旧あわら病院ブログ(2016年度までの軌跡)

福井県の北の端にある「独立行政法人国立病院機構あわら病院」の
2008年11月から2017年3月までの記録です。

仕事納め、と、冬の日本海。

2010年12月28日 11時48分05秒 | Weblog
本日は仕事納めでした。
皆様、この1年間、ありがとうございました。
来年もあわら病院をよろしくお願いします。

12月29日~1月3日まで、当院は休診(休日体制)です。
通常診療は1月4日からです。




12月24日から、福井では雪が降って、底冷えしています。
ホワイトクリスマスはよかったけれど(編集委員Yは仕事していましたが!)、
とにかく寒いです。
皆様、お身体に気をつけてよいお年を。


そういえば、年の終わりといえば忘年会ですが、先日の12月9日の忘年会について語るのを忘れていました。(高齢者医療研究会の報告といい、遅れがちで、編集委員Yの要領の悪さがうかがえますね。)
忘年会では、地元の方によるマジック披露と、これまた地元出身の歌手の新田泉さんによるステージがあって、盛り上がったそうです!(Yは研修で行けなかったのですが、カメラマンО(Cではない)から、マジック:凄い!や新田さんの写真:綺麗!を見せてもらいました。他にも幸せそうな事務の人や、ほろ酔い加減でさらに幸せそうなKさんや、笑顔全開のOさんの写真などがあるのですが、掲載の許可を取りきれていないのでご報告まで。マジックや新田さんの写真をお見せしたいけど、撮影者が許可を取るのを忘れてて~残念。)



最後に、先日からの雪の様子を、写真で紹介します。
題して、「冬の日本海~愛の逃避行?」~だそうです(Yがつけた題ではありません!)。


岸壁にたたずむ一人の女性。
岸壁といえば、母?それともサスペンスドラマ?


その女性を見守るキティちゃん。


そして波飛沫(なみしぶき)。飛沫を「ひまつ」と読まないで下さいね。


ざっぱーん。冬の日本海、演歌の世界です。


そして二人は愛の?逃避行へ?


逃避行の先には、あわらの風車が…。


<ロケ地>越前松島、北潟

…カメラマンさん。ちょっと、ふざけ過ぎではないですか?



来年もあわら病院ブログをよろしくお願いします。

「第4回高齢者医療研究会」開催しました!

2010年12月27日 20時27分23秒 | 長寿
随分過ぎてしまいましたが、12月1日に、第4回高齢者医療研究会を開催しました。
今回のテーマは「高齢者の終末期医療」で、当院が当番幹事を務め、実行委員として、汐見医院、柴田医院、老人健康福祉施設芦原メロン苑、社会福祉協議会金津雲雀が丘寮、特別養護老人ホーム白楽荘の皆様方にご協力をいただきました。ありがとうございました。
そして今回も、院外・院内から100名の方々の参加をいただきました!
しかも、医療職、介護職やコメディカル、看護支援専門員、事務職をはじめ、病院・医院の他、老健施設、特養、居宅介護事業所や訪問看護ステーション、行政関係など様々な立場の方々の参加があり、地域医療連携の点からも益々意味のある研究会となってきていると感じました。

過去2回は、国立病院機構東京医療センター臨床研究センターの尾藤誠司先生に「高齢者の終末期医療」について講演や助言をいただき、今回も引き続き同テーマとしました。
今回は、特に「看取り」についてを中心に病院、施設、訪問(在宅)のそれぞれ違う立場からの発表が行われ、終末期という、「重い」テーマではありましたが、医療職に限らず、全ての職種で考えるものであることから、終了後のアンケートでも多職種からの多くの意見や感想がありました。
また、当院から話題を提供した「リビングウィル宣言書を作成して」についても肯定的な意見が多く、興味を持っていただきました。

今後も、当研究会の実行委員としての中心的役割を担いながら、地域の関連機関と連携を図って、継続していこうと思います。




100名の方の参加がありました!


大蔵看護師長の発表


「リビングウィル宣言書を作成して」当院からの話題提供です。



当日のプログラムです。(敬称略)

一般演題発表  

1.「当院の終末期医療の現状」―家族と職員へのアンケート結果よりー
 国立病院機構あわら病院 看護師長 大蔵真由美    

2.「施設で看取ること」
 特別養護老人ホーム白楽荘 看護師長 高嶋弥生

3.「在宅で生き抜く」―家族が看取るための支援―
 坂井地区医師会訪問看護ステーション 管理者 森  千恵美
 坂井地区医師会居宅看護支援事業所  管理者 飛田 まゆみ

意見交換

話題提供
「リビングウィル宣言書」を作成して ―終末期の栄養を考える―   
 国立病院機構あわら病院 緩和ケア及びNSTリーダー 老年科科長 桑田 敦

メリークリスマス!

2010年12月25日 21時22分22秒 | 様々な取り組み

今日はクリスマス。
皆様のところにはサンタさんは来てくれましたか?


