Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

雨ニモマケズ

2011-03-17 16:48:54 | 東日本大震災のこと
確定申告を終え、中断していた仕事を細々と再開しています。
3月の仕事は、キャンセルは幾分あれど、4月の新人研修については、例年通りのあたふたした4月になりそうです。

今年の新人研修は、「思いやり」や「チームワーク」についての考え方について、受講する新人側の受け止め方も例年とは違うものになるような気がしています。

さて、震災後、私は、税務署とコンビニ、ランニングで外出した以外では家にこもりがちになっており、世間で何が起きているのか今一つわかっていません。

地震関連の情報は、FM放送とインターネット中心です。
テレビのニュースも今は見なくなりました。
枝野官房長官が、買い占めを控えるように声高におっしゃるようになったことから、忌々しき事態になっていることだけはわかります。

買占めに行けるのは、その時間があり、不安を紛らせる行動手段が買い物以外にない方ではないでしょうか。

それにしても、今は、人よりも何か備えが多い人が、必ずしも豊かに生き延びることができる時代ではないと思います。

困難を自他ともに乗り切る意志や、人と調和しながらわかちあう力のない人、人から何かを奪ったり、安易な方法で自分だけ得をしようと考える人が、たった1人生き残ったとして何ができるのかなって。

Twitterを見ていると、皆が前向きで被災地を支えようというツイートが多く、この人たちが買占めに走っているとはとても思えません。

人は得る情報によって随分行動が変わるのではないかと思います。

震災を機にして、消費生活全体のあり方が試されているように思います。
過度に節約や倹約をして、消費を冷え込ませる必要はありませんが、震災前の何でも自由に物が手に入った生活が戻るべき生活とも思えません。

渡辺謙さんが、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」について朗読をしていました。
目をつぶって聴いて下さい。



宮沢賢治は、岩手県に生まれ、「生まれた年」と「亡くなった年」に大きな地震に見舞われているそうです。

本当に雨ニモマケズ生きていくのは被災地の人ではなく、寒さや雨に心が揺れる私たちの方ではないかと思うのです。



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