2月3日にNPO法人神奈川県介護支援専門員協会の第11回研究大会が開催されました。
私は本会の副理事長として、研究大会の準備にこれまで関わらせていただきました。
今回は綾瀬市、海老名市、座間市の連絡会が合同で開催していただきました。
ここまでの苦労は並大抵なものではなく、3市の連絡会の会長を初めとしたメンバーが実に結束が固く、素晴らしいチームワークでこの大業を成し遂げました。
中でも「ワールトカフェ」という企画が素晴らしく、私も初めて体験させていただきましたが、今後様々なところで利用できるものだと大変参考になりました。
笑・喜・怒の3つの文字に対して、普段の仕事の中でのことを自由に書き込みます。
各自が書き込んだ内容に「いいね」とコメントをつけたり、「同感」などどんどん付け足していくことで時間を追うごとに共感が生まれ、盛り上がっていきました。
笑では、ケアマネが利用者に「お酒飲んだでしょう」といったところ、「飲んでないよ!今飲んでいるところだよ!」と言い返されたこと
怒では、ケアマネが訪問介護事業所にターミナルの利用者を依頼したとき、「忙しいんだけど、あとどれくらいみればいいの?」と言われた。
喜では、見取りまでお付き合いをした後、家族から「あなたのお陰で良い最後をむかえられた」と言われたこと
ケアマネは介護保険制度の中で重要な役割を担っております。
皆さん多くの利用者を担当されて、毎日忙しく働き、報酬は少ないながらもがんばっている理由が今回のことで、はっきりと分かりました。
みなさん、しっかりと利用者の人生を背負って、日々活動をしているのです。
現在、ケアマネの質がどうのといわれています。
今後、国家資格にしなければならないとの声も聞かれます。
かたや、ケアマネは必要ないとの厳しい意見もあります。
しかし、心で働く職種であるケアマネは利用者に寄り添うため、確実に必要な存在であります。
再来年の介護保険の改定にしっかりと評価をしていただきたいと強く思います。
最後になりますが、実行委員のみなさん
素晴らしい学術大会をありがとうございました。
そして大いにお疲れ様でした。