラムとグループディスカッションによるタスク分析がさらに増えて、受講生参加型のプログラムに更なる進化を遂げている。それらのプログラムにより、前半の最後にある症例ワークショップでは受講生らの積極的な発言が以前にも増して見られるようになっていた。

 それにしても相変わらず紀伊先生の治療デモンストレーションは素晴らしかった。受講生が数人感動して泣いていた。そしてめったに聞けない紀伊先生の基礎概念(歴史)講義も拝聴できた。その中でBobathは元々Bobatが正しいが、イギリス風に「h」をつけてボバースになったとか、 PNFのカバット先生、ボイタ先生も「t」で終わる元は幌馬車で旅をしていたハンガリー、チェコ系の民族が祖先らしいとか貴重な話を聞くことができた。

 二週目には実技「歩行の促通」でターミナルスタンスの促通を担当した。治療実習でこの場面をうまく使いこなせない私担当の受講生ペアをモデルに実技提示を行った。その受講生さん自身がダブルスタンス静止姿勢で立てないバランスの悪さであったので、治療介入して受講生さん自身のバランス改善を行った。やはりセラピスト自身がきちんとバランスを取れていないと症例治療で成功しないことを再確認することができた。

 後半は8月に開催される。受講生さん達との再開が楽しみである。

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「脳卒中後に手先、足先の回復が難しい(遅れる)理由」

2012年04月28日 | Weblog
FB(フェイスブック)の片麻痺をお持ちの方も参加している「リハビリ交流広場」に書かせて頂いたコメントをブログにもまとめておきます。

「脳卒中後に手先、足先の回復が難しい(遅れる)理由」

 専門家として考えられることを整理しておきます。脳からの信号は手先や足先の動きを受け持つ「皮質脊髄路」という経路と、体幹や股関節、肩甲骨周囲の動きを受け持ち「姿勢や歩行」そして「構え」を担当する「橋・延髄網様帯脊髄路」。そして、足に体重がかかったら即座に支えるための役割を持つ「前庭脊髄路」という大まかにいえば三つの役割分担があります。最初の皮質脊髄路は脳から出たら約90%が反対側の半身におりて行くので、この経路に関係する場所に脳卒中が起きると手先、足先の運動麻痺が著明に出ます。
 網様帯脊髄路は両方の脳からの信号を受けているので、片方の脳に何か障害が起きても、回復の可能性が残されていると考えられます。裏を返せば両側(麻痺していない側にも)影響を与える可能性もあります。これらの事から、立ったり歩いたりは回復の可能性が高く、早く回復するけど、手先の動きは回復が難しく、遅い…という事が考えられます。

 CIMT.BMI.認知神経リハ.Bobathコンセプトを含めた神経リハビリテーションでは手(麻痺側)から情報をいれることが重要であるとしています。これはNudo博士という方が研究で証明してサイエンスに掲載された論文が元になっています。この研究ではリスザルの麻痺した手から情報を入れ続けることで、使わないでいると他の機能に置き換わってしまう脳の地図が変わったという画期的な研究です。
 そしてCIMTとBobathコンセプトでは「半球間抑制」の考え方も治療理論に取り入れています。この理論について簡単に説明しますと、「脳は普段左右の半球が反対側の半球を暴走しないように抑制し合っていて、片方の半球になにか損傷が起こると、その抑制が働きにくくなって損傷されていない方の半球が過剰に働きます(麻痺していない方の手に力が入りすぎたり、粗雑になったりという事が起こる)。それと同時に損傷されていない半球から損傷された半球に送られていた抑制信号が増強され、損傷された...脳の回復を邪魔してしまう」という理論です。この理論の証明実験は損傷されていない半球にTMS(磁気刺激)を当てて過剰な働きを抑えたところ、損傷された脳の回復が起こり麻痺した手が動き出したという実験です。