あわら病院では昨日のイブにクリスマスコンサートを行いましたが、去年に引きつづき、金津高校の合唱同好会の皆さんが来てくれました。
そして「ハナミズキ」や「クリスマスメドレー」など沢山の歌をノリノリで聴かせてくれました!
ハーモニーが綺麗でした!
若い皆さんの登場に、患者さまもそうですが職員がノリノリでした!

金津高校の皆さんに続いて、職員たちの「何とか頑張った演奏」もありました。
楽しかったですよ。
もう少し準備期間があれば…。と、リベンジを誓っている職員も居るようですが。

そしてトリには、Sさんの美しいフルートの演奏。
最後の曲は「アメイジング・グレイス」でした。クリスマスにぴったりの曲です。



トップの写真は金津高校の皆さんと、フルートのSさん、そして司会(サービス広報委員会)のサンタ技師長です。



 
素敵なハーモニーにうるうる。


 
「Sさんと、あわら・やっつけバンドの3人、サンタもいるよ。」
Sさん、ありがとう。そしてごめんなさい。

…ピアノソロのIさんの写真がない!



美しいフルートの音色をありがとう。



サンタさんと院長先生がご挨拶。



やっつけバンドのリハーサル。



ココで何故かトナカイ捕獲の図。…もとい、クリスマスの3美人だそうです。
準備等の協力、ありがとうございました。



皆さん、良いクリスマスを~。


虹の終着駅

2010年12月18日 17時05分44秒 | Weblog

17日の夕方、病院の玄関を出ると、北潟湖に虹がかかっていました。
湖の畔に、虹の終点があるみたいに見えました。(起点かもしれませんが

福井では、15日から雪が降り、底冷えする天気になりました。
17日の芦原は、雪が雨に変わりました。雨の晴れ間の大気に湖の夕映えが重なって、こんな風景が出現したのでしょうか。

虹の橋のたもと、その手前でもその向こうでも幸せがたくさんあるといいですね。




15日の朝、あわら病院1A病棟の庭です。
福井市に比べると、芦原の雪は少ないです。


本格的に冬です。

クリスマスをみつけよう!

2010年12月14日 21時59分50秒 | Weblog
昨日、「寒くなりました。」と書きましたが、今日は暖かでした…。
でも、明日から(の福井)はまた寒くなって、そろそろ雪が降るかもしれないとのことです。皆様、くれぐれもお体(と車の運転)にはお気をつけ下さい。


そんな師走も半ば。そして12月といえばクリスマス。
あわら病院でもクリスマスの飾り付けをいろいろなところで見ることが出来ます。
せっかくなので、病院内のクリスマス(の飾りつけ)を探してみました。


外来→1病棟→2病棟→療育訓練棟→木の芽病棟→わかば病棟→総師長室(終点!)で回ってみました。



外来

  


エレベーター前

  


1病棟

 


2病棟




療育訓練棟

 


木の芽病棟

 


わかば病棟

 

 

 


総師長室前

 



皆で可愛く飾り付けて、クリスマスを待っています。
サンタさん、よろしくお願いします。
(↑ちょっとホントのクリスマスの意味から離れた?。)

寒くなりました。

2010年12月13日 17時33分36秒 | Weblog

秋深き 隣は何を する人ぞ

― 芭蕉 ―


12月も半ばにさしかかり、ぐっと寒くなりました。先週、8日の夜には雪おこしの雷がずっと鳴っていましたが、そろそろ雪のシーズン到来でしょうか。

巷ではノロウイルス胃腸炎や小児のRSウイルス細気管支炎が流行していますが、皆様、いかがお過ごしですか。

あわら病院では、9日に互助会主催の忘年会があり、皆で楽しいひと時を過ごし、年末年始を乗り切るパワーを得ることが出来ました。




いよいよ本格的な冬になりそうですが、その前に行く秋を惜しんで、カメラマンCとその仲間たちから届いた写真を載せておきます。


 
トップの猿の写真と、上の2つの写真は「白山スーパー林道」の景色です。


 
この2つは滋賀県の永源寺のものです。


日本の四季は美しいと思います。


あわら病院は冬も頑張ります。

あ、タイヤ換えてない…。

福岡楽しみ隊の皆さんです。

2010年12月06日 20時28分59秒 | 様々な取り組み

11月に福岡で開催された「第64回国立病院総合医学会」に、あわら病院からも勿論、参加しました。
第64回のテーマは「医療の格差をなくす ~国立病院機構の役割~」でした。


QC活動奨励表彰にも颯爽と?登場!

