Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

機械化は人を豊かにするのか?

2016-02-03 21:42:20 | コラム

専門家「ロボットが人間のほぼ全ての仕事を肩代わりするようになったら、人間は穏やかな年金生活に入る」(Sputnik日本の記事より)

さて、いきなりの上記事なのですが。
本当にロボットが人間の代わりをするようになったら、人は遊んで暮らせるんでしょうか?

結論から言うと、これは絶対にありえません。

例えば、100円で売られているおにぎりがあるとします。
そのおにぎりは人がひとつひとつ手で握っている正真正銘のおにぎりです。
そして、売られて儲かったうちの50円は、作った人がもらえるとしましょう。

次に、人の手にそっくりな機械が発明されて、人の半分のコストでおにぎりを作れるようになったとします。
つまり、作った人にあげていた50円のうち25円浮いたことになります。
そうしたらその25円はどこにいくでしょうか?
普通に考えて、おにぎりが75円になるか、値段は100円のままで浮いた25円が経営者のポッケに入るだけです。

ところが、この上記事の専門家は、その浮いた25円は変わらず作っていた人がもらえると言っています。

しかし、ひとつだけちゃんと渡す方法があります。
国が回収して、平等に労働者に配るのです。
なんなら、一人ひとりの労働力も完全に国が管理した方が話は早いです。
…なんだか既視感を覚える話です。

上記事がロシア発ですし、あいかわらず共産主義の夢を追い続けている人はいるようです。
もちろん、日本でも手を変え品を変え、同じようなことを言っている人は今でもたくさんいます。

世の中は徐々に便利になり、だいたい年に1%ずつ効率化されていると言われています。
逆を言えば、年に1%ずつそれまでやってきた人の仕事がなくなっているのです。

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