 そこでセラピストはTMSを持ち歩くことができないのでCIMTでは一定の時間(約4時間、2週間)麻痺していない手を使わないことで損傷されていない半球の過剰な働きを抑え、Bobathコンセプトでは麻痺していない半身の過緊張を調整し、知覚的操作(粗雑でない正しい道具の使い方等)を再学習することで損傷されていない半球の過剰な働きを調整するという考えを持っています。ただCIMTでは麻痺した手の動きがある程度あって、このトレーニングを乗り切れる精神力(?)を持たれた方しかプログラム自体に参加できませんので、プログラムに参加できた人の回復率は高いということが証明されています。(誰でも麻痺していない手を使わなければ良いということではありません)

 麻痺した方の手にある程度動きがないのに麻痺していない方の手を使わないと日常生活が困難になるので難しいところです。いずれにしろ麻痺した方の手から情報をしっかり入れることは重要です。また、Bobathコンセプトでは麻痺した手の動きが使えるレベルになるかどうかに関係なく、肩甲骨や腕が姿勢調節やバランス、そして歩行に大きな影響を与えると考えていますので早期から麻痺した側の上肢へのアプローチを重要視しています。

 そして神経リハビリテーション全般に言えることですが、神経科学のみに理論が偏ると筋の生理学、心肺機能の事がおざなりにされやすいという心配もあります。「誤った歩き方を覚えると脳に良くないので早いうちは歩かない方が・・」と言っていると、麻痺した足の筋力は衰え、心肺機能は低下していってしまいます。難しい判断ですが適応を考えてリハビリテーションの進行を考え、その時期時期に合ったプログラムを実践することが重要だと考えています。
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2012年度の始まり・・

2012年04月16日 | Weblog
2012年度に突入し、今週末も激動の週末を終えた。

水曜夜に大阪に移動し、メアリーリンチ女史の上級指導者講習会に参加。

金曜の夜に山梨へ。

土曜日に財団部門方針発表会で課長として部門方針を発表。

夕方の新人歓迎会を途中で抜け出し、東京神田へ。

日曜朝から公益社団法人日本理学療法士協会理事会へ参加。

昨年度の私の仕事「指定規則等特別委員会の最終答申案」を半田会長に手渡した。

夕方山梨へ戻る。

・・そして明日から金曜まで病院業務。土曜日はフットサルのカップ戦で我がヤマオンジャポンを率いて参戦。

夕方に東京神田へ移動。

日曜日は朝から合同会社geneの研修会で講演。参加者は370名らしい。準備を・・

・・でいつ身体を休めようかな・・ (^^;アセアセ
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2012年に向けて

2012年04月07日 | Weblog
随分ブログを書いていなかったな。

3月は何度末。2011年度を振り返っておきたい。東北大震災から1年が過ぎた。自分に出来ることを模索しながら東北の復興に貢献したいという思いで1年を過ごした。何ができたであろうか・・。講習会ではそれでも当院に来て講習会を受けたいという人を積極的に取る事にした。そして臨床実習を臨時的に宮城県から受けた。今年になってから岩手、宮城を訪れブロック研修会でお話しさせて頂いた。でもまだまだ不十分である。2012年度も復興支援について考え続けたい。

 自分にとっていつもと違った事は日本理学療法士協会の理事として1年を過ごしたことだ。初めてのことだったので日々学ぶことに出会えた。協会組織のこと、臨床実習や指定規則のこと、まだまだ学ぶべき事が多い。2012年度は公益社団法人化されるので新しい理事の方が8人加わる。自分に出来ること、そして自分にしかできないことを模索しながら取り組んでいきたい。

 学術的にはやはり、日本ボバース研究会会長コラムの2月号に書いたが、札幌医科大松山清治先生との出会いが大きかった。上級インストラクタートレーニングの中で紀伊先生から頂いた宿題を継続していくなかで「皮質脊髄路」や「新運動野」等、霊長類ならではの機能について深めようとして来たが、どうしても皮質下の機能障害や姿勢制御のメカニズム、そして4足動物の研究から学ぶ知識との間に大きな溝を感じていたのだが、松山先生の講演をお聞きして、そして懇親会でゆっくりお話しすることができて腑に落ちた部分があった。そのあたりをさらに追求して脳卒中治療のヒントにしていければ・・と2012年度の自分のテーマにと考えている。

