ここんとこ忙しかったのと、ツイッターばっかやってたのでブログ更新が滞った。
しかしワールドカップはたっぷり観た。
無料で全試合放送してくれたスカパー!には本当に感謝している。
開催前の優勝予想はアルゼンチン(決勝の相手は日本)、各国1試合目を観た後は、ドイツ・ブラジル・アルゼンチンが抜けてるのでこの中のどこかが優勝すると思った。
結果はスペイン優勝で、当たった予想はウルグアイの4強くらいだが、本当に楽しい一ヶ月だった。
たぶんこの文章は長くなるので、先に結論を書いておく。
今回のワールドカップを楽しんだ人で、次回も日本代表を応援したくなった人たちへ。
お願いだから、年に一試合でいいから、スタジアムにJリーグを観に来てください。
俺は浦和サポだけど、別にどこのクラブでもいいです。
好きな選手がいるとこでもいいし、一番近所のとこでもいい。
とにかく、本当に年に1試合でいいので、スタジアムに来てください。
それで、本当にそれだけで、日本のサッカーは変わる。
日本代表も、もっと強くなる。
パラグアイにPKで負けたのは、運だ。
その運を左右させたのは、歴史だ、と俺は思っている。
まだプロリーグが創設20年もたってない日本は、ベスト16常連のパラグアイに、運で負けた。
そういうことなのです。
終了直後の長谷部のインタビューはみんな覚えていると思う。
ブンデスで優勝するまでに成長した男は、日本最大のクラブで育ち、いかにクラブとサポーターの関係が重要か熟知している。
だからこそ、ジョホールバル直後のヒデと同じセリフが、自然と出たのだと思う。
「Jリーグを応援してください」
これを読んでいる君が年に1試合Jリーグを観ると、これだけの影響がある。
○一番安い入場料で1500円から2000円くらい。視聴率的には国民の半分弱くらいがワールドカップを楽しんだので、およそ2000円×5000万がJリーグの収入となる。莫大な金額だ。
○収入を得たクラブは、活躍に応じて選手の年俸をアップできる。海外リーグより年俸が高ければ、いい選手が金銭的理由では流出しなくなるし、単純に更なる活躍のため努力する。
○海外からよりクオリティの高い外国人選手を獲得できる。その結果、チーム内はもとより、リーグ内での競争が激化する。
○海外で修行に行く必要がないくらいリーグが強くなれば、さらにサッカーのレベルは上がる。
○強いリーグでプレイする選手は、総じてレベルが上がって強くなる。
○一方、そのレベルよりも高い選手(本田クラス)は最初から海外のさらに強豪リーグに移籍することになる。
○将来的には、Jリーグでプレイすることを夢見るスペイン人やイタリア人少年が現れるようになる。
○それだけのリーグは観客数も増加、そして何より、年に一試合しかスタジアムに行かなかった君は、年間チケットがほしくなる可能性がある。
○そんな君たちが多くいる国は、これが一番大事だが、「サッカーを観る審美眼」が上がる。その頃にはどんだけ間違っても、予選3戦全敗だとかカメルーンに勝てないなどと思い込んだりしなくなっているだろう。
ここまで来れば、日本は本気でワールドカップ優勝候補になる。
Jリーグ100年構想は、そこを見据えて始まったはずだ。
あと80年以上残ってるわけだが、俺は自分が生きてる間にワールドカップで優勝したい。
サッカー文化が根付く根付かない以前の問題の現在、君が年間1試合だけスタジアムでサッカーを観るだけで、100年構想はぐっと短縮できるのだ。
誰でも最初はニワカファン。恥ずかしがることはない。
ワールドカップのような盛り上がり、実は毎週君んちの近所のスタジアムでやってるんだよ。
本当に、お願いします。
スタジアムに来てください。
応援なんてしないでいいから、まずはスタジアムでサッカー観てください。
すべてはそこから始まるから。
と書いてたらワールドカップまとめでも何でもなくなってきた。
