Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

恩返しの仕事

2008-08-12 00:30:29 | 仕事のひとこま
この5年ぐらいの間の私の仕事は、会社を数社変わったり、独立をしたり、振り返れば、それはめまぐるしいものだったと思います。

その間は、何か強い達成意欲を持てば持つほど、不全感に苛まれることが多く、

いっそ、この達成意欲を手放せば楽になるのかとか、

求めすぎなければ上手くいくのかとか、

身勝手に描いた完全さを捨てれば楽になれるのかとか、

所属している組織と個人の目標を一致させることができないが故に、色々苦悩したわけでございますヨ・・・

しかし、会社から離れた場所での活動では、自ら行動すれば、会社と自宅の往復だけでは決して得られない出会いや成長の機会があり、

そして、今があります。

中でも、5年前に出会った1人の先輩との出会いは、私にとって大きな転機でした。

今の仕事の武器になっていることは、その先輩からきっかけをいただき、1年ほどの短い間だったけど、ともに知恵を絞る楽しさがありました。

それから、4年、事情があって、なかなか会えなくなり季節ごとにメールや郵便で挨拶する程度の関わりになってしまいました。

彼女と過ごした1年間に得たものは、仕事の本質に関わる「宿題」ばかりでした。

ここ4年ほど、その宿題をやってきたように思います。

年明け早々、彼女から連絡が来て、仕事を手伝うことになりました。
それは、独立して私が受注した最初の仕事でした。

そして、6月末から準備を進めて参りました。

先ほどようやく大きな山を越えました。

自分にとっては、得意な仕事でこれからどんどん拡げていきたい仕事でもあり、気力に溢れていたかもしれません。

期待に応えようとして頑張りすぎたかもしれません。

何度も精査を繰り返し、時間がかかったのも事実です。

脳血管破裂するんじゃないかと思うほど、脳ミソも絞りました・・・

でも、それくらいいただいた「宿題」によって自分が鍛えられたことに、「恩返し」がしたいという思いが強かったんです。

今は、精一杯やりきったという実感で溢れています。

私たちは、似たような学びの機会を経て、似たような動機を持っています。

彼女は、私にとって圧倒的にスゴイと思えるエネルギーを持っています。この「圧倒的」な部分を、私は無条件で尊敬しています。

彼女も、出会った時から、どういう訳が私に対して、惜しみなく何かを分け与え、私のアウトプットを、いついかなる時も誉めては、新しい宿題をくれました。

私は、そのことを、いつも誇りに思い、自分の自信に変えてきました。

一方的かもしれませんが、疎遠になっていた長い時間を経ても、深い部分でのつながりをずっと感じていました。

今回の仕事も頂上が見える頃になって、4年間の苦悩を思い出し、なぜか涙がこぼれてきました。

飛び石を、横に、縦に進むような私は、関心も関係も散漫であることを知っています。

だから、そこかしこでいろんな不義理をしていることも知っています。

でも、決して恩知らずな訳ではないことも、自分自身が良く知っています。

だから、それゆえの苦しみもあります。

そんな風に見えないと思いますケドね・・・・

彼女への恩返しも出会いから5年が経過した今になりました。

いろんな人との出会いで成長できたご恩は、自分のできることを、丁寧にやり、社会に還元していくことだと思っています。

計画通りに行かないことも多いのですが、様々な偶然にも恵まれます。

枝豆の成長不良に落ち込んでいた昨日が嘘のように、一転して、心の底から湧いてくる感謝に溢れる夜です・・・・

皆さん、本当にありがとうございます。

感謝受け止めのクリックよろしく。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
胸が熱くなります (sei)
2008-08-13 08:38:04
はるさんが、どんな思いでその仕事に取り組んでいたのだろうかと思うと、胸が熱くなります・・・。
おめでとうございます。

上司だから仕事を教えてくれるのは、当たり前ではなく、「惜しみなく」と感じる方には、心からご恩返しをしたいと思うものです。

ここ一年、自分の判断で仕事を進めるよう意識をしておりましたが、遅からず図らずも事実上もそうなることになりそうです。

「惜しみなく」と感じた上司はそうそういませんが、はっきり3名の顔を思い出し、
はるさんの気持ちと今の私の気持ちを重ね合わせ
はっぱり胸が熱くなります・・・。

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泣ける仕事 (はる)
2008-08-13 09:56:44
seiさん

コメントありがとうございます。
なかなかこんな思いで仕事をしたことはありませんでした。

これまでは、「この受注金額だから工数はコレくらい」で、「それは過剰品質だ」「そこまでやる必要がない」とか、やはり仕事はそんな中でしてきたんだと思います。

もちろん、工数はきちんと管理すべきと思いますが、適正な工数に付随する付加価値の部分って、「思い」によって随分変わると思いました。

納品の時に、泣いてしまわないか心配です。
今度は、私から先輩への宿題をお渡しする番です。

希望と勇気を込めて。

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Unknown (橘 風呼)
2008-08-13 22:52:21
私もいつか「恩返し」ができるような
仕事がしたいですよ。

お互い落ち着いたら(←いつになることやら;)
また美味しいご飯でも食べましょう
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美味しいのやで! (はる)
2008-08-14 16:43:30
橘風呼さん

今やっている仕事の中で、いろんな人のご恩を感じるよね。私の場合は、もうなかなか会えない人になってしまっている人も多いのですが。

風呼さんは、今の仕事でも「恩返しができるような仕事」はしていると思いますよ。

昨今のご活躍話、苦労話少し涼しくなったら聴かせてくださいね。
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