 日本ボバース研究会では第2回日本ボバース研究会学術大会の成功が大きな目標である。定着するためには二回目が重要。幸いにも山本学術局長によると応募演題も数多く集まっている模様だ。会員の皆様にも是非足を運んで頂きたい。
 
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ヴァンフォーレ2012開幕戦。

2012年03月04日 | Weblog
今日は久しぶりに何もない日曜日でした。

 お昼はおくさんと「あかなす屋」へ、ここは本来はトマトラーメンのお店なのですが、トマトジュースが苦手な私はあさり塩ラーメン頂きました。あさりの出汁が効いてて美味しかったです。

 午後からはヴァンフォーレ甲府開幕戦いってきました。

 J2にまた戻ってやり直しです。
 今日は開幕戦。栃木SC相手に2-1で勝利。恐らく開幕戦14年ぶりの勝利?

 新加入フォワードのダヴィ2得点。化けそうですね。

 バロン、バレー、ハーフナーに続いて化けてくれ!

 私がヘルニア後に治療した荻ちゃんがゴールを護りました。前半は危なっかしいシーンもありましたが後半は好セーブ連発でした。

 J2優勝でJ1に一年でもどろう!
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週末のこと

2012年02月12日 | Weblog
 今週末、土曜日は池袋帝京平成大学で (社)日本ボバース研究会関東甲信越神ブロック合同研修会に参加しました。

 最初に札幌医科大の松山清治先生の特別講演「網様体脊髄路系ーその機能と構造ー」を拝聴させて頂きました。先生は高草木薫先生と共に森茂美先生の教え子で除脳ネコを筆頭とした橋・脳幹・網様体・脊髄研究の世界的大家であり、我々の神経生理学理論を支えて下さる学者でもあります。

 講義のエッセンスとして・・橋がpAPA(フィードフォーワード制御の先行随伴性姿勢調整)に関係,そして延髄がaAPA(フィードバック制御の動き出してからのダイナミックな姿勢制御)に・・、そして6野からの入力はpAPAに・・、4野からの入力はaAPAに関わると言われていました。すなわち運動のプログラミングによって姿勢の準備が作られ、動き始めたら四肢(肩甲帯含む)がフィードバック情報にも基づいて姿勢制御が行われ続けるという事ですね。

 網様体-網様体路の話など本や論文に書かれていない話も聞くことが出来てとても勉強になりました。

 そして特別講演の後、ボバース研究会会員が症例報告を行いました。松山先生から発表に対してコメントを頂いたのですが、その中にもエッセンスが・・。症例は橋出血の症例でした。「肩甲帯、股関節が活動しにくいのは橋の中でも背外側経路に近い損傷部位なので皮質脊髄路の影響が大きいのではないでしょうか?エアロバイクをこいでいる映像ではCPGが良く機能しているように見えたので延髄・脊髄系の機能は良く保たれていると思います。立位等で随意的な要素が増えると問題が増強していましたので橋の中でも外側経路の問題が大きいのではないでしょうか・・。」

 この様な考察を研究者の方にして頂けるのは素晴らしい事ですね。どうやら猫やウサギと違って二足動物のヒト科の動物は中枢部の制御にも皮質脊髄路が関わっているという考えを持たれているようでした。

 そう考えると、片麻痺の犬・猫を町で見ない事の理由が・・

 我々の概念の特長でもある皮質下・脊髄を考えるといった橋・延髄・脊髄機能の捉え方について、高草木先生に継いで新しい味方を得た感触を感じました。

 懇親会ではウサギのCPGと系統発達の話で松山先生と盛り上がりました。

 翌日日曜日は群馬大学医学部付属病院で群馬県理学療法士会学術研修会で講演させて頂きました。5時間の講演、実技提示を終わり帰宅。
 明日からまた臨床です。出産時に脳出血になられた若い女性を新しく担当します。気を引き締めてあたります。
 そして来週は金曜まで仕事して夕方都内へ、土曜の朝の便で宮崎に向かいます。
 (社)日本ボバース研究会九州ブロックでお話させていただきます。

