Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

武闘派女教師Y先生の思い出

2013-11-08 23:16:29 | コラム

「我慢の限界になった」 授業中に騒いだ小6男子を殴る…教師を書類送検 小田原(読売新聞)

僕が小学生時代を過ごしたのは神奈川県下でも1、2を争うガラの悪さと評判の自治体です。

小学校1、2年の時、時間割の自習の二文字はクラスを上げての祭りの合図でした。
男子は机をお立ち台にしておちんちんを振り乱し、その格好で嫌がる女子に詰め寄ります。
女子もホウキで応戦したりしてましたが、毎度毎度そんな狂乱の中45分が過ぎていくのです。

こんな野生動物たちを何十人も一手に抱えるのですから、担任先生のご苦労は察してあまりあります。

担任のY先生はまだうら若い女性でしたが、なかなか気合の入った武闘派でした。
忘れ物をしたものは教壇に横一列に並び、木のモノサシで太ももをバシッと叩きます。
それにもあきると、両耳を持ってそのまま宙に浮くほど引っ張るなんてこともしてました。

生徒の方はというと、例えるなら中世ヨーロッパの公開処刑に湧き上がる観衆そのものです。
今も変わらず抜けている僕もよく執行される方に回っていました。

それでも、みんなY先生のことは好きだったと思います。
フェアで裏表ないところは子供にも十分に伝わっていたのでしょう。
色つきメガネの奥で輝く眼光がいかにもドSな肉体派でしたが、感情に任せて怒っていた場面は記憶にありません。

今身を持って感じていますが、子供だからで済ませられない一線を飛び越えてくる本当にイヤなのは結構います。
上記事の先生も反省すべきは反省し、負けずに頑張って欲しいと思います。
本当にひどい先生ならさっさと割りきって怒りすらわかないでしょうから。

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※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

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