新聞に見るオーストラリア

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オーストラリア サッカー 不人気今は昔

2006年04月20日 | 政治
不人気今は昔

 昨年11月16日、オーストラリアはPK戦の末にウルグアイとのプレーオフを
制し、32年ぷりのW杯出場を決めた。国民の4割を超す850万人がテレビなどを
通じて見守り、シドニーの競技場を埋めた約8万2000人の観衆は狂喜した。移
民国家のサッカー史に新たなぺージが加わった瞬間だ。
 かつてはギリシャ系やクロアチア系など民族ごとにクラブを設立。対立の色
合いが濃く、1974年西ドイツ大会でのW杯初出場も人気に結び付かなかった。
3年後に発足したセミプロ全国リーグも低調。代表はプレーオフの壁に泣き続
け、W杯から遠ざかった。
 暗い時代が続いたが近年は様変わりした。大手調査会社によると競技人口は
110万人前後で、人気のラグビーやクリケットをしのぐ。また20歳以下の世界
ユース選手権に8大会連続で出場し2度のベスト4と、若い世代は国際舞台で
実績を挙げている。2003年大会は優勝したブラジルをー次リーグで破っている。
 同国サッカー協会は有力な実業家らがトップに立って改革を実行した。三浦
知良が期限付きで移籍したシドニーなどプロ8クラブによるAリーグは昨年開
幕。1試合平均1万人を超す集客力で順調に滑り出した。アダム・マーク広報
部長は「W杯でプレーできることに大喜びだ。Aリーグの成功は、このスポー
ツを魅力的にした」と話す。
 人気定着の地盤は整いつつあり、あとは世界で実力を証明できるか。「W杯
出場だけで満足してはならない」とヒディンク監督は言う。前回は1分け2敗
で無得点。32年前と同じドイツを舞台に、日本との初戦でW杯初勝利を狙う。


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