~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

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2018-04-12 16:52:28 | 脊柱検診スクリーニング

 

前回(脊柱側弯検診結果を無視せずに、専門医に連れていってください

(ブログを書かれている皆さんも呼びかけしてみていただけませんか?) )に続いてのお願いです。

 

皆さんのブログのどこかに、一言でいいので、脊柱側弯検診を受けた子ども達、

そしてその親御さん達に向けてメッセージを記載していただけませんか?  

 

例えば、

 

学校検診結果で整形外科を受診するようにとの連絡を受けたら、近くの整形外科に行き

レントゲン検査(二次検診)を受けましょう。脊柱側弯症は、早期に発見することが

とても大切です。 インターネット検索で、整体やカイロが「側弯症は治る」と

宣伝している言葉を信じて、「整体に行けばいい程度の病気」と解釈しては

いけません。 きっちりと二次検査を受け、医師の指導に基づいて子ども達の

健やかな成長を見守っていきましょう。

 

内容は皆さまのお考えに基づき、どのような形でも結構だと思います。

 

現在、gooブログだけでも28万以上あります。

YahooやAmeba等々を含めたら、その数は想像もできない数になると思います。

 

学校検診結果で要検査を受けたご両親は必ずインターネット検索を行うはずです。

その時、どなたかのブログで「二次検査を受けることが大切ですよ」「受けて下さいね」という言葉を

目にすることと、目にしないことでは、情報を求めているご両親にとっては、その後に大きな差があります。

そのお子さんの将来に大きな差が生じます。

 

インターネット検索( Googe, Yahoo、その他)をしたとき、もしかすると皆さんのブログに気づかない

かもしれません。

 

でも、ひとりのブログには気づかなかったとしても、100人のブログに、千人のブログに、1万人のブログに、

同様の趣旨の「メッセージ」が書かれていたら、情報を求めているご両親に届く可能性はどんどんと

大きくなっていきます。

 

かつて、10年以上前のことになりますが、全国のお母さん、お父さんが善意の輪を広げて署名活動に

手を貸していただき、30数万人の方々の署名を集め、時の厚生労働大臣舛添氏のもとに提出し、

先天性側弯症治療に用いる新しい医療機器の国内導入を早めてもらうことができ、多くの子ども達の

命を救うことが可能となりました。

 

私たちひとりひとりは、とても小さな存在です。

小さいがゆえに、ひとりでは、この社会を動かすことはできません。

でも、ひとりがふたりになり、ふたりが10人となり、10人が 100人、千人となっていくことで

少しづつですが、何かが変わっていきます。

 

皆さんにはその力があります。

その力を信じて

ご自分を信じて 

ぜひとも 皆さんの力を貸してください

 

前回の記事では、2015年度の東京都検診データから、要二次検査者702人中、実際受けたのは532人

76%という数字をご紹介しました。 24% 170人は二次検査を受けておられません。

 

ここに、類似データを見つけたので、ご紹介します。

 

「平成27年度静岡県」と「平成26年秋田県」での学校脊柱側弯検診結果より、

(グーグルに「平成27年度静岡県」「2014年秋田県」「学校脊柱側弯検診結果」で検索するとPDFをダウンロードできます)

小学校合計 要検査者2461人   二次検査受診者2059人 受診率84%  (受けなかったのは402人)

 

 

学校合計 要検査者2620人   二次検査受診者2027人 受診率77% (受けなかったのは593人)

 

 

秋田県二次検査受診結果グラフ

 

私は前回の記事で、仮定として毎年3000人の子ども達が、二次検査が必要という通知をもらっていたけど

受診しなかった。ということを前提として記事を記載いたしました。

 

しかし、このように、複数の自治体のデータを見ることで、二次検査を受けなかった子ども達の数は

3000人をはるかに超えて、おそらくは5000~6000人であろうと予想されます。

 

もちろん、この子ども達が直ちに治療を必要とする側弯ではありません。

でも、重要なことは、この子ども達は「早期発見」というチャンスを逃している。という事実です。

 

秋田県の情報にはもうひとつ重大な出来事が記載されていました。ここにその内容を転記します。

 

(モアレ検査にもちいる)モアレトポグラフィーは、フジフイルムが生産を終了し、

メインナンス業務からも撤退した。そのため、新たな検診システムの構築が待たれている。

 

子ども達を巡る検査環境が変わろうとしています。検査の精度は現場を担当する方々の努力に

かかっており、その負担はますます大きくなろうとしているようです。

そして、現場で頑張っておられる方々にもできないことが、二次検査の強制です。

 

二次検査を受ける、受けないは、各家庭の事情によるものと言えます。

ご両親が、この病気に対してどういう知識と理解を持っているか、

そして「持つか」にかかっていると思います。

どのような情報にアクセスし、どのような情報を目にし、どのように判断するか、

 

子ども達の「早期発見のチャンス」は、現代においてはインターネット検索結果によって

運命が左右されると言っても過言ではないと思います。

 

皆さんの「つぶやき」「ことば」「メッセージ」は、ネットの中で生き続けます。

皆さんの一言が、10人の一言となり、100人の一言となり、千人、1万人、10万人の一言へと

繋がっていきます。

今日のつぶやきは、明日も、1カ月後も、1年後も ずっとネット上に生き続けます。

 

       子ども達の長い人生を、

       誤った情報や情報不足によって

       失われないように

 

どうか、皆さんの 一言、つぶやき を お願いさせて下さい。

 

august03

 

 

 


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