ブログ バジリカ

今日もシャランラ♪

鹿に会ったら鹿を轢け

2005年05月29日 | どうぶつ
「山で鹿に会ったら鹿を轢け」と昔米国で山男達に教わった。夜、くねくね山道に車を走らせる。何十個めかのカーブを曲がる。そこに光る目を見つける。動物だ。ぶつかる! そこで急ブレーキをかけたり、ハンドルを切ってはいけない。轢け。そのためにチェロキーやランドクルーザーには、ゴツいバンパーが付いてるんだ。轢かなかったら、あんたが死ぬよ、と。山道は往々にして、片側が山肌で片側が谷底だ。狭い処で避けたりスピンしたりしたら、壁へ激突するか、谷底へ転がり落ちるか、二つに一つだ。しかも対向車一台来ないような山中では、すぐには見つけて貰えない。

・・・ひぃぃ、と思った。ヨセミテでラフトの上から河岸に鹿を見つけ、「わーい鹿だ、本物の鹿だー」とカメラを向けたりする程度の生ぬるい体験しかしたことがなかった私には、それはかなりシビアな注文に聞こえた。でも「鹿に会ったら鹿を轢け」という言葉はすごく頭に残っていて、以来、「よし、轢く(涙)。ものすごく悪いけど根性決めて轢く(覚悟)」と思っている。

先日、別の北米系山男と話をする機会があった。何も食べ物を持たずに友人と山へ入り、ウサギを捕まえさばいて食べたりするような人だ(汗)。鹿を轢く話をしてみた。するとこう言った。「まあ鹿くらいだったらいいけど、ムースだと両方死ぬわな」 ムースというのは、横に広がる角を持つ牛並にデカい鹿だ。「最初はバンパーで足が折れる。でも次に数百キロの胴体がフロントガラスに突っ込んでくる。車は廃車、両方助からん。moose catcherがあってもあれは名前だけだから」 ムースキャッチャー?、と問い返してみると、ピックアップトラックやチェロキーの前に縦に付いてる頑丈な保護バーのことをそう言うらしい。あれってそんな名前だったのか。・・・というわけで、私の脳に「ムースに会ったら助からん(覚悟)」という情報が新たにインプットされたのだった。

でもよく考えたら、米国でも山なんか行かなかったし、日本にはムースも居ないし、そんなに気合いを入れなくてよいような気がする。でもクマとかっ。クマとかいるやん? あれに運転中出会ったらどうしたらいいんだろうな・・・。


◇ ムース画像・・・ちなみにmooseって日本語で何て言うんだろう、と思って辞書を引いたら“ムース”と“ヘラジカ”と両方出てきた。あ、そうだわヘラジカだわ。でもヘラジカにも2種類ほどあるらしく、もうひとつはelkといって角の形が違う。そしてこれがムースキャッチャー

養命酒の威力?

2005年05月25日 | 日常
実は今年の3月半ばから養命酒を飲んでいる。ある日、ほぼ日の花粉情報局をみていたら、「健康酒が効く」との投稿を見つけたのだ。・・・健康酒?、それって養命酒?、と半信半疑で購入。以来、一ヶ月ほど真面目に、毎晩就寝前におちょこ一杯づつ呑んだ。一ヶ月を過ぎると段々サボリがちになったが、それでも止めてしまうことなくぽつりぽつりと続けていた。

そして気が付けば、カモガヤ花粉症の症状が全く出ていない! ・・・いやだって、4月の初め頃、「んあ"ー(苛)」とか言いながら、ネトル濃縮液とか、ゴーグルとか通販で買い漁ってましたよ私。息苦しい立体マスクも一時してたし。だって去年も一昨年もズルズルで、今年は弱い方のヒノキアレルギーの時期で既にあのレベルだったんだから(←花粉症野郎は通常複数のアレルギーを抱えていることが多い)。

ホントかな。ちょっと検索してみても、会社HP見てみても、これまた花粉症に効くという話は一切出てこない。そのメカニズムは謎のままである。

味はそれなりに不味いけど、少量を一気飲みする分には大して問題はない(つーか、問題抱えてるならこれくらい飲んどけ、の心意気)。飲むと、身体が熱くなる。具体的に言うと、内股の大動脈がどくどくする。で、ノドが乾く。・・・特徴としては、それくらい。他、別に元気になったとかいう訳でもなく、今日も夜に立ちくらみで何度かしゃがみ込んでたし、週末はヘトヘトで寝たくってしまうし、体力の無さに特に変わりはない(キッパリ)(キッパリ言えるのも残念な話だ・・・)。

