paradise city <takuya fukushima>

天国なんか、どこにもないぜ

ファンタジスタ

2007-08-07 | 【雑文・浦和レッズ】
ウイイレJ版の新しいやつ買った。
選手新しくしただけでまたナショナル使えないただのマイナーチェンジでコナミに数千円も搾取されるかと思うと頭にきたが、ザバスユニでガンバをボコれるだけで買ってしまった。

そしたら新モードのファンタジスタモードというのがあって、これがムチャクチャ楽しい。一気にコナミさんに感謝したくなった。

以下ウイイレ知らない人は読んでも意味がわからないことと、プレイ内容に基づく妄想が若干入ってることをご了承ください。

ファンタジスタモードというのはエディット選手を作って17歳からスタートして35歳で引退するまで、その選手しか動かせないというモード。
これだけなら実は俺はいつもマスターリーグで自分エディットしてレッズに入団してカーソル固定でプレーしていたので、たいして変わらない。
でも今回モードとしてはその機能を利用して、もう一つのマスターリーグを作った感じ。たぶんウイイレ普通に遊ぶの飽きて俺みたいにやってた人が結構多かったんだろう。

俺は前まではカーソル固定で視点をノーマル遠でやってたけど、このモードはデフォルトがプレイヤー視点。つまり一人称画面。これに慣れてくるとウイイレがまったく違うゲームに思えてきて面白い。昔あったリベログランデとサッカーライフをあわせたような感じ。それが通常ウイイレにおまけで入ってるようなもんで、だいぶお得。

このモードでは自分しか動かせないから、ゲームの目標というのが「世界最優秀選手になる」というもの。で、最初はJ2のクラブに入団して、移籍を繰り返して海外クラブで活躍してその目標を達成するのが本筋。
しかし俺は海外クラブなどというものに興味がないので、何とかしてレッズに入団してなおかつ世界最優秀選手になることを目標にスタートした。

1年目。17歳の俺は本当は左FWになりたかったんだけど、なぜかハーフの選手しか作れないので、試合中に上がっても大丈夫そうな左ハーフとしてエディットしてスタート。最初の練習試合みたいなのでスカウティングされ、J2の6クラブからオファーがきた。
いち早くJ1に上がってレッズに引き抜かれたいので強そうなとこに入ろうと思い、6つの中で一番強そうなアビスパ福岡を選択。と思ったがアビスパには古賀というとてもいい左ハーフがいるので試合出れなさそうだからやめて、元レッズのカニがいるモンテディオ山形に入団。

開幕スタメンに抜擢され、能力が低いからとにかくアピールしようと頑張ったらいきなりデビュー戦でハットトリック。「山形のワンダーボーイ」誕生。しかし監督は調子がいいときしか使ってくれないのでベンチを暖める日々が続く。
次の出番の試合、本来は山形は4-4-2のボックス型で俺は左の前めのハーフで出たのだが、俺の攻撃力を買ってくれたらしく4-5-1のシステムに変更されてた。つまり1トップの下に攻撃的MF3人で俺はそれの左なので、実質3トップの左ウイング。一番得意なポジションだ。そのシステムがあたり、俺は出れば結果を残す。1トップの豊田さん(俺は17歳なので先輩をさんづけで呼ぶことにした)とのコンビもうまく行き始め、真ん中の本橋さんからもいいパスが来るようになる。

過酷なJ2ロードは、俺が出てゴールすると勝つという山形のワンダーボーイ不敗神話が生まれるが、俺が出ないとしっかり負けてしまうので、ぶっちぎりで首位を走る東京ヴェルディに追いつけない。
ずるずると山形が後退したシーズン中盤、他J2クラブからのオファーが頻繁に届くようになる。
しかしコンビネーションも高まり、すでに山形に愛着を持ち始めている俺は、「移籍するなら浦和だけ」と心にきめ、この山形というクラブをJ1に昇格させるために奮闘した。17歳にして既にチームの主軸なのだ。

だが結局、監督が俺と財前さんを交代で使うため、出番がなかなか増えず俺が出ないと山形はまける。そして6位でシーズン終了。俺は20試合に出場、豊田さんと同じくチーム得点王の13点と6アシストを記録し、現役高校生Jリーガーとしては最高のスタートを切った。

