Nyancoin Bakery / 江都屋

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8月のライブ 2

2006年08月29日 22時37分48秒 | ヨタ話/写真
 8月6日 スマトラタイガー 『10年ぶりのヒロシマナイトフィーバー~暴走18キップをキミに~』
Far East LoungeとONSENSのジョイントライブ。

 前半はFar East Lounge(写真撮ったんだけどピンぼけばかりなので載せませぬ)。やはりこの三人編成の生み出すウネリとでもいうのか、平たく言えばグルーヴ(平たくない)はタダゴトではない。これで合同練習してないってんだからリンダ困っちゃう。リハーサルぐらいはやってるんだろうけど。
 「星の波間に」という歌がありまして、最近数回のライブではベースの梶山シュウ氏がヴォーカルをとっているのだけれど、これが何ともいい感じ。声の周波数の関係なのか、あの歌によく合う緩やかな歌唱で、寝不足の人は寝ちゃうんじゃないかと余計な心配をしてしまうほどなのです。

 ところでこの日は8月6日。朝から暑い日だった。朝ちょっとコンビニへ行って帰ってくるだけでクラクラして、自転車で行ったのを忘れて歩いて帰ってきてしまい、自転車を取りにコンビニへまた歩いて行って余計にクラクラするようなそんな暑さ。原爆投下の日もまたこのような暑さの夏の日だったのだろうか。広島に住み始めて数年経った頃に気づいたのだが、原爆の日を境に気候が変わるのだ。もちろん真夏のこと、暑いのは暑いのだけれど、空気の質が少しだけ変わるのだ。気分的な要因もあるのだろうかね。

 で、ONSENSのライブが始まる。一曲目の「いたいのいたいのとんでけ」がいきなりドカンドカンとくる。これ、やっぱり8月6日のヒロシマならではの一曲目なんだろうか。三日前の弾き語りスタイルのAKIRAさんのイメージがあった俺はバンド編成のONSENSの衝撃に言葉を失うのであった。
(余談。俺はこういうライブを見る時に、イエーとか言ったり踊ったりヘッドバンキングしたり、その他モロモロの「ノっている」とされることをしない。その演奏が良いものであればあるほど俺の場合は体を動かさなくなる。演奏者を凝視する。ひょっとしたらあまり楽しんでいないように見えるかもしれないが、実はかなり楽しんでいるのだ)
 次の「Hello my mom !」が実は一番印象的なのだった。
ちょいと歌詞をAKIRAさんのブログより拝借

Hello my mom !
わたしおぼえてるの
ママに会うまえは
神様といたんだ
天国のテレビで見たよ
ママとパパの結婚式を

Hello my mom !
自分で決めたんだ
ママの子になろうって決めたんだ
だって世界中で誰よりも
ママのこと大好きだから


 こないだ実家に帰って疲れたということを書いたけれど、それでもここ数年、俺はこの歌詞に近いような感覚を抱いているのだ。
 人間の本質は、肉体ではなく魂である、と。だから当然、輪廻転生、前世も来世もある、と。そこらへんから考えるに、生まれてくる時って、やっぱりある程度はどういう環境のどういう家庭に生まれようということは自分で決めるんではないかな。天国のテレビがあるのかどうかは知らないけどね。自分の人生の目的に沿う条件に見合うところに生まれるのだろう。そんなことをたまに考えたりしているから、そういう題材の歌があると嬉しくなる。


 「祈りプロジェクト」の話の後に「祈りの歌」。このあたりで俺はさらに動かなくなってくる(トイレに行ったりはしたんだけど、それはともあれ)。くわしくはAKIRAさんのブログで「祈りプロジェクト」を検索してみてね(今日付けの記事にも緊急の祈りプロジェクトあり)。
 やっぱり、人間の精神的な感応力というものはあるのだ。祈るという行為はともすれば他力本願のように受け取られるかもしれないが、このプロジェクトでする「祈り」はそういうこととは一線を画す。祈る、のだ。ただ単に。必ずしも神にということでもなく、祈るのだ。その思いはしっかりと伝わるのだ。こういうことが実際に起こり得るということ、それだけでもこの世界、まだまだ捨てたもんではないではないか。そして「祈りの歌」。この日、あの場にいた人たちは同じように感じたろうか。あの歌で何かが間違いなく我々の心に突き刺さった、ぞ。


 また広島でライブしてほしいものです。あるいは近場ならちょっと交通費とか奮発して行きたいな。ソロもよし、ONSENSもよし。
 

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