でも花粉症の件は助かっているので、2本目を発注した。・・・いまいち謎だけれど、もうちょっと地味に続けてみようと思う。そして、あわよくばそのうちやっぱりスタミナがついたりなんかしちゃったりなんかしてグフフ、とか甘ちょろい夢を見ている。


新茶礼賛

2005年05月20日 | 食べ物
最近美しいと思うもの、それは水出し新茶。淡い萌葱色の光に透ける様が実に美しい。起き抜けに何杯か飲むのだけれど、ばたばたしていてもふと「・・・きれーだなー」と思って見てしまう。見とれたので写真を撮った。五月始めの新緑もなんだか妙に吸い込まれるものがあるけれど、次に引っ張られるのはコレだわ。こういう美しいものが在るこの世はすばらしい。・・・あ、大丈夫です、別に末期ガンとかじゃないです(一応言っとく)。

味はとてもやさしい味をしている。苦みはまるでない。かわりに、マスカットのような青く瑞々しい香りが淡く鼻腔一杯に広がる。緑茶系ペットボトルで一番カテキンが少なくてテアニンがまろまろなのは、「生茶」より「一」より「まろ茶」だと思うけれど(最近見ないな)、そんなのより更に全然雑味がない。持ち歩いても、気温が上がれば飲み切る前に味が変わりそうだ。特に夏はそういう理由で緑茶は買わないけれど。

これもじきに旬が過ぎてゆく。

植物と私にサマータイム導入を

2005年05月17日 | 日常
最近、朝がが早くて困っている。5時くらいから明るくて、東の窓から朝日がカーッ!!!、と目を射るのだ。無意識のうちに布団で防御しようとするのだが、それでもカーッ!!!と(汗)。お陰で変な時間に目を覚ましてしまい、再び眠りについても半眠りで寝不足だ

そんなに眩しいのならブラインドを閉めておけばよいのだろうけれど、そうもいかない事情がある。東の出窓にはコーヒーの木やカラーなど、光を多分に要する植物が並んでいて、これからの季節こそたっぷり光を浴びさせる必要があるのだ(朝しか陽が当たらない)。特にカラーは冬の間に弱ってしまったし。コーヒーは去年、めでたく赤い実を3つつけた!(←大事にとってある) 今年も頑張って実を成らせてみて欲しいのだ。

今まで朝日になんて煩わされることがなかったのに、今年は妙なことである。冬は頭の先まで布団にもぐっていたし、全く気にもならなかった。もとい、しばいても起きない私だったのに(・・・いや、しばかれたくないけど;)。

そんななか、ラジオでサマータイム導入の是非がどうのこうの、という話をしていた。ああ。サマータイム。あれ、米国で切り替えの日に本気で気付かなくて一時間遅れたことがある(汗)(暫く訳が分からなくてSFのようだったさ;)(てか、誰か言ってよ;)。戻す時は得した気分だけど、サマータイムにする時は一時間損するので暫く眠くてしんどい。だから、いいやん別に・・・、と思っていたのだが、最近こういう事情なので賛成だ。

植物は朝日をたっぷり浴びられる。私は一時間朝日から解放され、よく眠れる。・・・いいかもしれない。

ベリーベリースウィーツ

2005年05月15日 | 食べ物
生のブルーベリーとイチゴてんこ盛りのスウィーツを試作してみた。こないだ山盛り作ったケーキを冷凍してあったのだが、その中の例の「究極のジャム(ラズベリー&ブルーベリー)」入りのシフォンケーキを小さくカットして使用している。カスタードソースを作ってみたが、火を通しすぎて少しゴネゴネに(汗)。でも加えたブランデーはナポレオンだぜ!(母が後ろでえええ;とか言ってる声が)(そんなん少量ですがな、大きく行っときましょうや奥さん!)

