ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

有栖川公園あたり

2017年01月21日 | TOKIO散歩

都立中央図書館のある有栖川公園。江戸時代は盛岡藩主の下屋敷であったところが明治の中ごろに有栖川家の御用地となり、多少初期に高松宮家に引き継がれた後に昭和9年に公園に。
「有栖川」と聞くと10年くらい前に起きた結婚祝い金詐欺事件しか頭に浮かびません。この公園も初めて入りましたが青山墓地を過ぎて広尾に近づくにつれてお店や住民が「ハイソ」に見えてきます。
実際にイメージだけでなく港区は平均年収が902万円と東京23区でも断トツに高収入な人が多いらしいです。ちなみに私が愛する板橋区は平均年収第19位で350万円だそうです。いいね、落ち着くね。

そんな高貴な港区民様がくつろぐ有栖川公園は山の手台地の縁にあって、一番低地にある池に向かって緑濃いせせらぎがあるというやっぱり上品な公園なのでした。
入り口で特に止められていなかったので斜面だという事も知らないで自転車のまま中に入ったのですが、どう進んでも階段に行き当たってしまい図書館に向かうのに苦労しました。

結局最後にはこの階段を自転車を担いで登る羽目に。ひょっとすると自転車進入禁止だったのかも知れません。

広尾駅周辺から外国人だらけの街に見えたのですが、公園の中も完全に異国でした。この写真だって「チューリッヒにて」と書きたくなります。
でも子供はすごいですね。日本人の子供と外国人の子供が言葉ごちゃまぜで普通に走りまわっています。

図書館前の広場にあったふるちんで笛を吹く少年の像。まるで私のリアル少年時代のようです。
一番最初の池の写真で、左上に白い尖塔が写っています。あれが気になって図書館の帰りに調べてみたら、道一本挟んだ向かい側にあった教会の塔でした。キリスト教系なんですが異端と呼ばれる系の宗派です。

公園の下から近づくとこんな感じ。大変立派です。こちらの宗派はキリスト教の宗派別の比較で信者の平均年収が一番高いんだそうです。今日は年収の話多いな。

渋谷からそんなに離れていないのに、なんとなく近づきがたい広尾あたり。勇気を持ってもう少し散歩して見ましょう。


コメント (4)
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