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オーストラリア総選挙、与野党が接戦 就任2ヶ月首相に試練

2010年08月17日 | 政治

北海道新聞2010.08.17.朝刊国際面
 どちらの国も選挙は大変なようです。



就任2ヶ月首相に試練
オーストラリア総選挙、与野党が接戦
【シンガポール斎藤正明】
 オーストラリア連邦議会下院(定数150、任期3年)選が21日、行われる。6月に就任したギラード首相(48)は、ラッド前政権からの支持率回復の勢いを駆って与党・労働党を勝利に導きたい考え。ただ、世論調査での労働党の支持率は、野党・保守連台(自由党と国民党)をわずかにリードするにとどまり、接戦が予想される。

 同国の総選挙は2007年11月以来。上院(同76)の半数も改選される。
 ギラード首相は今年6月、任期途中で退陣したラッド前首相を継いで就任。オーストラリア初の女性首相として脚光を浴び、低迷していた労働党の支持率を引き上げた。
 首相が下院任期を残して総選挙実施に踏み切ったのは、就任直後の勢いに乗るのと同時に、選挙の洗礼を経ていない首相就任との批判をかわすためとみられる。
 ただ、ギラード首相は就任後、難民対策として収容施設建設を求めた周辺国に反対されるなど、外交分野で失点。鉄鉱石など資源事業企業に新たに課税する「鉱物資源利用税」導入をめぐっては、関係業界の反発も受けた。こうした政策面でのつまずきが影響し、与野党の支持率は拮抗。同国メディアが16日に報じた最新の世論調査によると、労働党の支持率は52%で、保守連合の48%とわずかな差にとどまった。
 自由党のアボット党首(52)は、鉱物資源利用税の撤回をうったえるなど与党との争点作りに力点を置き、約3年ぶりの政権奪還を目指している。


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