夏休み2日目からは家で久しぶりに自炊。毎日猛暑の中外回りをするので何しろいつもダルく、
平日は勿論、休日も自宅で料理をする元気が残っていないのだ。
体力を消耗するのは皆同じで、毎年この時期は部署全体の営業成績が悪いのが定番なのだが、
なぜか今年は皆一様にガンガン契約を上げて来る。コロナが5類になって初めての夏だからか?
そんな中私は最後まで出遅れて入社以来初の窮地に陥った。
月の中盤になっても私だけが契約0。今までさすがにこういう事はなく、どうやって抜け出したら
いいか全くわからなかった。
感銘受けた自己啓発本には「今は運をためてる時期なんだと思って丁寧に仕事をしていれば
意外といつの間にか抜け出せていたりします」と書いてあるが、そうかなぁとしか思えない。
でも結果的にはその通りだった。
私の場合、まず自分だけ出遅れてるという事実を考えないようにするのが効果あった。
営業会社なので個々の数字はホワイトボードに毎日表示されてるが、自分のは見ない(笑)
人がとった契約に関してはきちんとチェックして称えるべきところを称える。
そしてその時に自分を卑下する必要は一切ありません。
自分の窮状に触れない代わりに社内で丁寧に人と接する姿勢は絶対死守。
忙しい時に暇な人からちょっかいを出されても全力で対応。これを積み重ねたせいか?
まわりも変なプレッシャーをかけて来なかった。
そして現場に出たらどんなにつらくても集中して誠意をこめてきちんと働く。
ついつい勢いづけのためお茶飲んでからみたいになり、そのまま長時間店にいたくなるが
まずは働けと自分に言い聞かす。(しかしどうしても無理な時は無理しない。)
実感として思うのは運が悪い時に突然運が好転することはない。
まずはちゃんと話せる人がいない状況からスタートして話せるけど商談にはならない人、
商談にはなるけどあんまり乗り気でもない人、契約を検討はしてくれたけど家族反対などで
頓挫する人と出会う人がどんどんステップアップしてくる。そしてまとまらないけど
商談は出来るという機会が増えてきたころに幸運は降りて来る。
粘り強さと明るさを保ち、投げ出さないで取り組めると思えないエリアに当たったら
すぐ出ていくのも大事。
他にできることはないか常に考える、人からもらったヒントは忘れずに調べるなどの手間も
絶対に惜しまない。これは当たり前だけど。
実際にトンネルを抜けてみるとどんな方法が自分に合うのかわかるのが収穫。
私はマイナスな事を口にすると脳がマイナスモードになって抜け出せなくなるので
辛い気持ちを誰かに聞いてもらうということをしなかった。
あくまでも普通に契約がとれているという体で過ごすのが合っていたのだ。
調子が悪いことを口に出して自分を鼓舞するのが合う人もいるのでそれぞれだけど。でもどんな
人にもいい時と悪い時があり、そして明けない夜はない。自分を信じて頑張りましょう。