何故試作かというと、そのうちお弁当のデザートに持っていこうと思っているからだ(いつもはフルーツが多い)。very berryな職業婦人のご褒美(ウットリ)。ちなみに明日のデザートは杏仁豆腐だ(←乾燥海藻サラダを探していて、“素”を発見した)。

毎日のコトは時々遊んだ方が面白い。

ベーグルサンドとL.A. foodの記憶

2005年05月14日 | 食べ物
最近読んでいる某ブログの書き手が、LAに1年間居たことのある人で、色んなLA話が出てきて懐かしい。懐かしいというより、むしろ封印されていた記憶が次々に解凍されていくかのようだ。普段は人と話していても「いやー生まれてから一度も京都を出たことがないんですよー」とかつい本気で言ってしまうくらい、暫く居たことをすっかり忘れている有様。多分、周囲にカリフォルニアを想起させるものが全くないからなんだろう。記憶が悪いのか執着が薄いのか、昔のことは右から左へ忘れていくし。

しかし「ハロウィンはナッツベリーファームで」とか、「レンジでチンするポップコーン」とか、そういう細かいジャブを浴び続けていると、「バーガーはFAT BURGERよりIN'N'OUT(Less is more!)」とか「BAJA FRESHのカウンタでシラントロてんこ盛りにこさえた自作タコ(夢)」とか「あっつい午后にVentura×Winetka角のgas stationでノズルを車のタンクに突っ込みながら空いた片手でハーゲンダッツバー」とか、何故か食べ物の記憶ばかりがモリモリ甦ってくる(笑)。そんな中、かなり私を刺激したのがサーモンベーグルサンド。イディッシュフード・ベーグルのベーシックかつ代表的な食べ方を体現した一品である。・・・かー。食べてー(ヨダレ)。と本気でそそられてしまい、つい食べに出掛けてしまった。

そう、これだ。穴からぶにっと出ているクリームチーズが如何にも、な、ふつーのサーモンベーグルサンドだ。自分でもよく作った。最寄りのRalph'sにお気に入りのブランドのオニオンベーグルがあって、いつも冷蔵庫に常備していた(トルティーリャもタパティヤもモツァレラもサルサも)。スモークサーモンはもうちょっと塩味が効いてて欲しかったけど、まあ許そう。でもなんだか今度は芋蔓式に、ファラフェル(イスラエルの食べ物)やギロス(ギリシャの食べ物)が(LAのValleyの)店の場所と姿形で思い出されてしまい、更なる食欲が沸いてしまった。ギロスくらいなら大阪のどこかで食べられそうだけど、ファラフェルは無いだろうなあ。店に入ると半分イディッシュ語の世界だった。なんかそういう店多かった。でも誰も大して構っていなくて気楽だった。

やっぱ食べ物はいいな。私、死ぬまで色んな処に潜り込んで色んな美味しい食べ物を食べていたいですよ。No food, no life.

バカ殿ファンデーション

2005年05月13日 | 日常
いつものように慌ただしい或る朝のこと。以前貰った試供品のリキッドファンデーションをいつもの調子でぱぱぱと手早く塗ったら、鏡の中にバカ殿のように真っ白なカオが! ・・・げっ(恐)。私の頭の中も真っ白。あと5分40秒くらいで家を出ないといつもの電車に乗れない。落としている暇なんて勿論ない。仕方なく無理矢理伸ばして、家を出る。結局多少落ち着いたのはその日の昼過ぎ。いやはや。あんな白い私は初めて見た。

もとい、何も考えずに冬から使っていたのが、美容液入りのナチュラル仕様の奴だった。だもので今までたっぷり塗っても極普通だったのだが、それが禍したのだ。後で例の試供品を見たら、薄付きでよく伸びるとあり、加減しながら再度顔に載せてみると、あの日の1/5くらいの量で済んだ。・・・同じリクイドでこの違い。そりゃーバカ殿顔にもなるっちゅう話である。

もとい試供品に手を出したにも訳がある。こないだ飲み会で女子に言われたのだ。「いっぺん聞こうと思っていたけどすごいツヤツヤですよね」・・・ってそれはテカテカの婉曲表現ですね?そうですね?、と私は海より深く反省した。そうよ確かに今まで肌に優しい日焼け留めなんかと組み合わせて、自分の姿に目を瞑っていたわ。でもそんな自分にもサヨナラよ。溶けないファンデを探す旅に出るのよBASIL、と心の声がこだました。そしてその「きれいなお姐さん開発プロジェクト」始動第一号がバカ殿ファンデーションだったのだ。・・・あのベースも、冬の空調による乾燥に対してはそこそこいい仕事してくれたんだがなあ(遠い目)。