 所轄と会議室を行き来するのは大変ですけど頑張ります。

 事件は会議室でも現場でも起こっているのが今の理学療法士の実情ですから…
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約束の地へ・・そして後記・・

2012年01月31日 | Weblog
 先週末・・(社)日本ボバース研究会の会長講演で東北ブロックを訪れ、昨日、(社)日本ボバース研究会「会長コラム」に以下の文章を書きました。でも、山梨に戻って現地で頂いた地方局の当時の映像DVDをみさせて頂いて思い直すことがあったので加筆します。
-----------会長コラムより----------
 東日本大震災が発生して10ヶ月になる。研究会会員の動向が気になり発生から自分に出来ることを模索し続けてきたが、昨年の7月に東北ブロック地域研修協力員山形の井上健先生と相談、その後、8月に上級講習会を当院で受講された東北ブロック長の高橋穂先生と具体的な計画を立て、被災地が落ち着いた1月に会員を激励するために講演会を設けて頂けることになった。そして先日1月28日に盛岡会場(岩手リハビリテーション学院)・29日に仙台会場(坂総合クリニック1号館8階会議室)にて講演「ボバースの最新知見と世界の情勢」というタイトルでお話しさせて頂いたので報告したい。

 1月28日、朝7時のあずさで東京へ、東京から「はやぶさ号」で盛岡へ向かう。仙台駅で井上先生、高橋先生と合流。盛岡駅には下斗米先生と佐藤博志IBITA成人片麻痺インストラクターが迎えに来てくれていた。一緒に歩いて岩手リハビリテーション学院へ。一年以上ぶりに当院の基礎講習会修了者や研究会会員に会うことが出来た。皆元気そうで嬉しかった。3時間の講演ではオランダを中心としたヨーロッパのボバース事情についてと日本のこれから向かうべき方向性、そして霊長類のリーチ活動と手の機能についてお話しさせて頂いた。その後の懇親会では会員の方々の被災時の動向についていろいろお聞きすることができた。病院の屋上で利用者さんと一緒にビニール袋をかぶって寒さをしのぎ一夜を明かして救助を待った会員の方、訪問先で救急隊と一緒に屋根の上まで逃げて津波から逃れることが出来た会員の方もおられたようだ。その後も病院の訓練室がトリアージに使われたり、それを手伝ったりした会員の方々もおられたようだ。よく頑張って頂けたと心からねぎらいの言葉を贈りたい。

 翌日29日は仙台に移動するため朝7時4分の「はやぶさ」に乗り込んだ。ところが10分後に非常ブレーキの故障で緊急停車。次の駅までなんとか動いて「はやて」に乗り換え仙台へ。1時間40分缶詰状態で新幹線から新幹線へ梯子で渡るという希少な体験をした。会場となる下馬の坂総合クリニックには2時間遅れで到着した。坂総合クリニックもまた、津波被害の中心地にあり、高台にあったおかげで津波の難は逃れたが建物にひびが入ったとのこと、その後は訓練室がトリアージに使われたり、それを手伝ったりした会員の施設だ。講演は1時間半遅れで開始されたが、それまでの間は東北ブロックのブラッシュアップコース修了者がワークショップを行ってくれており、会員同士でディスカッションや実技を行ってくれていたようだ。さすが東北ブロックは統制が取れているなと感心した。講演は土曜日の内容を少し密にして2時間とし、11時から13時まで話をさせて頂いた。

 その後、駅まで向かう経路を少し遠回りして頂いて、津波の被害があった七ヶ浜と仙台港に立ち寄らせて頂いた。見渡す限り基礎だけしか残っていない住宅地、折れ曲がったガードレールや修理中の家、瓦礫の山、壊れた倉庫、積み上げられた廃車等・・まだまだ復旧が必要な箇所が多くみられた。やはり報道で見るのと違いその場に立って心がふるえる感じがした。まだまだ東北ブロックの再興には時間がかかる。今後も研究会として出来ることを模索していきたい。最後に、講演の資料の最後に載せた言葉を講演会に来ることの出来なかった会員の方々にも贈りたい。