一応各試合については、ツィッターで全試合つぶやいてるので、興味ある人は過去ログ参照してください。
http://twitter.com/takuyafukushima
以下、印象に残ったこと雑記と、俺の好みオンリーのベストイレブン。
○スペインもオランダもあれだけつまらないサッカーをしていながら、決勝に近づくにつれ調子を上げたのはさすが。
○スペイン優勝で一番よかったのは、新しいチャンピオンが誕生したこと。
○スペインサッカーは今後のトレンドにはならない。なぜならすでにトレンドだから。
○最新型のサッカーを見せたのはドイツ。クリンスマンが変えたドイツをレーブが受け継いで進化させていた。
ポゼッションとリアクションの切り替え、ショートパスとタテの使い分け、ショートカウンター発動の速度と圧力。すべての根幹は運動量とタフさと戦術理解。
間違いなく最も美しく華麗で勝つサッカーは、2010年はドイツだった。
○ウルグアイの、すべてが教科書どおりの、まったくもって選択に驚きがない、しかし全員が意思統一して戦術を理解している、まっとうなサッカーも素晴らしかった。
○そのウルグアイの、戦術の中心であり国の威信も責任も栄光も、すべてを背負った10番の躍動。本当にかっこよかった。
すべてを引き受けて全力を出しつくしギリギリまで戦い敗れた、あの男。MVPは当然。3位決定戦終了後の清々しい表情が印象に残る。
生まれ変わったらフォルランになりたい。
○ベストゲームは文句なしでドイツ対ウルグアイの3位決定戦。そういえば4年前のドイツ対ポルトガルの3位決定戦も一番おもしろかった。
○こっそりスイス最強とつぶやいてみる。
○ウルグアイは本当のサプライズだが、大会前半のサプライズはやはりニュージーランド。勝ち点3も取れるとはびっくり。
○イタリアは4年前に背負った業が結果につながっただけ。そうであるべきだし、何も驚きはない。
○ブラジル、過去最高に地味で、過去最高にチームプレーに秀でていた。なのにあっさり負けるとは思わなかった。びっくり。やはりまだまだ、サッカーにはスーパープレイヤーは必要なのだ。
○メッシ、不発。敗因は結局それだけだし、不発といいつつピッチに君臨して貢献しまくっていたから、けっして悪いチームじゃなかった。ただ、ドイツが強すぎた。
○誤審問題は2002年からだと思う。98年まではそんなになかった。コリーナさん引退後世界的にレベルが下がっている。
○アフリカの誇りと魂をフィジカルで表現するギャンのプレーは素晴らしかった
○フランスはアンリのハンドから終わってた
○ザクミのブサイクさは歴史に残る
○ルイス・ファビアーノの1プレー2ハンドは衝撃だった
○スアレスのハンド後のギャンがPK外した直後の喜び方も面白かった
○執拗なまでにシュートを打たなかったイニエスタが決めて終わるのも印象的
○シャビさんは不調と言われても次元が違うプレーで魅了
○カシージャスの涙でスペイン優勝を喜べる気持ちになれた
○エジルとミュラーは衝撃。中村俊輔が全盛期ならばエジル的なプレーができたのに、と思うと残念。
○あのアホのキレキャラのシュバインシュタイガーがドイツの心臓になったのが感動
○閉会式にサプライズでマンデラが登場したときは違う意味で本気で感動した
以下、好みだけの今大会ベストイレブンといいつつ選びきれないからベスト23
GK:カシージャス
川島
パストン
DF:闘莉王
メルデザッカー
ラーム
セルヒオ・ラモス
ファン・ブロンクホルスト
プジョル
マイコン
MF:シュバインシュタイガー
エジル
シャビ
ドノバン
阿部
カカ
長谷部
ミュラー
FW:フォルラン
本田
ギャン
メッシ
クローゼ
監督:レーブ
ワールドカップとは、サッカーを超えたサッカー。
次のワールドカップまであと4年。
その頃自分がどうなってるかなんてわからないけど、決まっていることがある。