夏向けは乾くから保湿スプレーも開拓すべきなのかな、或いは週1でディープめのクレンジングもか?、とか色々思索しつつ、何故か既に買い余るパウダーの屍と新たな油取り紙を片手に、今日も流浪の旅は続く。ええ、去年のことなんて覚えてないわ。・・・きれいなお姐さん開発もラクじゃないぜ。

カモミール

2005年05月10日 | 日常
前庭では今年もカモミールが満開だ。一度はばっさり刈られたのが、再び徐々に勢力を取り戻しつつある。実に強靱な多年草だ。以前は摘んで乾かしてお茶にしたものだけれど、最近では今頃咲くのを眺めるばかり。

上は、先日upした「五月の庭」のおこぼれ写真。これを撮るのにはちょっとばかり勇気が要った。この辺は鉢植えを除けると、ミミズやハサミムシなどがゾロゾロ出てくるのだ(汗)。そのような場所に頭を突っ込んで寝ころび、上向きに撮るのだから、髪の毛が奴らと接触する可能性は激しく高い訳である。

・・・結果はセーフ(ホッ)。でも飛んでくる虫達にとっては、こういうのも「カモミール」なんだろうな、と思う。私たちは上から見た姿しか知らないけれど。

五月の庭・写真up

2005年05月08日 | HP更新情報


◇ 五月の庭 をup。



自称インドア派の私だが、GWは多少なりともアウトドアした。ただし庭で。自分ちの庭の良い処は、人目を気にしなくてよい処だ。何しろ気が付けば、石畳に寝転がって逆さに見上げたり、苔まみれの幹に抱きついたり、灌木の間をほふく前進したり、石灯籠によじ登ったりしているので、頭には枯れ枝が刺さり、服はドロドロになる。・・・写真を撮るのが趣味な人は、毎回こんな風にサバイバルゲームの真似事をしているんだろうか?(汗) 何も考えないで撮り始めたけれど、我ながらつっかけ一ツで立派にアウトドアを完遂したもんだよ。

写真というのは、撮り方ひとつで印象が変わるものなのだろうけれど、撮っていて自分の傾向がなんとなく分かってきた。私は多分、

1.日陰が好き。
2.逆光が好き。
3.地面が好き。

である(・・・暗い奴だな)。どうもきれいな花より苔の様々なテクスチャーの方に惹かれる。前庭にはパンジーやバラも咲いたので色々撮ってみたが、見返しても花はいまひとつ面白く感じない。ので割愛。お陰で山里の古寺じみた写真集になった。・・・実際ここは静かである。

もうやんないと思うけど、とりあえずうちの放し飼いの犬は「ねいちゃんが庭に遊びに来た!」とばかりに喜んで周りをうろちょろしていた。・・・遊びに来た訳じゃないんだよ。いや、遊んでるのかこれは。

"Are you dreaming?"

2005年05月03日 | 日常
小さいメモを買った。黄緑と黄色とオレンジの組み合わせのカワイイ奴。でも買う時に迷った。原因はデザインの一部となっている文言にある。写真じゃ分からないけど、指先の処に小さくこう書いてあるのだ。

"Are you dreaming?"

ううむ(汗)。これって、"What's the heck are you talking'bout? Are you dreaming? He's been dead for two years!" みたいに聞こえるんですけど(・・・ハリウッド映画調例文;)。要するに、「寝ぼけてんのかオマエ?」ですわ。「夢はありますか?」には聞こえない。それを言うなら普通に"Do you have any dream?"では。・・・なんだったら試しにキング牧師あたりに聞いてみてくれ。

そういえば、某所の某事務所。打ちっ放しコンクリートの今時の外壁でカッコいいんだが、こう書いてある。

"Endless Firm"

・・・黒光りする長い廊下。作業着を着た社長を捜して、奥へ、奥へ。しかしいくら進んでも誰も見当たらない。顔を上げると、廊下の果てには消失点が! ・・・究極の「うなぎの寝床」である(それともナニ、大奥か?)。せめて"Everlasting Firm"とか。どのみちわざわざ穿ってあるのもヘンだけど。

で、その「寝ぼけてんのかオマエ?」なメモ帳は使うのかって? 使いますよ。周囲にケンカ売りまくりみたいだけど、きっと誰も見ないから(笑)。