 - 折れない心 -
・・そして、絶対に変わらないスピリッツと変えてはいけないものがそこにある。ヒトの脳に関わる仕事は発見と驚きの連続である。科学やエビデンスは後からついてくる。ボバース夫妻、そして紀伊先生は我々にそれを教えてくれた。脳損傷を持たれた方の治療、そして正しいことを正しいと言い続ける事には多くのエネルギーが必要である。立ち止まるときもある。それでいい・・。でも何度困難にぶつかってもまた前に歩き出そう。「折れない心」を持って・・  
----------以上、会長コラム----------

・・そして今回宮城でお世話になった方々に頂いた 「TBC東北放送編集の映像記録DVD」を今日(1/31)観ました。今回訪れさせて頂いた七ヶ浜・仙台港周辺地域の津波到来当時の映像を観ました。全国放送では放映されなかった(私が観ていないだけかもしれませんが・・)画像がたくさん・・ この画像を観ると・・本当は「良く10ヶ月でここまで復旧しましたね」と書かなければでしたね。

 今回、七ヶ浜で見た「基礎だけしか残っていない町」の中をサーフボードを抱えて歩くサーファーに不謹慎さを感じたのですが、今は津波被災地を車で見に行った自分にそれ以上の違和感を感じています。サーファーに対してはかつての賑わいを・・と思っている地元の人たちにとって、サーファーが戻ってきてありがたいという気持ちもあるかもしれません。

 
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年明けからエンジンを・・

2012年01月24日 | Weblog
インフォメーションコース終わり年明けの第二弾イベントが終了しました。

沖縄活分からインフォまで。

今週末は東北ブロックの会員を元気づけに土曜日盛岡、日曜日宮城で講演します。

ヒートテックの準備を・・
沖縄で話した内容を発展させて「ロコモーターネットワークから皮質脊髄路の直接性、C3-C4PNsを含めた固有脊髄路の話、周さんに頂いたnewM1の資料を使って霊長類のリーチと手の機能について話したいと思っています。

そして世界のボバース概念の動向と日本のそれについて紹介したいです。

それにしても今後もこんな感じで宮崎・兵庫・長崎等と多忙モードが続いていきます。
行動予定

・・それはともかくインフォメーションコース終わりかみさんと天下一品に。
チャーシューメンを頂きました。久しぶりの濃厚スープ美味しかったです。

でも麺のインパクトがもう少し欲しいなぁ・・ぼそ (笑)

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病院協会新年会

2012年01月19日 | Weblog
 今日は病院協会の新年会でした。

 代行で帰ってきたのですが車の中には新年会のビンゴの景品「折りたたみ自転車」「お米5kg」「手袋」「2千円」が・・(^0^)/

 でも自転車は財団内の脳外科医師が当てた景品で明日お届け・・

 お米は院長が当てたのですが頂きました。自分は手袋・・(笑)

 だけど・・私が当てた手袋には副賞2千円が付いていました。(^0^)/ 娘に取られたけど・・(笑)

 山梨は現在雨・・でも明け方には雪になり・・大雪の予報も・・(^^;アセアセかみさんに乗せていってもらおう。

 インフォメーションの受講生はちゃんと山梨に来れるかな・・
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日ハム・楽天選手冬季自主トレサポート

2012年01月09日 | Weblog
ニッポンハムファイターズ・楽天選手冬季自主トレサポート3日目。7日から始まりました。

今年は日ハムから金子誠内野手・金森投手・植村投手、楽天から稲田選手が参加されています。

昨年膝を診た金子誠選手は今年は不調箇所無し、別の選手の肘を診なければ・・

実は山口光圀(元ベイスターズトレーナー/現(有)セラ・ラボ)さんのところに通っていた選手で光圀さんに私にも診てもらえと言われていたらしいです。

ありがたい。やはり本当の臨床家は自分が全てだなんて言いませんね。

今日9日は不調選手を一人診させて頂きました。12日まで続きます。
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