環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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鳩山首相が「成長戦略」の基本方針を発表、温室効果ガス削減との整合性は?

2009-12-31 22:12:50 | 経済
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私の環境論では、環境問題の解決は次のようになります。


そして、21世紀の経済には20世紀のような自由度はありません。


次の図は過去36年間(1971~2007)の一次エネルギーの総供給量の推移を示しています。


次の図は過去36年間のCO2の排出量とGDPの推移を示しています。


過去36年の実績では、日本は一次エネルギーの供給量もCO2の排出量も増加しています。また、CO2の排出量とGDPの成長も見事なまでの「カップリング(相関関係)」を示しています。

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さて、今朝の朝日新聞が「鳩山首相が成長戦略の基本方針を発表した」と報じています。2020年度までの国内総生産(GDP)の成長率を名目で平均3%、物価指数の影響を除く実質で2%成長させ、名目GDPは現在の1.4倍の650兆円に増やすのだそうです。記事の内容は次の通りです。

●成長戦略 年平均2% 20年度まで 政府が新目標 

●成長戦略、急ごしらえ


鳩山政権が掲げた「成長戦略」では、増加傾向にある「一次エネルギーの供給量」や「CO2の排出量」との関係はどうなるのでしょうか。民主党政権のキャッチフレーズである「コンクリートから人へ」は日本の「一次エネルギーの供給量」と「CO2の排出量」を減少傾向に反転させることができるでしょうか。

様々な問題を抱えながら、私たちはあと数時間で新しい年「2010年」を迎えようとしています。

それでは、皆さん、よいお年をお迎え下さい。 

   

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