肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

銀行員時代 ホワイトデーのお返しは奥様のテイスト

2010-02-12 11:13:29 | 銀行員時代
今年のバレンタインデーは日曜日なので
職場には今日配ることにした。

自分も食べたいので、ちょっとおいしそうな、でもそんなに高くないものを選んでみた。

大きめの箱を一つどーんと買って、
一人一人に分けて机に置いた。
もちろん、自分用に取り分けておくことも忘れない。
これからティータイムに、少しずつ頂くことにしよう。






20年前の銀行員時代、
「義理チョコ」というのがちょうど流行始めた頃で、
同じ部署の男性行員に配るのが通例となっていた。

チョコレートの買い出しに行くのは
部署で一番下っ端の私の役目。

今みたいに携帯を持っていないので
あらかじめデパートに行って
大体このくらいの値段のこういうやつ、と下調べをして
翌日、先輩にお伺いを立ててから買いに行くのだ。

当日は、大きい紙袋を持って
支店長から始まって、部長、課長・・・・と順番に
先輩達と机を回って手渡しした。

照れくさいのであろうか、
もらった男性は椅子に腰掛けたままぺこりと頭を下げ
「あっ・・・・どうもありがとう・・・。」
と言うのが精一杯なようだった。



さて、こうやって義理チョコを配った私たちは、
1ヶ月後のホワイトデーに素敵なお返しを頂くことになる。

独身者は独身者なりに選んだものを返してくれる。

だが、私たちが期待しているのは
既婚者の奥様方が奥様方のテイストで選んだお返しであった。


なぜかというと、
自分たちが配った義理チョコの
2~3倍はするであろうの値段のものを頂けるからだ。

奥様達のチョイスはどれも素晴らしく、
女子行員一同、
「○○さんの奥さんって、趣味がいいわ~。」
と、感嘆の声を上げる。

まだ未婚だった私たちは
「女の子達にお返しを選ぶ」ということが
どれくらい大変か、などと考えることもなかった。
数年後、自分がその立場になって
初めて奥様達の苦労が分かったのだが・・・・・。

お返しの中でも印象的だったのは
K課長が下さったクッキーだった。

型抜きで動物の形に焼き上げ、
アイシングでかわいくお絵描きしてある、ハード系のクッキー。
ラッピングも凝っていて完璧だった。

「なんか、家内が子供と一緒に作ってて・・・・」
照れくさそうに、渡してくれたK課長。



バリバリに仕事をこなし、
トップ昇進を果たしていったK課長。
仕事の出来る男は妻で決まる・・・・・
内助の功とはこういうことを言うのだと、
私たちは心に刻んだのだった。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
打ち明けると… (yattaro-)
2010-02-12 15:23:06
面白い、愉快なtenchanブログに誘われて、バレンタインデー・ホワイトデーにまつわる打ち明け話が転げ出て来ました。
「内助の功とはこういうことを言うのだと、
私たちは心に刻んだのだった。」
ホワイトデーの贈り物は、まさにこの一点に絞って、カミサンがあれこれ迷いながら選ぶんです。
「お父さんに恥をかかせてはいけない…」という配慮から大変だったようです。
その頃は一緒に品選びをするでもなく、全て「頼むよ…」の一言。
「もらったものがどのくらいの値段か調べるの大変なんよ~」とか言いながら毎年、品物を変えるのに悩んだようです。大体倍返しかそれ以上ですね。お父さんの小遣い削られたこともありましたよ。
でも、もらわないで…とは言わなかったですね。
絶頂期には少なからずもらったな~~…ということにしておきましょう。ちょっと見栄張って…。
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思い出しました。 (せっこ)
2010-02-12 22:06:23

部内の女性2~3名か、3~4名?
その年によって人数は違ったけれど、
あげたのは全員でまとめて1つ、確か1人500円位のチョコだったかな?

