早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

景 色/道の駅を視察しました(後編)

2016年02月29日 | 景色



さて、翌朝は早朝からホテルの自転車を借りて尾道散策

出発まで1時間強しかないうえ
坂道の多い尾道のどこを散策しよう… 

やっぱり「しまなみ海道」でしょう!
目の前は穏やかな瀬戸内海
本州からのひとつ目の橋「尾道大橋」も見えます。
でも尾道大橋を渡るにはあまりにも時間が足りないのでフェリーで対岸の向島まで



向島はしまなみ海道の最初の島です。 
約5分ほどの旅ですが、振り向けば尾道のベイサイド



朝日を浴びて美しい尾道の町 



造船所関係の施設もたくさん



対岸の向島の看板です。
どこまでいけるでしょうか…とりあえず行ける所まで(笑)



しまなみ海道は自転車で回る人も多く
道路にはこのような目印があるんです。
ブルーの線を見失わなければ最終地点、四国は今治までたどり着けるというわけ。



ホテルで借りた自転車がママチャリなのでお尻が痛いし
おまけに朝の気温は0℃…手袋なしは無謀きわまりないです。(笑)
とりあえず5キロほどの地点でUターンします。
赤いのは向島大橋(しまなみ海道ではありません)



向こうに見えるのがしまなみ海道第2の橋「因島大橋」です。
残念ながら今日はムリ…(涙)



短い滞在の尾道をあとにして次に訪れたのが
これまた最近話題の山口県は周南市の「道の駅ソレーネ周南」



2年前にできたばかりのこの道の駅は
建物の外観もすごいですが、農産物の集荷システムがすごい。

周南市は面積が広く
約40キロ四方に点在する農家がここまで納品にくるのは至難の業
そこで考えたのがこの会社と組んで道の駅が引き取りに行くシステムです。



外観からは分かりませんが店の中は狭い…しかし
なんと24時間営業!
新鮮野菜が深夜でも購入できるんですよ!

国道2号線沿いで広島県の某自動車メーカーの工場が近くにあるため
大型トラックの運転手さんがターゲット



自然薯を折らない工夫…半分に割った竹に入ってます。



もうひとつここがすごいのは
日本一に選ばれたカリスマ館長の江本伸二さんがおられることです。
最近TVや雑誌でも取り上げられる人気ぶりでお忙しいのに
運良く1時間半もお話を聞く事ができました。
そのバイタリティ、そのネバーギブアップの精神に感動

周南をあとにします。
行きにも寄った宮島パーキングの下り線は絶景



ここは大好きな壇ノ浦パーキング(下り線にしかありません)
関門橋の対岸は九州です。最高の撮影スポット!



戻って来た和水町役場の駐車場脇ではふきのとうのお出迎え
「おつかれさま」






 


景 色/道の駅を視察しました(前編)

2016年02月22日 | 景色



ご存知のように私は今年から

和水町(なごみまち)の「道の駅きくすい(通称:ロマン館)」をお手伝いしています。
今回、和水町役場の皆様と九州、中国地方の話題の道の駅を視察に行く機会に恵まれ
1泊2日で福岡→広島→山口と回ってきました。
今回と次回に分けてご報告したいと思います。

まずは福岡県宗像市にある「道の駅むなかた」
ここはTVで何度も取り上げられるほどの九州一の売り上げを誇る繁盛道の駅です。



入り口には冷蔵品の一時預かりロッカーが



玄界灘に近いここ道の駅むなかたでは
もちろん海産物が目玉で売り場の1/3ほどを占めています。
でも朝イチにいかないとめぼしい商品はみな売り切れ



買った魚はさばいてくれるサービスあり



年間1000万円以上売り上げる漁師さんが40名ほどおられるとか…
野菜も数が半端じゃない。(コストコかここは!)



魚といえば醤油…
なんと豊富な醤油売り場!



こんなものもずら~っ



空いた口が塞がらないまま次の目的地は一気に広島県尾道市

途中の宮島パーキング
改装したての女子トイレがすごいシステムに



こんな動物園がオープンするんですね。
素敵なデザインのポスター発見



ランチをいただこうと入ったレストランのテーブルには…さっすが広島!



広島といえばカキ、宮島といえば鳥居…



お若い役場の男性職員に運転をお任せし
かしましくおしゃべりするうちに尾道にとうちゃこ

尾道は最近若い人たちや外国からのお客様が急増
その理由を探りに商店街へ

おもしろいゲストハウス発見



看板を見るまで「あねご(姐御)のねどこ」だと勘違いしていた私たちは腹を抱えて大笑い…



ちょうどお休みで中まで入れず



町にはぽつんぽつんと若い人が喜びそうなお店が点在します。



時々ネットでお取り寄せする老舗のかまぼこやさん



歴史の古いこのお店も若い次世代の尾道にすっきりととけ込んでいます。



こちらは今回一番の目的地、話題の「U2」



海岸沿いの古い倉庫を再利用した造りです。

お約束の女性が好きなキッチン用品を主体とした雑貨類



癒しの空間作りでライフスタイルの提案
(あちらの怪しい男性はわが和水町のスーパー公務員、前渕さん)



訴求力のあるオリジナル商品の開発



海を眺める都会的なレストラン



最後は素敵なホテル…



ホテルに泊まってレストランで食事して…
そこまでしないと評価ができませんが
何も尾道になくてもいい施設
京都や東京には掃いて捨てるほどある教科書通りの施設です。

強みはロケーション



夕暮れ時は赤く染まる瀬戸内海がとってもロマンチック



本日の〆はやっぱりこれですかね。






 


景 色/護国神社の蚤の市

2016年02月15日 | 景色



以前住んでいた福岡の中心部

市民の憩いの場所大壕公園のすぐ脇に護国神社があります。 



一年に2回ほど神社の参道や境内で開催される蚤の市
久しぶりに熊本から車を飛ばしてやってきました。
あいにくの雨にも関わらず結構な人出にびっくり。 



何を買うわけでもなく目的もなしに眺めますが 



出店しているほうも目的なしに集めたようなものがたくさん(笑) 



それでも自分の感性にぴぴっときたらしめたもの! 



