厚切りジェイソン「日本では、異なる意見=相手嫌いという勘違いが残念だな」(しらべぇの記事より)
アメリカのYouTubeのゲームの実況なんかを観てると感じることがあります。
とにかく「ああしろこうしろ」と、実況者への注文のコメントがとても多いんです。
システムや年齢層の違いはありますが、これが日本のニコニコ動画なら大変です。
まずファンが一番に駆けつけて「文句言うなら観るなよ」の大合唱でコメント欄は大荒れです。
その意味で、上記事の批判は確かに当てはまると思います。
ただ、一方で同じような内容でも、建設的な意見と文句にしか聞こえない場合があります。
このような違いはどこからくるのでしょうか?
それは「相手とより大きな目標を共有できているか」の違いです。
例えば、ある地元のサッカークラブ『サンマーメン横浜』の試合中のことです。
それで誰かが「選手はもっと真剣にやれ!」とヤジが飛んだとします。
それが一番のサポーターのものなら、誰も文句は言わないでしょう。
彼が誰よりチームのことを思って叱咤激励しているのが伝わるからです。
ところが、たまたま通りがかっただけのよそ者の発言だったら、決して気持ちのいいものではありません。
アメリカでは悩みを相談された時、聞かされた方は「シェアしてくれてありがとう」といいます。
自分に意見をしてくれる人とは誰でも、お互いより高い目標を共有しているという暗黙の了解があるのです。
当の本人達も否定するでしょうけど、やはりキリスト教文化がその根底にあります。
ただ、これはこれで息苦しい感じがするのが日本人の普通の感性なんじゃないでしょうか。
いいところは見習うべきです。
ですが、その自己主張文化にアメリカ人自身が疲れ始めてることはちょっと頭に入れておくべきです。
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