関連記事:ためしてガッテンでねぇ という糖尿の患者さん
当記事の続き:読書の秋 で 一大事
『糖尿病が完治する!? すい臓を復活させる薬』
という番組が放送された週の土曜、一番に外来受診した患者さんも
「ためしてガッテンでねぇ・・・」と、話し始めたのでした。
もちろん、この方にも
すい臓を休めるためにインスリンを使うということは
血糖値を上げなければインスリンも必要ないわけで
炭水化物の摂取を控えて血糖上昇を抑えればよい話
糖質制限を行えば済む話なんです
インスリン使いながら普通に食べてるようじゃ
お話にもならないわけですからね
肝心なのは 「食い改め」 ることなんです
そうすれば薬に頼らなくても 回復の可能性がグンと増加するんですよ
と申し上げたのは言うまでもないのですが、
驚いたことにこの方、これまでに一度、
インスリン療法を受けていたとおっしゃるのでした。
今日、検査結果を聞きに再受診されたので再確認したのですが
5年前に大学付属病院に20日ほど入院して
インスリン注射と食事の教育を受けたとのこと。
昔のカルテを見てみると6年前からのデータがあり。
6年前はHbA1cが6.4程度。
それが5年前には7.5程度に上昇してきて、
内服薬を変更してもコントロールができなかったために
入院しての治療となったとのことでした。
退院してから1年程はHbA1c 6 台を維持していたものの
次第に上昇し、今年の7月には9.0に。
結局、こんなことになるのは、
カロリー重視の今の糖尿病食事指導の結果に他ならない。
炭水化物を減らさない食事指導の明らかな敗北です。
「主食は米」という既成概念の刷り込みから
自由にならなければ、悲劇は繰り返されるのです。
せっかくインスリン注射ですい臓を休めても
炭水化物を食べ続けていては、元の木阿弥という見本です。
内科の先生の処方は1年ほど前から
ベイスンとアマリールとメトグルコのまま変わりなし。
で、先週土曜に
「ためしてガッテンでねぇ」と外来受診したという訳。
一番目の受診者だったので
溜まっていくカルテを気にしながら
説明すること半時間以上。
何を?
もちろん 「食い改め」 についてです。
さらにメモに、江部先生の書名を書いて渡した。
『主食を抜けば糖尿病はよくなる』
今日、本が手に入るという。
すでに少しづつ、ご飯を減らしているとのこと。
先週の採血はGA(グルコアルブミン)。
これは1~2週間前の血糖値を反映するもの。
HbA1cは1~2ヶ月前を反映。
結果、GA 21.6 。
今ごろはきっと、読書の秋を実践されているだろう。
「食い改め」の必要性を再確認されるはず。
来週か再来週に再検査して、内服薬は変更する予定。
当記事の続き:読書の秋 で 一大事
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『糖尿病が完治する!? すい臓を復活させる薬』
という番組が放送された週の土曜、一番に外来受診した患者さんも
「ためしてガッテンでねぇ・・・」と、話し始めたのでした。
もちろん、この方にも
すい臓を休めるためにインスリンを使うということは
血糖値を上げなければインスリンも必要ないわけで
炭水化物の摂取を控えて血糖上昇を抑えればよい話
糖質制限を行えば済む話なんです
インスリン使いながら普通に食べてるようじゃ
お話にもならないわけですからね
肝心なのは 「食い改め」 ることなんです
そうすれば薬に頼らなくても 回復の可能性がグンと増加するんですよ
と申し上げたのは言うまでもないのですが、
驚いたことにこの方、これまでに一度、
インスリン療法を受けていたとおっしゃるのでした。
今日、検査結果を聞きに再受診されたので再確認したのですが
5年前に大学付属病院に20日ほど入院して
インスリン注射と食事の教育を受けたとのこと。
昔のカルテを見てみると6年前からのデータがあり。
6年前はHbA1cが6.4程度。
それが5年前には7.5程度に上昇してきて、
内服薬を変更してもコントロールができなかったために
入院しての治療となったとのことでした。
退院してから1年程はHbA1c 6 台を維持していたものの
次第に上昇し、今年の7月には9.0に。
結局、こんなことになるのは、
カロリー重視の今の糖尿病食事指導の結果に他ならない。
炭水化物を減らさない食事指導の明らかな敗北です。
「主食は米」という既成概念の刷り込みから
自由にならなければ、悲劇は繰り返されるのです。
せっかくインスリン注射ですい臓を休めても
炭水化物を食べ続けていては、元の木阿弥という見本です。
内科の先生の処方は1年ほど前から
ベイスンとアマリールとメトグルコのまま変わりなし。
で、先週土曜に
「ためしてガッテンでねぇ」と外来受診したという訳。
一番目の受診者だったので
溜まっていくカルテを気にしながら
説明すること半時間以上。
何を?
もちろん 「食い改め」 についてです。
さらにメモに、江部先生の書名を書いて渡した。
『主食を抜けば糖尿病はよくなる』
今日、本が手に入るという。
すでに少しづつ、ご飯を減らしているとのこと。
先週の採血はGA(グルコアルブミン)。
これは1~2週間前の血糖値を反映するもの。
HbA1cは1~2ヶ月前を反映。
結果、GA 21.6 。
今ごろはきっと、読書の秋を実践されているだろう。
「食い改め」の必要性を再確認されるはず。
来週か再来週に再検査して、内服薬は変更する予定。
当記事の続き:読書の秋 で 一大事
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