それはきっと目に見えない赤い糸でつながった瞬間 
何に使うかはご本人次第



これなんかは私には意味不明(笑) 



もう少しで買いそうだった三輪車…6000円也



店で使えないかなあ…大きなガラスのショーケース



こうやって使うもんなんだよ…パパの手が温かい… 



出店者もレベルが高いので店のしつらえも勉強になります。 



雨でもちっとも影響なし。
ぬれても大丈夫な天幕…慣れたもんです。



食べ物も結構充実 



見せ方がスマートです。 



おまけにかわいいし… 



黒板の書き方ひとつとっても上手い! 



出店者も客もともにハイセンス
そして共に笑顔で楽しめるって…

うまくいく商売のセオリーを教わったような気がします。



で、何を買ったかって?
古いお弁当箱(おかずいれ)200円也
さ~て、何を入れましょうか?

 



美 味/屋久島グルメ

2016年02月08日 | 景色



屋久島にたった1泊2日で行った一番の理由

以前訪れてすっかり惚れ込んでしまったホテルをまた訪ねたい…
サンカラ・ホテル&スパ屋久島 
「サンカラ」とはサンスクリット語で「天からの恵み」
まさにその名の通りのホテルなんです。

支配人の佐藤さん



日本に1軒、NYに1軒しかない大阪資本のホテルなんですが
海外のリゾートホテルに負けないサービスが受けられます。



滞在中一度だって部屋番号を聞かれることはありません。
レストランに行っても、スパに行っても
敷地内で出会うスタッフさんでも
笑顔で「光永様、おはようございます」とお声をかけてくれます。



館内にはリゾートホテルっぽい調度品の数々 



お正月っぽさも… さすが鹿児島



まるでバリに来たかのよう… 



部屋には様々なお茶がおしゃれに備え付けられています。



こちらのホテルのメインダイニング



ここは私の評価で「日本で5本の指に入る」 レストランです。



コースの最初のアミューズは 地元の有精卵と
ホテルの敷地内で栽培しているしいたけのカルパッチョ



お次は近海で捕れた花イカのイカスミを使ったお料理ブーダンノワール
下に敷いてあるのはリンゴのピューレです。



こちらは屋久島のアサヒ蟹のビスク
上に乗っているのは春菊のエスプーマ 
 


お魚は港で上がった青ホタ(アオダイ)のポワレ
素揚げにした長命草という野菜が珍しい…



お肉はなんと屋久鹿! 
屋久島の野菜とぽんかんのコンフィチュールです。
最近シカの頭数が増えているそうで
決められた場所でのみの狩猟で消費しているのだとか。
そのうち人を見たら逃げるようにならないかなあ…心配だなあ… 



このレストランのいいところはもうひとつ
デザートが充実していることです。 

1品目 サワーポメロにグァバ茶のジュレ添え



2品目 屋久島の安納芋のモンブラン
地元で栽培されたコーヒー豆のババロアとラムレーズンのアイスクリーム 
菊の御紋みたい!



最後はコーヒーとお茶菓子のいろいろ 



商売柄、あまり外のデザートに感動しない私も
ここのデザートには脱帽です。
どれも甘さ控えめで上品! 

2年半前に伺った時のシェフは移動されており
今は新しくお若い料理長が取り仕切っておられましたが
後ろでは長らくNY店をまかされてきた総料理長がしっかりと目を光らせています。 
ワインセラーの中の品揃えもなかなか…
やっぱりすごいなあ、ここ。

さて、これは帰る日のお昼に町の定食屋さんでいただいた首折れサバ
これまたぴっちぴちの新鮮さで声もでません。



あ~やっぱり屋久島いいなあ… 

 

 



景 色/雨の屋久島

2016年02月01日 | 景色



ホテルのレンタカーを借りて屋久島を一周します。

当然のように雨です。
ここ屋久島で真っ青な青空を拝めるのは至難の業(笑) 

ここは海中温泉
干潮の時にだけ現れる海岸端の温泉です。



問題は「水着着用禁止」 の看板
その心は…どうもご近所のおじさんたちが見学してるからか?



バックパックのお兄さんがゆっくりと浸かっているから邪魔もできないし… 
でも実にうらやましい!
目の前は絶景です。



ここはお隣の種子島のロケットセンターからロケットが打ち上げられる時には
最高の見学スポットになるんですって。
次回の打ち上げは2月12日 
一度見てみたいものです。

さて、島内を車で回っているといたるところで出くわす生き物
1万2千人の人口以上に住んでいる屋久島の住人といえば…  



屋久鹿と屋久猿です。 
車ごときで道をあけてはくれません。



これくらいの距離感 



なにせ冬なもんで土よりアスファルトの方が温かいのかも知れません。 
真剣に毛ずくろい中で人間なんて眼中にありません。



こちらもそろそろ恋の季節か… 



先を急ぐ時には車でじわじわと近寄ります。 
すると「ちぇっ! ふざけやがって!」って顔しながら
ゆっくりと向こうがよけてくれるんです。
でも観光客にはなかなかできないのだとか…
だって子ザルをひいちゃったらねえ!

知ってる?  今年はあなたたちの年なんだよ!



次回は屋久島のグルメです。お楽しみに。