オフになり、各J2クラブからオファーが届く。山形がだいぶ好きになったので悩んだが、あくまで俺の目標は浦和入団だ。目標を間違ってはいけないので、J1昇格を決めたヴェルディとセレッソのオファーを真剣に考えることにした。
何気にセレッソのほうが試合に出れそうな気はしたが、一度両方断ってみたら、次の週もまたヴェルディがオファーをくれた。ラモス監督の熱意を感じたので決断。福島拓哉18歳、緑のユニを来てJ1参戦。

2年目。ヴェルディに入団すること、それはつまりフッキやディエゴとポジション争いをすることを意味する。4-4-2ボックスで2トップに平本さんとフッキのコンビで左ハーフにディエゴ、あるいは飯尾さんをトップに入れてフッキが左というスタメンは、俺の入る隙がない。名古屋との開幕戦、俺はベンチで新しいチームの試合を見る。J1はやはりスピードが違う。そしてフッキはすごい。ガンガンドリブルで仕掛けて遠めでもシュート打つ。頼もしいと同時に悔しい。

2戦目の川崎戦、早くもチャンスが来る。平本さんとフッキをトップに置き、俺とディエゴが左右に開いた布陣となる。これをモノにすべく18歳拓哉くん大奮闘。ピッチに立って気付いたが、俺とマッチアップする川崎の右サイドがなんと細貝萌。いつの間にか移籍してたらしい。ちなみに調べたらレッズは名古屋から本田を獲得してた。萌の執拗なマークに苦しむが自慢のドリブルで突破し平本さんへいいパス出して2アシスト決めマンオブザマッチ獲得。

でも次の試合、ラモス監督はスタメンで俺を使ってくれない。そして相手は浦和レッズ。場所は埼玉スタジアム。いまだ味わったことのない緊張感で俺はベンチスタート。ベンチでは柱谷コーチが「いつでもいけるようにしておけ」と士気を高めてくれた(気がする)。
開始早々、フッキがゴールを決める。ヴェルディにいる以上、ヴェルディの勝利そしてタイトル獲得のために戦わねばならないが、埼スタでレッズの失点を見るのは辛い。しかもレッズは前年度にACL決勝で川崎を破って優勝し、クラブW杯で準優勝している(バルサに負けた)。そのレッズから先制したのだから喜ばなければならないのだろう。
後半30分すぎ、ついに出番が来る。フッキに代わっての出場。Jリーガーになって2年目で、早くも埼スタのピッチに立つときが来た。
レッズは4-4-2で都築・闘莉王・坪井・山田・相馬、啓太・阿部・長谷部・伸二、達也・ワシの布陣。どうもロビーは伸二にレギュラー取られたらしい。なんてすごいチームだ。
ピッチに立って早々、俺にパスが回ってくる。しかし埼スタの異様な雰囲気に18歳拓哉くんは飲まれてしまい、いきなりパスミスして阿部にボール取られる。だがそこで目が覚め、「レッズに入るためにはレッズ戦で活躍することが近道」と伸二じゃなくて信じ、15分間の出場ながら山田・坪井をブチ抜いてシュートするなど今の俺を最大限にアピール。結果そのまま1-0で勝利。俺はゴールこそなかったが、オジェックや浦和フロントにアピールできたと思う。それにしてもピッチ上で伸二とマッチアップしたときはヤバかった。オーラを感じた。そして闘莉王に削られた。

ナビスコカップが始まり、ラモス監督が4-5-1の新布陣を選択したので左ハーフとしてチャンスをもらえることが増えてくる。平本さんとのコンビも上々。また、手薄なバックを補強するために外人二人入団してくる(そのうち一人はオズボーンという名前なので俺はオジーと呼んでいる)。

そうなると外国人枠の問題で好調な人を使うのが多いのでディエゴやフッキの出番が減り、必然的に俺の出番が増える。そして千葉から移籍してきた新居さんを1トップに置き、左が俺、右がフッキかディエゴか広山さんという布陣が定着。服部さんを放出して新しいヴェルディを作ろうとするラモス監督の意図がよくわかる。リーグ戦でも2試合に1度は使ってもらえるようになり、ナビスコ予選大宮戦では新居さんとのホットラインが冴え渡って4ゴール2アシストという大活躍。「稲城のマラドーナ」と呼ばれるようになる(気がした)。

