不思議な以心伝心

「テレパシー実験」に成功、インド－フランス間で思念を技術的に伝達（afpbbの記事より）

それをテレパシーというかは別として、以心伝心というのはあると思います。

子供の頃、友人のK君とは何の申し合わせもなく、お互い同時に電話を掛け合った事がありました。
自分の兄弟とも日に一度は同じタイミングで同じことを言っていた記憶があります。

ましてや、それが双子なら尚更のようです。

前に職場でお世話になったIさんには下に双子の弟二人がいました。
Iさんの子供の頃、友達とその片方だけを連れて、地元神戸の鉢伏山に登りに行ったことがあったそうです。

そんなハイキングから帰る道すがらのことです。
いきなり弟が泣きだしてその場でうずくまってしまったそうです。
周りが訳を聞いても、何も答えず泣きじゃくるばかりで埒が明きません。
あまりのんびりしていると日も暮れてしまうと、Iさんは仕方なく弟を背負って麓まで降りてきたそうです。

そして、どうにか家まで帰ると、玄関口に立っていたお母さんが急いで駆け寄ってきました。
何事かと思うと、今から少し前に双子の弟のもう一方が車に轢かれ救急車で病院に連れて行かれたとのことです。
幸い命に別状はなかったようですが、かなりの重症ではあったとのことでした。

思い返せば、弟が泣きだしたのは、ちょうどもう一人が事故にあった時でした。

不思議なこともあるものですが、当の双子自身でもこの感覚は説明できないものなのかもしれません。

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