 
発表も頑張りました。


福岡のイルミネーションは綺麗でした。

学会会場の隣では「九州場所」が行われていました。
早朝には「寄せ太鼓」が鳴っていました。



みんな頑張っていました。主に中洲とかで?←違います。


チーム医療と外来栄養食事指導への取り組み

2010年12月03日 08時27分29秒 | 栄養管理室

近年、質が高く安心・安全な医療を提供するために、多種多様な医療スタッフが専門性を発揮し連携して、患者さんの治療やサポートを行う「チーム医療」を推進する考えが広がっています。当院でもチーム医療は盛んですが、今回はその一つを紹介します。

生活習慣病や循環器疾患などは食生活習慣と深く関係し、栄養改善を必要とするケースが多く存在します。治療には栄養療法が欠かせず、それは日々の食生活に強く結びついています。同時に「食」という人間の「欲」の部分に介入する分野ですので、1度や2度の説明で理解、実践出来るほど簡単なものではありません。そこで繰り返し説明を行いながら定期的にチェックすることが必要となります。

そのため、当院の外来では継続して栄養食事指導を行うことを目的とし、管理栄養士を中心としたチーム医療で医師をサポートをして、成果を上げています。外来診療の待ち時間を利用して診察室の隣で食生活のチェックを行い、患者さんの目線に合わせた栄養相談を繰り返し行っています。

この取り組みについて、「医療の品質の保持・効率化・改善のためのQC(Quality Control)活動」として、国立病院機構に報告したところ、平成22年度中で最も優秀な取り組みとして、あわら病院が選ばれて表彰されました。大変嬉しく感じています。
上の写真は、第64回国立病院総合医学会(in 福岡)での表彰式の様子です。

当院ではこのような医療サービスを提供しています。食事・栄養に関係する相談があれば、どんどんお尋ねいただけたらと思っています。

 表彰状です


 ― 栄養管理室 I ―


(補足)
独立行政法人国立病院機構中期計画には、「業務運営の効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置」として、
「個々の病院の特色・機能を十分に発揮させるとともに、院内の効率的・効果的な組織の構築や職員の適正な配置を行うことにより、診療報酬上の施設基準の新規取得や効率的・効果的な医療の提供を通じて安定的な収入の確保を図るとともにコスト削減に努め、個々の病院においても収支相償ないしそれ以上を目指す。
なお、QC活動奨励表彰を通じて、サービスの質の向上や経営改善に関する職員の自主的取組を奨励し、より効率的な業務運営に向けた職員の改善意欲の向上を図る。
とあります。
以前もとり上げたことがありますが、QC活動の「QC」とは品質管理(Quality Control)の略で、「QC活動」とは、品質管理の手法を用いて具体的な課題の解決に取り組み、品質の保持・効率化・改善のための対策を考えて、実践する活動のことです。



国立病院機構あわら病院は今日も元気です。


~両立を目指す理由~ 看護師で大学院生!

2010年12月01日 18時03分35秒 | 看護部


こんにちは。私はあわら病院1病棟に勤務しながら、今年の4月から福井大学大学院の看護研究科に通っている、林真理子です。
病院幹部の方や病棟の皆さんからの支援を受け、勤務上の配慮をしていただきながら、夜間の授業を受けています。週3~4回通学していますが、講義が1年間に詰め込まれていて(土)(日)の授業もあり、仕事と学校の往復で忙しい毎日ですが、充実した時間となっています。

学校の教科には様々なものがあります。「林さんはどんな事を学びにいっているの?」と聞かれる事があったので、授業について紹介したいと思います。「看護研究」をはじめとして、「看護理論」、「統計処理」、「アンケート調査」、「研究デザイン」など、ちょっと自分にとっては難しすぎるなと思っていた事が、授業のメインです。
研究をするにあたり、とにかく沢山の研究論文を読んで、それが自分の研究にどう生かされるのか、どれくらいの事が既に解明されているのかを調べる作業に力を入れています。その他には、家族看護や終末期看護の関わりなどの「地域看護学」、「衛生看護学」、「コンサルテーション理論」、「教育学」、「看護管理」では高齢化社会に伴う患者層の重症化、看護師の業務拡大、医師不足、病院経営などについて看護師が日々出来る役割など、多岐に渡っています。

当初は看護研究には必要ないのではと感じていた授業も、今、自分が看護師として求められる能力には必要な事だなと感じるようになり、どの授業も、それぞれ知識に繋がっています。受講期間は1年なので、駆け足で難しすぎて内容が1回では理解出来ないものもありますが、自分の知らなかった事を学ぶのは面白いです。また、これらの授業は研究に必要というだけでなく、今自分が行っている看護がどんな意味があるのか振り返る事がとても大切だという事を実感させてくれます。
初めのうち、仕事をしながら学校へ行く事に身体が慣れてリズムが出来るまで、気持ちがくじけそうになった事が何度もありました。しかし今は、職場の皆さんや病院の人から「林さん学校の時間になったよ」と、暖かい、本当に暖かい励ましの声を受けて送りだしていただいています。その言葉でどんなに励まされてきたかわかりません。

学校へ行く前は仕事と家庭の3つ両立が難しいと不安でしたが、仕事で病棟看護師さん達には勿論のこと、家族にも家事などの面で出来ない事を色々と支えてもらい、毎日が忙しく過ぎていきます。本当に、1人では今の生活は実現しなかったと感謝の気持ちで一杯です。 自分が学んだ事がどのような形になるかは、今の段階ではわかりませんが、新しく自分が感じた事や深めた内容が、病棟だけでなく病院に還元できると良いと考えています。



林さんは今日も頑張っています。



上の写真は、「カメラマンCとその仲間」撮影の「紅葉(滋賀県)」です。