脳のミステリー

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advanced age person 高齢者

2012-08-28 12:27:43 | Weblog
画像は私のお気に入り、NGV所蔵のliving Australian artist Kim Hoa Tram の The Way, a spiritual path です





時折、エッセイを掲載させて貰っている日本応用老齢学会背景にして、日本の高齢化社会を考えると様々な事がチョッと不安になってきます。
国連では、60歳以上を高齢者として定義し、80歳以上を後期高齢者としています。
一方、国際保健機構(WHO)によると、高齢者は65歳以上となっており、80歳以上が後期高齢者とされています。

高齢者にまつわる研究を行なう「老年学」というものがありますが、この老年学では65歳以上が高齢者とされ、65歳から74歳を前期高齢、75歳から84歳を中期高齢者、85歳以上を後期高齢者としています。

65~74 歳を前期高齢者(ヤング-オールド)、75 歳以上を後期高齢者(オールド-オールド)というんですって
高齢期を3期に区分する場合、75~84 歳を中期高齢者(ミドル-オールド)、85 歳以上を後期高齢者というらしいのですが、やっぱり(ベリー-オールド)とでも言うしかないのでしょうかね

日本語では、「高齢」は「老年」「老齢」の婉曲な言い方で、「老齢」は「老年」「高年」よりも年をとった人に用いる傾向があると言ったらいいのでしょうかね~

英語では、the aged とか old age という表現を使いますが、私が好きな表現は advanced age です。
知識・技術などが高等(上級)の、とか 思想・信条などが進歩的なという意味に捉えられるし、まして「前衛的な」なんて和訳をしたら、何となく嬉しいですよね

高齢者の仲間入りをした私は advanced age person と呼ばれるように頑張りたいと思います

高齢者が老齢者を介護する時代が・・・

2012-08-14 10:25:53 | Weblog
尊敬する柴田博教授の言葉を拝借して「介護」について語りたいと思います。

最近、家の近所を散歩すると高齢者・老齢者にたくさん出会います。
特にバスに乗ると昼間の暑い中を出かける年配者に出会います。
先日、ヒョンな事から話をした女性は何と92歳
とても、とても・・・80代半ばとしか思えませんでした。
言葉が明確で「賢婦人」の言葉がピッタリの女性でした
またひとり「あんな風に年を重ねて行きたいなあ~」・・・私の目標が増えました
数日後、思いがけず、その女性から丁寧なお手紙を戴いて感激
早速お礼の電話をかけると「どちら様?」久しぶりに緊張して話ました




2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつあります。

日本の平均寿命は世界でも最高水準となりましたが、昨年は東日本大震災のお陰で一位の座を降りざるを得ませんでした。

高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長いのです。
その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっているのです。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものです。
このことは、介護が必要となった場合でも同じなのです。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要という訳です。
また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要なのです。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものですが、その根底にあるのは「尊厳の保持」だという訳です。

柴田博教授が理事を務める日本応用老年学会には私は時折、エッセイを書いていますが、港区の身体障害者自立支援協議会の一般委員に任命された今、要支援・要介護者自立支援も同時進行しなければと思っています。(自分自身を含めて




自分が、障害者になって・・・高齢者になって・・・
視覚障害者の為の盲導犬募金を思い立って・・・
発達障害者応援に気付いて・・・
遅ればせながら・・・地域の身体障害者自立支援協議会や要支援・要介護者自立支援も・・・

やっぱり蘇り人生って大切なんですね




透析治療に脳梗塞の後遺症が追い打ちを!

2012-08-05 15:33:00 | Weblog
透析時間が週3回の女性が脳梗塞で倒れてしまいました。

健康な人の腎臓は休みなく働いて凡そ1分間に1mlの尿を作っています。
1週間つまり4時間×3回の透析で、約7%の腎機能を代行出来る訳です。
この程度の腎機能があれば日常生活には支障なく仕事や生活が可能です。
無論、透析回数や時間を延長すれば、もっと腎機能の代行にとってはいいのですが、それだけ自分の時間が制約されてしまいます。
元々、女性のご主人を知っているのですが、彼は若い頃に事故で両下肢が不自由で車椅子生活者です。
朗らかな男性で、車もそれなりに改造して貰って自分で運転しています。
車の座席から車椅子の座席に乗り移る事は出来ても立っている事は出来ません。
そんな中で奥さんは透析を続けてきているのです。
そして、今、脳梗塞で彼女が後遺症に苦しんでいるのです。

神様って本当にいるのでしょうか

彼女が倒れる前に後ろ姿を見かけたのですが、チョッとフラついていたのは酷い貧血かな?と思っていたのですが・・・
あれって、脳梗塞の兆候だったのかしら
左の視野が半分になってしまって、顔面の異常な歪みが残ってしまって、本当に可哀そうです。

ご夫婦共に私より若いカップルでお子様は男の子と女の子
私が「何かして差し上げる」と言えば、貰い物に珍しい物でもあれば差し上げる程度でしょうか
ご主人が食事の用意をしなければ・・・勿論、ヘルパーさんはいらしているようですが・・・
後遺症が少しでも時の流れと共に軽くなっていけばいいのですが・・・