俺は4年後も東京で映画やってて、サッカーを観る。
それだけだ。
しかしワールドカップはたっぷり観た。
無料で全試合放送してくれたスカパー!には本当に感謝している。
開催前の優勝予想はアルゼンチン(決勝の相手は日本)、各国1試合目を観た後は、ドイツ・ブラジル・アルゼンチンが抜けてるのでこの中のどこかが優勝すると思った。
結果はスペイン優勝で、当たった予想はウルグアイの4強くらいだが、本当に楽しい一ヶ月だった。
たぶんこの文章は長くなるので、先に結論を書いておく。
今回のワールドカップを楽しんだ人で、次回も日本代表を応援したくなった人たちへ。
お願いだから、年に一試合でいいから、スタジアムにJリーグを観に来てください。
俺は浦和サポだけど、別にどこのクラブでもいいです。
好きな選手がいるとこでもいいし、一番近所のとこでもいい。
とにかく、本当に年に1試合でいいので、スタジアムに来てください。
それで、本当にそれだけで、日本のサッカーは変わる。
日本代表も、もっと強くなる。
パラグアイにPKで負けたのは、運だ。
その運を左右させたのは、歴史だ、と俺は思っている。
まだプロリーグが創設20年もたってない日本は、ベスト16常連のパラグアイに、運で負けた。
そういうことなのです。
終了直後の長谷部のインタビューはみんな覚えていると思う。
ブンデスで優勝するまでに成長した男は、日本最大のクラブで育ち、いかにクラブとサポーターの関係が重要か熟知している。
だからこそ、ジョホールバル直後のヒデと同じセリフが、自然と出たのだと思う。
「Jリーグを応援してください」
これを読んでいる君が年に1試合Jリーグを観ると、これだけの影響がある。
○一番安い入場料で1500円から2000円くらい。視聴率的には国民の半分弱くらいがワールドカップを楽しんだので、およそ2000円×5000万がJリーグの収入となる。莫大な金額だ。
○収入を得たクラブは、活躍に応じて選手の年俸をアップできる。海外リーグより年俸が高ければ、いい選手が金銭的理由では流出しなくなるし、単純に更なる活躍のため努力する。
○海外からよりクオリティの高い外国人選手を獲得できる。その結果、チーム内はもとより、リーグ内での競争が激化する。
○海外で修行に行く必要がないくらいリーグが強くなれば、さらにサッカーのレベルは上がる。
○強いリーグでプレイする選手は、総じてレベルが上がって強くなる。
○一方、そのレベルよりも高い選手(本田クラス)は最初から海外のさらに強豪リーグに移籍することになる。
○将来的には、Jリーグでプレイすることを夢見るスペイン人やイタリア人少年が現れるようになる。
○それだけのリーグは観客数も増加、そして何より、年に一試合しかスタジアムに行かなかった君は、年間チケットがほしくなる可能性がある。
○そんな君たちが多くいる国は、これが一番大事だが、「サッカーを観る審美眼」が上がる。その頃にはどんだけ間違っても、予選3戦全敗だとかカメルーンに勝てないなどと思い込んだりしなくなっているだろう。
ここまで来れば、日本は本気でワールドカップ優勝候補になる。
Jリーグ100年構想は、そこを見据えて始まったはずだ。
あと80年以上残ってるわけだが、俺は自分が生きてる間にワールドカップで優勝したい。
サッカー文化が根付く根付かない以前の問題の現在、君が年間1試合だけスタジアムでサッカーを観るだけで、100年構想はぐっと短縮できるのだ。
誰でも最初はニワカファン。恥ずかしがることはない。
ワールドカップのような盛り上がり、実は毎週君んちの近所のスタジアムでやってるんだよ。
本当に、お願いします。
スタジアムに来てください。
応援なんてしないでいいから、まずはスタジアムでサッカー観てください。
すべてはそこから始まるから。
と書いてたらワールドカップまとめでも何でもなくなってきた。
一応各試合については、ツィッターで全試合つぶやいてるので、興味ある人は過去ログ参照してください。
