環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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2007年度の発受電実績 1兆KWhを初めて突破!

2008-04-16 14:23:09 | 原発/エネルギー/資源
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電気事業連合会が2007年度の発受電実績を発表しました。4年連続で過去最高を更新し、初めて1兆KWh(1兆0039億9000万KWh)を超えたそうです。過去最高ということは言い換えれば、日本の歴史上最高の電力を発電し、消費したということですね。

電力業界の 「発電電力量の実績と見通し」 にしたがえば、想定より1年早く2009年:1兆0003億KWh、2014年:1兆0556億KWh)、ということかもしれませんが、私の環境論の「判断基準」から考えれば、日本の状況は大変な状況にあるといわざるをえません。大変恐ろしいことです。  

2007年度は原発の稼働率が大きく落ち込んだために、それを補うために火力発電を15.6%増やしたそうですので、CO2の排出量も過去最高を記録しそうですね。



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次の図は京都議定書が採択された1年前に、(財)省エネルギーセンターの機関誌「省エネルギー」(1996年1月号)に掲載された座談会記事から抜粋したものです。北海道電力室蘭支店営業部長の司会による座談会で、図らずも当時の「日本の企業の省エネ意識」が欧州の意識と大きく異なることが明らかにされています。私はこの意識の相違は10年後の今なおほとんど変わっていないように思います。

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