脳のミステリー

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高齢者が老齢者を介護する時代が・・・

2012-08-14 10:25:53 | Weblog
尊敬する柴田博教授の言葉を拝借して「介護」について語りたいと思います。

最近、家の近所を散歩すると高齢者・老齢者にたくさん出会います。
特にバスに乗ると昼間の暑い中を出かける年配者に出会います。
先日、ヒョンな事から話をした女性は何と92歳
とても、とても・・・80代半ばとしか思えませんでした。
言葉が明確で「賢婦人」の言葉がピッタリの女性でした
またひとり「あんな風に年を重ねて行きたいなあ~」・・・私の目標が増えました
数日後、思いがけず、その女性から丁寧なお手紙を戴いて感激
早速お礼の電話をかけると「どちら様?」久しぶりに緊張して話ました




2000年4月から実施された介護保険制度は、措置から契約への移行、選択と権利の保障、保健・医療・福祉サービスの一体的提供など、わが国の高齢者介護の歴史においても時代を画す改革であり、介護保険制度の導入によって高齢者介護のあり方は大きく変容しつつあります。

日本の平均寿命は世界でも最高水準となりましたが、昨年は東日本大震災のお陰で一位の座を降りざるを得ませんでした。

高齢期は今や誰もが迎えると言ってよい時代となっており、また、高齢者となってからの人生も長いのです。
その長い高齢期をどのように過ごすのかは、個人にとっても社会にとっても極めて大きな課題となっているのです。

人生の最期まで、個人として尊重され、その人らしく暮らしていくことは誰もが望むものです。
このことは、介護が必要となった場合でも同じなのです。

そうした思いに応えるためには、自分の人生を自分で決め、また、周囲からも個人として尊重される社会、すなわち、尊厳を保持して生活を送ることができる社会を構築していくことが必要という訳です。
また、高齢者介護においても、日常生活における身体的な自立の支援だけではなく、精神的な自立を維持し、高齢者自身が尊厳を保つことができるようなサービスが提供される必要なのです。

介護保険は、高齢者が介護を必要とすることとなっても、自分の持てる力を活用して自立して生活することを支援する「自立支援」を目指すものですが、その根底にあるのは「尊厳の保持」だという訳です。

柴田博教授が理事を務める日本応用老年学会には私は時折、エッセイを書いていますが、港区の身体障害者自立支援協議会の一般委員に任命された今、要支援・要介護者自立支援も同時進行しなければと思っています。(自分自身を含めて




自分が、障害者になって・・・高齢者になって・・・
視覚障害者の為の盲導犬募金を思い立って・・・
発達障害者応援に気付いて・・・
遅ればせながら・・・地域の身体障害者自立支援協議会や要支援・要介護者自立支援も・・・

やっぱり蘇り人生って大切なんですね