前半からの続きです。
また、ウォルター・セムキフ博士は、生まれ変わり研究の権威である故イアン・スティーヴンソン博士(Dr.Ian Stevenson)のケースを紹介しています。
ジェイムス・レニンガー(James Leininger)さんは2歳の頃から悪夢にうなされるようになりました。
そして夢うつつに「撃墜された!飛行機が燃えている!コクピットから脱出できない!」と苦しむのです。
驚いた父親が詳しく事情を聞いてみたところ幼い息子の身に不思議なことが起こっていました。
ジェイムスさんはゼロ戦などの第二次世界大戦時の戦闘機についてまるで当時を知っているかのように詳しかったのです。
セサミ・ストリートでは知り得ないこれらの知識は彼の生まれ変わる前のものでした。
このケースのすごいところはこのジェイムスさんが、過去生の自分の名前や当時の友人、出向した基地名をも憶えていたことです。
彼の記憶によれば名はジェイムス・ヒューストン(James Huston)、友人の名はジャック・ラーセン(Jack Larsen)、護衛空母ナトマ・ベイより出撃し、硫黄島上空での闘いで日本軍のゼロ戦に打たれ、戦死しました。
(年齢の差こそありますが二人はおどろくほど良く似ています)
昔といっても第二次世界大戦のことですから、関係者には存命している方もいるはずです。
そこで、幼いジェイムスさんは過去生での記憶を辿り、戦友だったラーセンさん、家族のヒューストン家の両親と妹を探しあて実際に再会を果たしたのです。
彼はヒューストン家の身内しか知り得ない情報をいくつも知っていました。
ちなみに、晴れて生まれ変わり会った両親は自分の記憶より随分と年老いていて少し悲しんだそうです。
後半に続きます。
今回ご紹介した写真はセムキフ博士のウェブページ『iisis blog』より拝借しました。
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