ヴェルディはその後も快進撃を続け、前半戦終わって浦和と勝ち点1差の2位。ここからが勝負。
と思った矢先、ナビスコ準々決勝川崎戦、ニューヒーロー賞間違いなしの活躍をしている俺はなぜかベンチ外。ホーム・アウェーともに負け早々にナビスコ敗退。ラモス監督得意の乱心にムカついた俺はひたすらシュート練習を繰り返す。柱谷さんが「拓哉、腐るな。お前は稲城のマラドーナだろう?」と言ってくれる(気がした)。

続いてのリーグ後半戦の初戦、相手は3連チャンで川崎。そして俺はベンチに入る。ナビスコで俺を使わなかったラモスを見返すために、そして何より俺自身のために出番をじっと待つ。後半39分、ようやくそのチャンスが回って来る。残り6分で何しろって言うんだよ、というラモスへのグチを封印し、必死で走り回る。名波さんのクロス早すぎて合わせにくいし寺田・箕輪の川崎山脈がデカくて強くて何度も削られたが、根性でアタックを繰り返して1ゴール1アシスト。しっかりと結果を残せた。

次の試合。ホーム浦和戦の天王山。なのにまた俺はベンチ外。結果ドローでヴェルディは現在2位。その後も出番は減りはしないものの増えもしない。ラモスへの不信が徐々に募る。
既に俺の元にはJ各クラブからオファーが来ているが、浦和からはまだ来ない。浦和以外のチームには行かないと決めていたが、このままなら考えなければならない。

現在、2年目の9月1週で24節。もちろん優勝のために全力を尽くすが、オフにはいろいろと将来のことを考えなければならないだろう。
今一番悩んでいるのは、仮に浦和に入れたときに、そのまま現役を終えるか、オファー次第で一度海外に出て、能力アップしてからピークの頃に浦和に戻るか、という悩みだ。
まだ18歳。可能性は無限なの。

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8 Comments

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でも (福島拓哉)
2007-08-07 13:20:32
35歳で絶対引退しなきゃいけないってせつないなあ
本物はあと一ヶ月なんですけど…
愛媛J2優勝! (sawada)
2007-08-08 00:07:12
俺は愛媛で2年目にJ2優勝&得点王!
ついでに天皇杯まで優勝&MVPでJ1の強豪チーム(浦和からも)からオファーくるも愛媛でJ1優勝をするため残留の3年目。
いつになったらミランからオファーくるかな。
あと (sawada)
2007-08-08 00:09:48
3年目になぜか生まれ変わりのコクが愛媛に加入。
めっちゃテンション上がる。
リアルなら (カモ⑯)
2007-08-08 00:10:00
もうとっくに戦力外通告されてるよ(笑)

腐るな!(ワシより84日若い)若者よ!!
いいな (福島拓哉19歳)
2007-08-10 00:03:32
その後ヴェルディは最後まで優勝争いを演じ、昇格すぐで浦和についで2位で終了
俺はナビスコ予選しか出てないのに得点王(気持ち的にはニューヒーロー賞獲得)と、リーグアシスト王を獲得しました
シーズンオフ、結果を出したラモス監督だけど既に不信感が募っているから移籍するつもりだったんだけど、なぜか浦和だけはオファーくれずに残留を決めました
ちなみに浦和はゲームスタート前の06年から数えると3年連続リーグ優勝・2年連続ACL優勝というとんでもないチームになっています
そんな浦和のライバルチームへと成長したヴェルディなので俺を放出するわけにはいかないらしく、天皇杯の浦和戦ではベンチにすら入れてくれませんでした
俺が浦和ベンチに熱いまなざしを送るのがバレているようです
ちなみに19歳で3年目のプロ生活がこれから始まりますが、900P越えてチーム2位の高年俸になりました
名波さんですら500Pくらいなのに
このままでは海外の目に留まってしまいます
4年目 (sawada)
2007-08-10 02:19:09
3年目にリーグMVP&得点王になるも勝ち点がわずか1足りずリーグ2位で終了。
そしてやっときたセリエからの誘いでパルマに移籍!しかし未だベンチを暖める日々。
チョー楽しそう (コック)
2007-08-11 07:35:02
素晴らしい妄想だなー(´ー`)
特に先輩をさん付け呼ぶあたりは社会人としては常識だけどいい(笑)
俺はこの手のゲームは苦手だからやんないとおもうけど
リアルプレイヤー(コスプレじゃなくて)として頑張ってみようかなー
Unknown (福島拓哉20歳)
2007-08-12 05:09:02
つづき書いちゃった
連載ものになる予感