ホワイトデーは同じように、奥様が選んで買ってきてくれた人、
全く知らん顔をしてる人・・・
いろいろでしたが~~~^^

部長や次長さんは、お礼がお食事だったりしました。
500円のお返しでのお返しは・・・
すごい額だったろうなぁ~~~(笑)


そうそう・・・、
ある人は、あえてホワイトデーは避けて、
ひな祭りの時に、和紙で雛人形ケースを作ってっある
和菓子を選んでくれた人もいました。

私が結婚当初、
やっぱり旦那が「ホワイトデーは目立つからイヤ」と、
このプランを採用しましたよ^^

結婚1年目は、まだまだバレンタインの最盛期・・・
ちょうどその日に、我が家に私の親友が泊まりに来て、
旦那が自慢げにカバンからいくつも出したのを思い出しちゃった。
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そうそう! (Mrs.B)
2010-02-13 05:26:48
お返し、があったから、バレンタインもなんとか乗り越えたんでした。

独身男性は、見かけのかわいい、缶入りや瓶入りが多かったです。
ちょっと頑張りすぎてブランド物の、どぎつい色&匂いの口紅の、上司。

やっぱり一番人気は、奥様の手作りクッキーでした!
ライオンの形にしてあったりして、素朴な味で本当に嬉しかったです。
あれ?でもその人出世したんだっけ?(笑)

会社員時代のエピソード、楽しいこともたくさんありました。
ただ、やはり「青春時代」だったんですよね。
思い入れがあります。
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あいたた~ (くじらぐも)
2010-02-13 07:02:24
仕事の出来る男は、妻で決まる・・・かぁ。たしかにそうかも。耳が痛いです。
我が家は、主人の内助の功で、私の仕事がなりたっています。今の私があるのは、陰で支えてくれた主人のおかげ。感謝しなくては。
あべこべ夫婦だな、こりゃぁ。

tenchanの分析力、いつも感心します。
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やっぱり! (ポケッと女房)
2010-02-13 10:09:11
ホワイトデーは奥様の才量が問われる日なんですね。
病院勤務の長女がお正月に買ってきたのが
ガトーフェスタハラダのホワイトラスク。
「これは先生方がホワイトデーによくくださる商品。
選んだ奥様のセンスがぐんとアップするって
評判の品なの。」という講釈付でした。
tenchanさんのお話で再度納得!
よ~し私も今年のホワイトデー頑張らなくっちゃ!
って日曜なのに親父チョコレートもらえるかしら???
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こちらでは (Sandie/自閉症児の挑戦)
2010-02-14 16:09:51
バレンタイン、老若男女問わず贈り合う、おそろしいイベントです。すごいんで、後日連日記事アップしますわ。
でもさすがにホワイトデーはないですよ。それはそちらの菓子会社が作った日だからね。
Tenchanさんのプロフィール写真みて、つくづく似てるんじゃないかと思うのね、私。地元だけど親戚じゃないと思うんだけど、もしかして遠い親戚?
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yattaro-様 (tenchan)
2010-02-15 13:20:47
コメントを読むと、みなさんそれぞれに
いろんな思い出があるようですね。

yattaro-さんも奥様が選んでいらしたんですね。
もらったものの倍返しくらいを見越して
買い物するのも、
よい趣味のものを買うのも
大変なことだったでしょう。

幸い夫の会社では
ここのところV.dayにチョコを贈る風習が
なくなってきましたので、
私がお返しを買いに走る必要もないです。
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せっこ様 (tenchan)
2010-02-15 13:23:32
お菓子会社の宣伝につられているという意識はありましたが、
会社の一員である以上、チョコを贈らないわけにはいけませんでしたね。

そうそう、義理チョコはたいてい500円程度でした。

うちの夫も、以前はカバンからたくさん出してきました。
飲み屋のおねいさんからもらったものも
いくつかあったっけ~?(笑)
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Mrs.B様 (tenchan)
2010-02-15 13:30:54
配ったチョコの2倍以上価値あるお返しをもらってましたね~。
まさに、海老で鯛を釣る、状態です。(笑)

そうそう、単純に食べ物のほうが
うれしかったりしてね。
口紅とかもらっても、好きじゃない色だと使えないし、
香水もね~。あまりつけないし。

えっ!クッキーを渡してくれたひとが出世してない?
おっかしいな~?(爆)
やっぱ、それってうちの銀行だけ?
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くじらぐも様 (tenchan)
2010-02-15 13:34:11
仕事の種類にもよりますよ。

銀行のようなところは
たいてい転勤が多くて、
奥様が専業主婦か、パートで働くくらいしかできないという事情もあります。

ご主人の方は仕事も付き合いもあって
夜遅いしね。
どうしても奥様が支えていかないと
というのがありました。

くじらぐもさんのお仕事は
周りのサポートが絶対非必要です。
結婚して今まで、支えてもらってよかったですね。
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