ミニマム級王座統一戦の1回、WBA王者の八重樫東(左)に右アッパーを打つWBC王者の井岡一翔=20日、大阪・ボディメーカーコロシアム
WBC・WBA世界ミニマム級王座統一戦(20日、大阪・ボディメーカーコロシアム)WBC王者・井岡一翔(井岡)とWBA王者・八重樫東(大橋)による、日本人同士では史上初となる2団体王座統一戦。WBC王者の井岡が八重樫を3-0の判定で下し、WBA王座を獲得。WBC王座3度目の防衛に成功し、日本人初の統一王者となった。敗れた八重樫は初防衛に失敗した。
序盤から井岡の的確なパンチが八重樫の顔面に的中。八重樫の左目は大きく腫れ上がり、6、7Rにはドクターのチェックを受けた。
しかし八重樫は下がらず、力のあるパンチを放つ。両者相譲らず激闘となり、井岡も打ち合いに応じ、手数で圧倒した。
判定は115-114、115-113、115-113の3-0で井岡が勝利した。
井岡は「本当に八重樫さんは強かった。八重樫選手と(試合が)決まってから、本当にプレッシャーとか不安とか大きかったので、八重樫さんの強さを試合以外にも感じていた。まだまだ、ここは通過点だと思っているので、複数階級を狙っていきたい」と死闘を制した喜びを語った。(サンスポ)