「例えば マイナス272度Ⓒの装置の中に量子を入れると 1秒間に60億回の振動をする」
「『振動』を0と1に置きかえ 量子コンピュターを作るとどうなるか」
パパアは、
「こちらの電子コンピュターが数十年間かかる計算を数時間でやってしまう」
「今のスパコンでもかなわないが こうなると手も足も出ないだろう もっとも このデーターを取り出すには電子コンピューターが必要なんだがね」
「ハリウッドの映画に量子の世界をコントロールできるエイリアンの映画があったんだ」
「・・・」
「殺されても時間をもどしてしまう つまり死なない」
「何度も殺されるんだが なにがなんだか分からなくなってしまった」
「見ているこちらが混乱して すっきりしない 映画を見た後の爽快感がない」
「素粒子の世界では 映画は はやらないね」
「未来を予知できる人間がいるとしたら もし本当なら 大脳の中に量子コンピュターを持っていることが考えられるネ」