脳のミステリー

痺れ、言葉、触覚等の感覚に迫るCopyright 2001 ban-kuko All Right Reserved

『リハビリ革命』のTV報道を見て・・・

2011-09-06 06:52:20 | Weblog
一昨日の朝も独りでつぶやいたけど・・・

日曜日の夜9時から NHKスペシャル『脳卒中・リハビリ革命』(再放送の予定9月13日午前0時15分~1時04分)を珍しく真剣に見ました。
キャスターは、これまでもNHKスペシャルで脳卒中リハビリを取材してきて、自らも脳卒中を経験、今もリハビリを続けている藤田太寅さんでした。

内容は、「4年間リハビリを頑張ってきても動かなかった指が、わずか10分の訓練で動き始めた」というのがメインテーマ

確かに、今、脳卒中の治療で新たなリハビリが次々に開発され、驚異的な効果を上げています。
約280万人にのぼる脳卒中患者、医療の発達で命を落とすケースは減ったものの、麻痺の問題は深刻で、介護が必要になる原因の第一位だという事です。
解決にはリハビリが重要なのに、発症後6ヶ月を超えたあたりから効果が落ちるとされてきました。

未だ盛年期にいた私は、発症後10ヶ月余りでチョッと考えこんだのです
蘇った私の寿命は決まっている筈・・・神様がそっと内緒で教えてくれたらなあ・・・そうか俄かクリスチャンは当たり前のようにそんなこと願うのが間違っているのか
後、10年? 20年? それとも5年?・・・もしかしたら、ひょんな事ですぐに逝っちゃうかもしれません
だったら・・・と、亡き父の車椅子姿を思い出しました。
父は、70歳の時、転倒による頚椎損傷で下肢麻痺で・・・自分なりの考えで「上肢は捨てて、リハビリは仕事以外暇さえあれば両手で胡桃握り遊びをしていました。
仕事は、頭と手を使う書きものをしていたのです。
昭和の末期、パソコンがもっと一般人の間に普及していれば、父はもっと長生きしていたと思います

医療と患者のsituationも同じだと思うのです。
最近、脳科学の急速な発達により、傷ついた脳が再生するメカニズムが次第に明らかになり、時間を経過した患者でも、マヒを改善する手法が発見されています。
リハビリの効果を上げる誰でも出来る意外な方法や、脳波とマシンを連動させる最新科学まで、脳卒中リハビリの最前線で起きている急激な変化を取材、人間の脳に秘められた驚きのパワーに迫って、脳が蘇りますと言ってました。

解ります。よ~く理解できます
でも・・・だったら、私の過去10年間は無駄に過ごした時間だったのでしょうか
私はそうは思いません

情報社会の波にうまく乗って、でも、時の流れに身を任さず、自分なりの考えをしっかり持って、時と共に自ら前進する・・・これが私が握った結論でした