http://twitter.com/takuyafukushima
以下、印象に残ったこと雑記と、俺の好みオンリーのベストイレブン。
○スペインもオランダもあれだけつまらないサッカーをしていながら、決勝に近づくにつれ調子を上げたのはさすが。
○スペイン優勝で一番よかったのは、新しいチャンピオンが誕生したこと。
○スペインサッカーは今後のトレンドにはならない。なぜならすでにトレンドだから。
○最新型のサッカーを見せたのはドイツ。クリンスマンが変えたドイツをレーブが受け継いで進化させていた。
ポゼッションとリアクションの切り替え、ショートパスとタテの使い分け、ショートカウンター発動の速度と圧力。すべての根幹は運動量とタフさと戦術理解。
間違いなく最も美しく華麗で勝つサッカーは、2010年はドイツだった。
○ウルグアイの、すべてが教科書どおりの、まったくもって選択に驚きがない、しかし全員が意思統一して戦術を理解している、まっとうなサッカーも素晴らしかった。
○そのウルグアイの、戦術の中心であり国の威信も責任も栄光も、すべてを背負った10番の躍動。本当にかっこよかった。
すべてを引き受けて全力を出しつくしギリギリまで戦い敗れた、あの男。MVPは当然。3位決定戦終了後の清々しい表情が印象に残る。
生まれ変わったらフォルランになりたい。
○ベストゲームは文句なしでドイツ対ウルグアイの3位決定戦。そういえば4年前のドイツ対ポルトガルの3位決定戦も一番おもしろかった。
○こっそりスイス最強とつぶやいてみる。
○ウルグアイは本当のサプライズだが、大会前半のサプライズはやはりニュージーランド。勝ち点3も取れるとはびっくり。
○イタリアは4年前に背負った業が結果につながっただけ。そうであるべきだし、何も驚きはない。
○ブラジル、過去最高に地味で、過去最高にチームプレーに秀でていた。なのにあっさり負けるとは思わなかった。びっくり。やはりまだまだ、サッカーにはスーパープレイヤーは必要なのだ。
○メッシ、不発。敗因は結局それだけだし、不発といいつつピッチに君臨して貢献しまくっていたから、けっして悪いチームじゃなかった。ただ、ドイツが強すぎた。
○誤審問題は2002年からだと思う。98年まではそんなになかった。コリーナさん引退後世界的にレベルが下がっている。
○アフリカの誇りと魂をフィジカルで表現するギャンのプレーは素晴らしかった
○フランスはアンリのハンドから終わってた
○ザクミのブサイクさは歴史に残る
○ルイス・ファビアーノの1プレー2ハンドは衝撃だった
○スアレスのハンド後のギャンがPK外した直後の喜び方も面白かった
○執拗なまでにシュートを打たなかったイニエスタが決めて終わるのも印象的
○シャビさんは不調と言われても次元が違うプレーで魅了
○カシージャスの涙でスペイン優勝を喜べる気持ちになれた
○エジルとミュラーは衝撃。中村俊輔が全盛期ならばエジル的なプレーができたのに、と思うと残念。
○あのアホのキレキャラのシュバインシュタイガーがドイツの心臓になったのが感動
○閉会式にサプライズでマンデラが登場したときは違う意味で本気で感動した
以下、好みだけの今大会ベストイレブンといいつつ選びきれないからベスト23
GK:カシージャス
川島
パストン
DF:闘莉王
メルデザッカー
ラーム
セルヒオ・ラモス
ファン・ブロンクホルスト
プジョル
マイコン
MF:シュバインシュタイガー
エジル
シャビ
ドノバン
阿部
カカ
長谷部
ミュラー
FW:フォルラン
本田
ギャン
メッシ
クローゼ
監督:レーブ
ワールドカップとは、サッカーを超えたサッカー。
次のワールドカップまであと4年。
その頃自分がどうなってるかなんてわからないけど、決まっていることがある。
俺は4年後も東京で映画やってて、サッカーを観る。
それだけだ。