安倍総裁“金融緩和公約は勝負あった”
自民党の安倍総裁は津市で講演し、衆議院選挙の政権公約でデフレ脱却のために日銀法の改正も視野に入れて大胆な金融緩和を行うとしたことを民主党が批判していることについて、「発表してから円は下がり、株価は上がった。『勝負あった』だ」と述べ、政権公約の正しさが証明されたと主張しました。
自民党は先週発表した政権公約で、デフレや円高からの脱却に最優先に取り組むとして、日銀法の改正も視野に入れて大胆な金融緩和を行うとしていますが、野田総理大臣をはじめ民主党は「経済政策として通用しない」などと批判しています。
これについて、自民党の安倍総裁は講演で、「野田総理大臣は『安倍さんが言っている政策は危険だ。インフレになっていいのか』と驚くべき発言をした。デフレのままでいいような発言で、こんな人が経済運営をしていたかと世界が驚くと思う」と述べました。
そのうえで、安倍氏は「政権公約を発表してからどんどん円は下がり、株価は上がった。『勝負あった』だ」と述べ、政権公約の正しさが証明されたと主張しました。
ふむ。先日の「オレは馬鹿正直なのだ」討論で安倍さんに「勝った」と考えたのか,野田氏は安倍氏との討論に乗り気。組し易しとみているのだろう。その安倍氏に一発で「勝負あった」と誇られているのだから,かなり情けない。
昔安倍さんが新米総理のときTVステーションに出演,古館のインタビューをうけたときのことを覚えている。古館氏も「つけ刃」の人だと思うが,その人に迫られてひやひやものだった。 それから数年,安倍さんも勉強したのだろうか,野田氏に完全勝利のようす。
しかし,野田氏ー菅氏もそうだがー長く国会議員をつとめ,経済の勉強をする機会・時間は豊富にあったと思うが,素人同然なのはどういうことだろう。
いずれにせよ,与党の党首が野党の党首にリードされるようでは格好がつかない。