私が新商品を考えるとき一番大切にするキーワードは
「ワン&オンリーであること」。
あそこにもここにもある…じゃ面白くないじゃありませんか。
かの世界遺産、フランスのモンサンミシェル。
その昔、凍えながらこの地を訪れる巡礼者を暖めてやりたいと
限りある材料で考え出されたオムレツは
モンサンミシェル入り口近くの
ホテル・ド・ラ・メール・プラールの名物です。
巡礼者が喜んだ…というそのオムレツは
空気をたっぷり含ませたふわふわの特大サイズ。
聞くところによるとたった2個の卵で30cmの大きさにするのだとか。
現地ではこの卵を混ぜ合わせる軽快な音が
一日中響き渡っていると聞き
まだ見ぬモンサンミシェルを訪れるのが楽しみでした。(でした?)
このふわふわオムレツが丸の内で食べられるようになったのです。
この日はランチをいただきましたが
メニューを見る限り、次回は夜訪れたいビストロスタイルです。
店内外は赤を基調とし本店のイメージのまま。(きっと)
まずは前菜…この日は燻製の鴨を使ったサラダ。
付け合せの揚げたてのポテトはオススメです。
メインはもちろんオムレツをチョイス。
本当に直径30cmの二つ折りにしたものが出て来ました。
外はかりかり、中はしっとりなので
中味がとろ~っと流れ出ています。
小さなキャセロールに入ったポテトのクリーム煮と
きのこ炒めが雰囲気よく付いて来ます。
最後にコーヒーがついてなんと! 1,500円なり。全て美味!
かなり満腹になってふと気がつきました。
卵を混ぜる音がしない…!
聞くと機械で混ぜ合わせているのだそうです。
それも2個ではなく3個…。
似てるけど違うものだ!
あ~よかった!
現地に行く楽しみは消えませんでした。
(お土産のクッキーはなかなかの美味でした。)
ラ・メール・プラ-ル http://www.la-mere-poulard.jp/
本場ではホテルも楽しみでしょう。
味は特筆すべきモノではなくても、雰囲気は価値ありですね~
フランスの地元の人が見たら腰抜かすだろうなあ…
私としてはすご~く複雑な気持ちです。